電脳筆写『 心超臨界 』

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( ジョン・ゲイ )

従軍慰安婦という嘘 《 ルーズベルト神話と慰安婦性奴隷説——目良浩一 》

2024-10-22 | 04-歴史・文化・社会
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■緊急拡散宜しく『日本を崩壊へ導く「選択制夫婦別姓」問題』
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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2015年に、アメリカの代表的な日本史の学者189名が連名で、日本側の性奴隷説否定論に対して反対意見を表明した。そこには、ハーバード大学の学者も、コロンビア大学の学者も名を連ねている。真実に基づく歴史を追及しているはずの学者が、そのような傾向を持っていることは驚くべきことであるが、彼らにとっては、歴史の真実よりも、政治的な都合の方が重要なのである。


◆ルーズベルト神話と慰安婦性奴隷説

『アメリカに正義はあるのか』
( 目良浩一、 ハート出版、2018年04月13日、p101 )

慰安婦問題というのは、誰が考えついたのか不明であるが、アメリカにとっても都合のよい話題である。「東京裁判」で明らかになったように、アメリカにとって、日本は邪悪な国でなければならない。東京裁判では、連合国側によって、日本国は軍部やほかの少数の政治的な指導者によって独裁政治に走り、周辺の弱小国家を侵略して巨大な帝国を築こうとした侵略国家であると規定されている。そして、慰安婦問題は、この構想にぴったりとはまり込むのである。

日本の軍隊は、周辺の国の女性を奴隷のように扱いながら、他国への侵略を進めた、と考えると、東京裁判史観に適合する。よって、米国としては、実は歓迎するべき事実なのである。

しかも、この話は、よく出てくる「フランクリン・ルーズベルトが太平洋戦争を起こした」という「米国責任論」に反撃するための道具にもなる。

ルーズベルト大統領は戦略家で、大多数のアメリカ人が国外の戦争にかかわるのを躊躇していた時に、日本に真珠湾を攻撃させることによって、アメリカの世論を一夜のうちに逆転させ、第二次世界大戦に突入した、という説である。さらに、日本が騙し討ちをしたと唱えて敵愾心を鼓舞し、米国を勝利に導いた、米国にとっては偉大な戦略家であった。

しかし、その代わりに彼は、残忍なことを幾度もやっている。「米国責任論」によれば、パールハーバーに日本の攻撃が来ることを知りながら、現地の司令官に通知せず、自国の海軍の兵士を多数犠牲にしたし、それでなくとも、日本の都市を爆撃して、一般市民を多数虐殺し、さらに原子爆弾の製造も指示している。さらには、戦争開始直後に12万人の米国西海岸の日系人を強制収容所に入れて、彼らの資産や職業を略奪した。

彼はこれらの荒療治をすることによって米国の経済を恐慌から救い出し、戦争に勝つことによって米国を世界の覇者に仕立て上げた。

真珠湾の真相は、いまだに極秘とされているので「米国責任論」には決着がついていないが、米国では今もなお、彼は英雄であり続けている。たとえ「米国責任論」が確定したとしても、その地位が崩れることはないであろう。

この国家的英雄の名を汚す可能性のあるのが、第二次世界大戦における米国の戦争勃発責任論である。最近では、この責任論がかなり台頭してきており、ハーバート・フーバー元大統領の回顧録などが読まれている。

このような米国戦争責任論に鋭く対抗するのが、実は慰安婦性奴隷説なのである。そのため、日本の戦争責任論が消えかかった1990年代ころから、この話題が脚光を浴びるようになり、アメリカの指導者層が、これに飛びついた。

このような理由から、慰安婦の「真実」は、実は米国にとっては「不都合な真実」なのである。だからこそ、アメリカの本格的な日本史の学者までもが慰安婦性奴隷説に与(くみ)していると、解釈できるのである。

2015年に、アメリカの代表的な日本史の学者189名が連名で、日本側の性奴隷説否定論に対して反対意見を表明した。そこには、ハーバード大学の学者も、コロンビア大学の学者も名を連ねている。真実に基づく歴史を追及しているはずの学者が、そのような傾向を持っていることは驚くべきことであるが、彼らにとっては、歴史の真実よりも、政治的な都合の方が重要なのである。
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