崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

毎回が最終講義のように

2011年07月02日 05時19分14秒 | エッセイ
 今毎回の授業に最終講義の気持ちで臨んでいる。学生に出席を確認し、それを要求する。私からは出席は教育の基本であり、教員から学生への関心であり、また大げさに言うと学生への愛情である。私のこの心は学生たちにも伝わったようで昨日も全員出席であった。講義は文化人類学、最終段階なので宗教に関するものを扱っており、、岩下、上寺の発表に続いて私が10余年前シベリアで撮ったシャーマンの映像を見せた。私のライフワークのシャーマニズム研究を振り返ってみることができた楽しい時間でもあった。白川君は「シャーマンの儀式の映像を見ていろんなシャーマンがいることを初めて知りました」とコメントを送ってくれた。シャーマンが神がかる主要な要素として激しい音楽(リズム)とダンスがあるが現代の若者のポップからでも見出せるということにはみな頷いていた。