オリオン村(跡地)

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海坊主が今季初勝利

2013-08-12 00:37:56 | 千葉ロッテ

ビジター9戦は3カードの全てを2勝1敗で勝ち越しての6勝3敗ですから目論見どおりで、上がそれ以上ですのでなかなかにその差は縮まりませんが、とりあえずは週明けの地元での首位攻防戦と呼ぶにはおこがましい直接対決に向けての挑戦権はしっかりと手中にすることができました。
ただフル回転の中継ぎ陣にエース格の西野の離脱と満身創痍に近い状態ですから、その勝利に浮かれてばかりもいられません。
古谷、グライシンガー、西野で勝負に出る特攻ローテが西野が欠けたことで成立をしなくなったことからして、その初戦が大事とは言っても古谷とグライシンガーを中5日で回す必然性は薄れましたので、そのあたりの再編も含めて9月までをも視野に入れた立て直しを願います。

大谷がようやくに五回を投げきっての白星で、今季初勝利を手にしました。
その5回を87球ですからテンポももう一つでしたが、前回の登板のときのように高めに抜けるボールは少なく低めを意識しつつ攻めの姿勢は見て取れましたので、先発としては物足りないイニングながらも63球を投げてからの中4日ということを考えれば充分に頑張ってくれたと思います。
目標としていた五回に達したことは最低限だと満足をしていないコメントは心強いですし、今後もローテーションでの起用をされるのでしょうから大きな一勝です。
味方が点を取ってくれた直後の失点など改善をすべき点は多々ありますが、苦しい台所事情を救うべく海坊主の奮投に期待をしましょう。

六回からはレデズマ、内、ロサ、松永、益田の継投で、今日も早め早めの交代は右左にこだわってのリレーでした。
先陣を切ったレデズマが蹴躓いたピンチを内が凌いで以降は三者凡退で切り抜けましたので、リリーフ陣の全員をお立ち台に呼びたいぐらいです。
ただどうしても頭数が増えると打たれる投手も確率からすれば増えますから、こんな継投が最後まで持つはずもありませんし、やはり先発には頑張ってもらわなければなりません。
そのためにも特攻ローテなどは取り止めるべきですし、先発の責任イニングを明確にして戦っていきたいです。
そして4点リードでの九回に5連投となる益田を使う必要があったのか、こういった無駄遣いをするからこそ益田が打たれても責める気にはなかなかなれません。
繰り返しになりますが肩を作っていたとしてもブルペンとマウンドでは疲労度は雲泥の差でしょうし、相手の投手交代などで服部らが準備をするだけの時間はあったはずです。
もし最後は益田と決めていたから他の投手は既にあがっていたというのであればブルペンの怠慢ですし、昨年を上回る登板ペースの異常さをベンチには考えてもらいたいです。

打線はやや遅れながらも終盤に追加点が取れましたので、ちょっとだけですが一安心です。
高濱が左腕からヒットを打ち、また途中交代の塀内も貴重なタイムリーツーベースを放ちましたので、根元が戻ってくるまでのサバイバルを楽しんでもらいたいです。
岡田がバントを試みるケースが増えてきたのも喜ばしいですし、タイミング的にはあれっと思った伊志嶺の盗塁もチャレンジとしては拍手をするべきでしょう。
ラストチャンスだったのかもしれませんが大松を使いたいところで最後まで青松に打たせたことは、これで浦和に戻されてもまた次の目が出てきます。
左偏重のベンチ構成のために結果的に左腕に左打者があたることも経験という点では歓迎をすべきなのでしょうし、頭数の少ない野手ですので助け合い、そして競い合いながら残りの二ヶ月を悔いのないプレーの積み重ねとしてくれればと思います。
最大の気がかりはやはり初夏の扉に手をかけてしまったように見える井口ですが、地元での6連戦に腰を据えることで少しでも夏の訪れが遅らせられることを願います。

 

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千葉ロッテ

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日本ハム

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◆8月11日(日) 日本ハム-千葉ロッテ17回戦(ロッテ9勝8敗、13時、札幌ドーム、28,981人)
▽勝 大谷 6試合1勝2敗
▽敗 吉川 18試合6勝10

▽バッテリー
千葉ロッテ 大谷、レデズマ、内、ロサ、松永、益田―里崎
日本ハム 吉川、谷元、増井、榎下―大野

 

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