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西尾治子 のブログ Blog Haruko Nishio:ジョルジュ・サンド George Sand

日本G・サンド研究会・仏文学/女性文学/ジェンダー研究
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「われ愛す、ゆえにわれあり」

2014年09月19日 | サンド・ビオグラフィ

「われ思う、ゆえにわれあり」は「われ愛す、ゆえにわれあり」でなくてはならないはずなのです。

        ジョルジュ・サンド


「われ思う、ゆえにわれあり」は、かのデカルトの有名な言葉ですが、サンドは1857年の知人に宛てた手紙の中に、上記のような言葉を残しています。

サンド自身が生き、創作作品の中に描いた愛は、男女の愛から師弟愛、友愛、親子愛、兄弟愛、従姉妹愛、動植物への愛、また、芸術、文学(演劇、詩も含む)、民俗学、哲学、政治、科学、地質学、医学、薬学から骨相学、植物学、鉱物学あるいは神話や語学、料理、裁縫への愛に至るまで、その人生は様々な愛に彩られていたと言えるのでしょう。


画像は、1844年6月のショパンとポリーヌ・ヴィアルドです。
このデッサンを描いたのは、サンドの息子モーリスです。
ポリーヌに恋してしまった男性はツルゲーネフ、ベルリーズ、グノー、ミュッセなど数多くいましたが、モーリスもそのうちの一人でした。
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