崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

秋入学

2012年02月01日 05時44分43秒 | エッセイ
 東大中心に秋(9月)入学が論議されて、大変な変革を起こしているように報道されている。韓国は植民地時代に日本と同様に4月入学であって戦後も学期は4月に始まった。その後3月入学へと変わった。今の話題は西欧社会、社会主義社会では広く9月入学が一般的だから国際化のために秋入学を言い出したという。私は早くから留学生の入学生に門戸を広げるよう秋入学を主張していた。
 このニュースを聞いて東大などいわば名門という大学が中心に革命的な発想があるのか、私はその論議に時代思想を変えるような発想があるのではないかと注目したが、失望した。カレンダーでいえば、「年号全面廃止」などを訴えたらいかがであろうか。それが真の国際化ではないか。「名門大学」とは高校の成績の優秀さによらざる得ないものではない。大学の構成員自体の思考と実行の優秀さによらなければならない。もっと社会的に指導的な素晴らしい革命的な発案を出してほしい。それが本当の「名門」であろう。