オリオン村(跡地)

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今日は青松でOK

2013-08-02 02:17:45 | 千葉ロッテ

 

追いつかない程度の反撃、と言ってしまえばそれまでですが、最終回の攻撃は見応えがありましたしスタンドも盛り上がりました。
角中がファールで9球も粘ってのヒットで一死一二塁としての井口、今江でしたので、これで追いつけなかったのですから悔しいですが仕方がありません。
仕方がないとは言いながらも前日に男を上げたはずの早坂が今日はバント失敗でブーイングを浴びるなどして押し切れなかったのが敗因の一つですので、思わず立ち上がってしまった今江のライト線への打球に「ツキが無かった」で片付けるのではなく、流れを引き寄せる堅実な野球で明日からのビジター9試合を乗り切りましょう。

そんな敗戦の中で光ったのは、プロ初ヒット&初打点の青松です。
長距離砲と期待をされるだけのことはある火を吹くような打球をレフトに運ぶ一打は見事でしたし、繰り返しのガッツポーズに思わずこちらもガッツポーズです。
変化球への脆さがあるところでのストレート勝負はデータ不足による僥倖もあったのでしょうが、石井クラスから打てたのですから自信にもなるでしょう。
細谷が浦和に戻されてサブローが故障で離脱をしましたので右の代打の一番手に名乗りを挙げた青松は、あるいは左腕が先発のときのDHでのスタメンもあるかもしれません。
そんな夢の実現のために今後の代打でのチャンスをしっかりとものにできるよう頑張って欲しいですし、昨秋のキャンプで早々にキャッチャーミットを取り上げられてのスタートだった青松が輝けばチームにも勢いが出ると思いますので、伊東監督もきっと目をかけてくれるでしょうから遅れてきたシンデレラボーイと話題になるぐらいの躍進に期待をします。

福浦が堀と並ぶ、球団歴代3位の1827安打を2ヶ月ぶりのヒットで達成をしました。
今季はこれでようやくに20安打目と寂しい限りですが、本人が言うようにこのヒットをきっかけに上昇カーブといきたいところです。
ただブラゼルを外してまで、しかも一塁で福浦をスタメンに起用をしたベンチの意図が今ひとつ分からないのが正直な思いであり、そもそも一軍にいること自体が不思議かつオフに向けて福浦のためにもならないのではないかと考えているだけに、ちょっと微妙な感じもあります。
井口を休ませるためのDHであれば一塁は大松でよいですし、また過去の対戦成績によるものでもなさそうですから、ベンチには他に積極的に使いたい理由があったのでしょう。
そうなれば最終テストなんて言葉が脳裏をよぎったりもするのですが、久しぶりの快打と言えるタイムリーの後は見る影もない凡打が続いただけに評価が難しいです。
明日のスタメンはどういったものとなるのか、非情采配の行方から目が離せません。

さて唐川です。
相変わらずに良くも悪くも唐川らしいピッチングは三回まではパーフェクトながらも二回り目に入ってから躓いての4失点ですので、リーグ最多の8敗目にダントツで最下位な防御率4.42がなるほどと思えてしまう空中分解な撃墜といった黒星となってしまいました。
前日の古谷と数字的にはさして変わらないストレートに伸びが感じられなかったのが一番の不安材料で、前回の登板での伊東監督の苦言を意識したのか里崎をして珍しくもカーブを多投する組み立ては悪くはありませんでしたが、何にせよボールがなかなかに低めに集まらなかったのが炎上の理由でしょう。
アブレイユにはそのカーブを軽々とスタンドに運ばれてしまい、その気持ちの整理のつかないままだったのか中田にはど真ん中に近いストレートをバックスクリーンですから呆然と立ち尽くすその背中にかける言葉もなく、交代を告げたときの伊東監督を見れば信頼度はかなり下がっているように感じられました。
このままであれば一回りは抑えられても中盤で捕まるといった繰り返しでしょうし、ますます厳しさが増しそうです。
あの真っすぐで抑えられるわけがない、と言い放った伊東監督が今日の唐川を見てどういった手を打ってくるのか、何らかの動きを期待します。

 

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日本ハム 

0 0 0 2 0 2 0 0 0 4 9

0

千葉ロッテ

0 1 1 0 0 1 0 0 0 3 11

0


◆7月31日(水) 千葉ロッテ-日本ハム13回戦(ロッテ7勝6敗、18時15分、QVCマリン、14,806人)
▽勝 屋宜 2試合1勝
▽S 武田久 27試合2勝1敗16S
▽敗 唐川 17試合5勝8
▽本塁打 アブレイユ22号(唐川)、中田23号(唐川)

▽バッテリー
千葉ロッテ 唐川、服部、南、ロサ、松永―里崎
日本ハム 中村、屋宜、石井、増井、宮西、武田久―大野、鶴岡

 

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