Chemin♪お菓子の小径(シュマン♪おかしのこみち)

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Madeleine(マドレーヌ)☆貝殻型はフランス・ロココ時代を想わせる・・・

2009年07月17日 | ギフト・ラッピング

久しぶりにマドレーヌの登場です。

マドレーヌ・・・この有名な焼き菓子は、私にとって原点のようなお菓子です。

美しい貝殻型、ふんわりとバターとバニラが香るかわいらしいマドレーヌを初めて作って以来、うちで焼くお菓子のおいしさの虜になってしまいました。

Chemin♪の焼き菓子のなかでも、素朴ながら人気のマドレーヌ♪

Chemin♪のお菓子をご愛顧くださるMさまより、このマドレーヌのファンだというKさまへのギフトのオーダーいただき、久しぶりにマドレーヌのみをゆっくりと焼きました。

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さて、このマドレーヌには素敵な逸話があります。

マドレーヌ・・・それは愛娘の幸せを願ってやまない美食王の親心が託されたお菓子でした。

美食王とは、時は17世紀、ポーランドの「スタニスラス・レクチンスキー王」(後に亡命してフランスのロレーヌ公となる)

愛娘とは、レクチンスキー王の娘で、時のフランス王ルイ15世妃「マリー・レクチンスカ」です。

ルイ15世といえばフランス王朝全盛時代で、ベルサイユのスーパースター「ポンパドゥール夫人」を寵していました。

寂しい思いをしている愛娘を想い、美食王は次々とめずらしい料理やお菓子をマリーへ届け

マリー妃も、届けられた美食でサロンを一杯にしてルイ15世の気持ちをわが身に引こうと願いました。

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美食王が愛娘マリーに贈った美食のひとつが「マドレーヌ」です。

マドレーヌはあっという間にベルサイユ宮で人気となり銘菓となりました。

後にコンメルシー地方のお菓子屋さんが高額な金額でレシピを買い取って以来、一般に売られるようになったので、私たちも今マドレーヌを作ることができるわけです♪

マリー・レクチンスカ王妃はポンパドゥール夫人に比べると歴史上でも有名ではありませんが、美食王と愛娘の残したお菓子は後生まで残る銘菓となりました。

マリー王妃はルイ15世にはなかなか振り向いてはもらえなかったかもしれませんが、明るい性格の彼女のサロンはいつもおいしいお菓子やお料理の話題で賑わい愛されたそうです。

マドレーヌのお話は、今田美奈子先生の著書、私の愛読書「貴婦人が愛したお菓子」より引用させていただきました。

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Kさまへマドレーヌが無事に届いたかな・・・♪

ロココのベルサイユへ想いをはせながら、ひとつひとつ丁寧に焼かせていただきました。

優しいサーモンピンクのBOXに詰めてラッピグしました♪

写真に一緒におさまっているお花は、ベランダのプランターのもの♪

長男の通っていた高校に進学された息子さんに制服や体操服をもらっていただいたTさんから「お礼に・・・」とバラの鉢植えをいただきました。

とってもかわいいミニバラ♪

プランターにマリーゴールドと一緒に植え替えたものが新しい花を咲かせています。

根が付くかどうかとっても心配だったのですが、よかった~!

ではまたね♪ See You~!

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