崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「倉光君」

2012年02月10日 05時28分54秒 | エッセイ
一昨日の本欄を読んだ医師の倉光誠氏から野口まきこ氏のことについて聞かれた。私はバプテスト教会の教友だといった。彼は小学校の先生がその教会に住んでいたこと、小柄の女性であったことを記憶している。私は彼女が戦前(北)朝鮮の城津から引き上げて下関バプテスト教会に通ったことを知っている。このくらい一致するとほぼ同人物であると思うようになった。私はこのくらい一致する点からは裁判証拠にも採択されると冗談をしながら電話で確認できた。彼女すでに「倉光君」を知っていた。師弟関係が確認された。彼はもう一人の小学校の同級生の在日の方に会わせることができて彼の地元の人脈が広がるのを見て嬉しい。
 私も、小倉に韓国・小学校の後輩がいる。彼のことは詳しく知らなくとも無条件親しさを感ずる。なぜであろうか。人生のある部分を共有することの嬉しさであろう。今付き合っている人々との平凡、小さい人間関係がいかに大事なことであるかは後に自覚するだろう。(写真はわが部屋)