オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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狙ってもらおうじゃないの

2013-02-15 02:40:58 | 千葉ロッテ

根元が大きな目標にめがけて、今季も全力でプレーをしてくれそうです。
人によっては鼻で笑ってしまうであろう無謀とも言える目標かもしれませんが、それを目指すことこそが大切だと思います。
昨年に根元があれだけの活躍をしてくれることをどれだけのファンが予想できたかと考えると、ひょっとするとひょっとするかもしれません。

「ゴールデングラブ賞ねらう」ロッテ・根元、攻守そろった遊撃手目指し奮闘 (2/13 産経新聞)

昨季ロッテの正遊撃手に定着、7年目で初の規定打席(打率.279=リーグ13位)に到達した根元が今キャンプ、新しい背番号2で奮闘中だ。
オフに自ら申し出て背番号を32から変更。
「前年以上にしっかりやらなければ」という決意の表れだった。
1桁の背番号はプロ入り時からの夢でもあり、「背番号で野球をやるわけではないが、自分のモチベーションになるし、責任感も生まれる」と考えている。
昨季は得点圏打率.298(リーグ10位)と勝負強さを見せており、打てる遊撃手として周囲の評価は高い。
今季は「もっと得点圏でのバッティングを考えたい」とする。
「最低でも(進塁打などで)状況の変化を作れば、打線につながりが出てくるので」
課題は守りだ。
昨季の遊撃での守備率(.967)と19失策はともにリーグワースト。
オフから足の運び方、ボールへの入り方といった基本動作を繰り返し練習し、「キャンプでは動きも変わってきた。自分の中で新しいものが生まれている。シーズンが楽しみ」と手応えを感じている。
3月に満1歳を迎える長男の成長を励みにしている。
「やっぱり息子の物心がつくまではプレーしたい」とほほ笑む29歳は、「今年は本気でゴールデングラブ賞を狙うつもり。はつらつとプレーしたい」とファンへ誓っている。

ようやくにレギュラーを手にしただけにともすれば守りに入ってしまってもおかしくはないのですが、そうなってしまえば気がつかないうちに下り坂です。
常に現状に満足をせずに向上心を持ってやってこそ成長があるのだと思いますので、この根元の挑戦を力一杯に応援をしたいです。
もちろんその数字が表すように上手いか下手かと問われればまだまだ下手な部類に入る根元なのでしょうが、「なぜあの距離で悪送球なんだ」と嘆きまくっていた魔送球が嘘のように昨季の根元の守備は上達をしましたから、その成長線は急角度で伸びていると考えれば夢を追っても罰は当たらないでしょう。
基本をしっかりと繰り返し学ぶことが自信に繋がるのか本人も手応えを感じているようですし、是非ともそれが少しでも結果に表れてくれればと願います。
打てる遊撃手とは持ち上げたものですがその9本塁打は意外以外の何ものでもありませんでしたので、今季も打撃に守備にいろいろな意外を見せてくれれば今岡から引き継いだ背番号2も映えるでしょうから、幕張の要潤が球界を代表する内野手へのとっかかりとするシーズンとなることを期待します。

 

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ジャック・リーチャー

2013-02-15 02:11:31 | 映画

年末年始にフリーパスポートでそれなりの作品を観たことで疲れたわけでもないのですが、暫く映画館から足が遠のいていました。
これといって観たいと思える作品が無かったこともありますし、身の回りの整理に時間をとられたこともその理由です。
そんな状況も一息ついて、ようやくに面白そうなラインナップが揃う早春となりましたので、またぞろ活動を始めることにします。

アウトロー

パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン

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そんなこんなで今日に観たのは「アウトロー」で、自分としては安心印のトム・クルーズです。
相変わらずに50歳には見えない若々しさとアクションは見事なもので、見習えるものなら見習いたいものです。
無差別殺人の容疑者が取り調べで「ジャック・リーチャーを呼べ」と応えたところから話が始まり、その主人公たるジャック・リーチャーが望まないまでも真実を知るべく謎に立ち向かっていく、そんなシンプルなストーリーがいつもどおりに自分にはピッタリでした。
ビッグネームだけに期待外れだったなんて評もチラホラと聞こえてはきますが、130分の長丁場が気にならないぐらいに面白かったです。

邦題や公式サイトの宣伝は例によってどうかとは思いますが語呂的に「ジョン・カーター」に被る感じもありますので置いておくとしても、自分としてどうにも気になったのは戸田奈津子の翻訳で、一つだけしっくりとしないままに終わってしまったシーンがありましたので機会があれば実際は何を言っていたのかを確認したいです。
自らの英語力の拙さが悪いと言ってしまえばそれまでですが、喉に刺さった小骨のように気になって仕方がありません。
それがなければあるいは満点でもよかったと思えるだけに、Blu-rayの発売日をチェックしていこうと思います。


2013年2月14日 鑑賞  ★★★★☆(4点)

 

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探偵はバーにいる

2013-02-15 01:17:58 | 読書録

探偵はバーにいる

早川書房

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一昨年に映画化をされたものが面白かったので手を出してみたのですが、同名ながらも映画の原作はこちらではなかったようです。
調べてみれば「ススキノ探偵シリーズ」の二作目が原作とのことで、ストーリーが分かっているので楽しめるかと肩に力が入っていたのが一気に抜けてしまいました。
そのシリーズの記念すべき一作目となるこの作品は20年以上も前のものですのでどこか昭和の雰囲気が漂いますし、雑然としたススキノの描写が主人公の独白といった形でくどいほどに出てきますので好き嫌いが分かれるような気もしますが、やや柔らかめなハードボイルドが自分にすんなりと入ってきたことが意外で戸惑ったりもしています。
あまり登場人物に共感できるところがなかっただけに不思議な感じもあり、これも導入としての映画が素地にあったからなのかもしれません。

探偵とは言いながらも実質的には何でも屋のような主人公の「俺」が、ひょんなことから後輩の彼女が行方不明になった相談を受けたことから話は始まります。
そこにデートクラブの殺人事件が絡み、乗り気ではなかった「俺」がいつの間にか本腰を入れて探し回ります。
どうでもいいようなサブストーリーのまったりとしたテンポと核心に迫るところのスピーディーさのギャップにかなり疲れはしましたが、このメリハリにぐっと引きつけられました。
謎解きは大したことはないなと高を括っていた最後の最後に「俺」とともに打ちのめされた自分がどこか心地よく、暫くはこのススキノに滞在をすることにします。


2013年2月14日 読破  ★★★★☆(4点)

 

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