オリオン村(跡地)

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五人の侍

2013-02-08 23:54:46 | 千葉ロッテ

高いレベルでの外野のレギュラー争いに注目が集まりますが、さりげなく一塁の争いからも目が離せません。
主砲として期待をされるホワイトセルに巧打の福浦、復活を期す大松に打撃を活かしてのコンバートの青松、そしてサブローの五人が一つのポジションを競い合っています。
こぼれたうちの一人はDHに流れるのでしょうがそれでも倍率は高く、崖っぷちの選手が多いだけに切実感も漂います。
そのヒートアップがチーム全体の底上げに繋がれば理想的なのですが、さじ加減を間違うと乱の予感もありますから、伊東監督らの手腕が試される試金石にもなりそうです。

ロッテ 5人で一塁争い!最大の条件は「打てること」 (2/8 スポーツニッポン)

ロッテの福浦、サブロー、ホワイトセル、大松、青松の5人が一塁定位置をめぐって激しいバトルを展開している。
伊東監督は「第3クールからの実戦練習で(20日からの)沖縄本島に連れて行く選手を決める。ベテランでも2軍でやってくれという選手も出てくる」とサバイバルを宣言した。
指揮官が一塁手に求める最大の条件は「打てること」。
2000安打まで残り193本の福浦は打撃練習で鋭い当たりを連発。
「DHより守備をしている方がリズムをつかめる。2000本も近いので一塁手として1試合でも多く出場したい」。
4番候補の大松は、伊東監督からアドバイスを受けながらコンパクトなスイングを習得中。
「沖縄本島に行けないなら、レギュラー獲りなんて言えない。今はイメージと体が一致している」と、生き残りに自信をのぞかせた。

伊東監督が大松に気を置いているような報道がされていますので、現時点では大松にアドバンテージがあるようにも思えます。
そうなればホワイトセルがDHに回されることが濃厚で、ベテランの福浦とサブローは代打の切り札のポジションとなるのでしょう。
しかし伊東監督は結果を求めそうですので昨年までのように打てなくても使い続けるといったことにはならないのではないかと、また自らが内野手に転向をさせた青松にもチャンスを与えるでしょうから、誰が最後に一塁ベースの脇に立っているかは予断を許しません。
写真には見当たらないサブローが本格的に一塁手として練習をしているのか、外野はもう捨てた、捨てさせられたのか、現地からの情報も欲しいところです。
かなり平均賃金の高い争いの決着がシーズンに入ってからも続く、そんなサバイバルに期待をします。

ロッテ田村がライバル心「僕は13発」 (2/8 日刊スポーツ)

2軍キャンプで汗を流すロッテのドラフト3位・田村龍弘捕手(18=光星学院)が7日、ライバル心をむき出しにした。
同期入団ルーキーがメディアで連日報道される姿に刺激を受け「大谷(日本ハム)が7発、北條が4発って騒がれてますけど、僕は13発スタンドに入れましたよ」と発奮した。
2軍キャンプでは、連日の特守で捕手の基礎を学んでいる。
青山2軍監督が「いいものを持っている」と話すなど、打撃への評価は上々のようだ。

同じように第二捕手の争いも活発なようで、そんな中で今季にすぐというわけにはいかないでしょうが、里崎の後継者レースに田村も殴り込んでもらいたいです。
あれだけ人材不足だった外野陣が数年で様相が一変したのですから、3年後に小池、江村、田村の三つどもえだって充分にありえます。
田村は捕手歴が浅いだけに「一に練習、二に練習、三四も練習、五も練習」ぐらいのつもりで、野球以外のことは捨てるといった覚悟が必要でしょう。
小柄ながらもパワーのある打撃は評価が高いようですので、そのアドバンテージを活かすためにも捕手としての基礎力を上げることが求められます。
まだあどけなさの残る田村が戦う男の顔つきになるまで何年を要するのか、楽しみに見守りたいと思います。

 

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