西尾治子 のブログ Blog Haruko Nishio:ジョルジュ・サンド George Sand

日本G・サンド研究会・仏文学/女性文学/ジェンダー研究
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女性哲学者バルバラ・カッサン:アカデミー・フランセーズ入り

2018年05月11日 | 手帳・覚え書き

バルバラ・カッサン 70歳
アカデミー・フランセーズ入り

デリダが創設した国際コレージュのディレクター、フランス国立科学研究センターの上級研究員などを歴任。
専門は、詭弁とレトリック、それらと哲学の関係。翻訳に関するパイオニア的研究で知られる。

翻訳不可能な言葉1500語を分析。
アラン・バディウは2007年に上梓した著書『諸世界の論理(Logic of Worlds)』の中で、「カッサンの仕事は,ハイデッガーの思想と言語論的転回の総合」と高く評価した。

なんと、バルバラ・カッサン氏は、SJDFが、2016年の秋季学会の主賓講演者としてお招きした方でした。

そして、この大会で私はSolange Naitô先生や秀樹先生とご一緒に、Atelier d'écriture のアトリエをオーガナイズさせて頂いたのでした。
なんという偶然、なんという光栄!長く生きていると、このように不思議な出来事に遭遇するものなのですね。

著書:
『詭弁の効用(L'Effet Sophistique)』(1995年)
編著書:
『ヨーロッパ哲学の語彙 (Vocabulaire Européen des Philosophies)』(2004年)([英訳]『翻訳不可能なものの辞典(Dictionary of Untranslatables)』


女性としてはユルスナー以来、36年目のこと!現在、35名のアカデミー会員のうち、女性は5名のみです。


http://blog.livedoor.jp/porte21-femmes21/

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