バルバラ・カッサン 70歳
アカデミー・フランセーズ入り
デリダが創設した国際コレージュのディレクター、フランス国立科学研究センターの上級研究員などを歴任。
専門は、詭弁とレトリック、それらと哲学の関係。翻訳に関するパイオニア的研究で知られる。
翻訳不可能な言葉1500語を分析。
アラン・バディウは2007年に上梓した著書『諸世界の論理(Logic of Worlds)』の中で、「カッサンの仕事は,ハイデッガーの思想と言語論的転回の総合」と高く評価した。
なんと、バルバラ・カッサン氏は、SJDFが、2016年の秋季学会の主賓講演者としてお招きした方でした。
そして、この大会で私はSolange Naitô先生や秀樹先生とご一緒に、Atelier d'écriture のアトリエをオーガナイズさせて頂いたのでした。
なんという偶然、なんという光栄!長く生きていると、このように不思議な出来事に遭遇するものなのですね。
著書:
『詭弁の効用(L'Effet Sophistique)』(1995年)
編著書:
『ヨーロッパ哲学の語彙 (Vocabulaire Européen des Philosophies)』(2004年)([英訳]『翻訳不可能なものの辞典(Dictionary of Untranslatables)』
女性としてはユルスナー以来、36年目のこと!現在、35名のアカデミー会員のうち、女性は5名のみです。
http://blog.livedoor.jp/porte21-femmes21/