日本では、百歳のお誕生日を「百寿」(ひゃくじゅ)と言います。
そして「百」を「もも・・」と読めることから「百寿」を「桃寿(とうじゅ)」とも呼ぶそうです。
「桃寿」、なんとも美しく、ことのほかおめでたい気持ちにさせてくれる言葉です。
このたび書家の丹羽名甫先生より、百寿(桃寿)お祝いのシュガークラフトをオーダーいただきました。
百歳をつつがなくお迎えになられたのは名甫先生の大切なご友人Sさまののお母様です。
「おめでたい桃寿にちなんで綺麗な桃色のケーキを」とのご希望です。
桃寿(百歳のお誕生日)のお祝いに☆桃色のシュガーケーキデコレーション
直径10センチの小ぶりのケーキですが、その小さな空間に精一杯のお祝いの気持ちをこめさせていただきました。
ウエッジウッドのジャスパーピンクに近い少し落ち着いたピンク色のケーキ。
ケーキサイドのフリルは奥から手前に向かって緩やかなカーブを描きます。
フリルをそっとおおう様にロイヤルアイシングで作ったレースを施しました。
細く繊細なレースを編むように一枚一枚シアイングを絞り、完全に乾いたものを
ひとつひとつケーキに貼り付けていきます。
呼吸ひとつ控えて行う繊細な作業。
それこそが、その作業の間中「心よりのお祝い」だけを願っている証です。
同系色でお作りしたバラの花。
バラは花びらに少しフリルのある華やかなバラを目指しました。
百寿(桃寿)のお祝いのケーキを作らせていただけるなんて・・・
長寿大国日本といえども、この先何度もあるでしょうか?
本当に貴重なケーキをお作りさせていただきました。
東京の外国人特派員記者クラブで行われた百寿の祝賀会に名甫先生はこのケーキを大切に大切にお持ちになってくださいました。
喜びと感動にあふれたすばらしい盛大な祝賀会。
桃寿にちなんだピンク色に彩られ、HAPPYで一杯だったことでしょう。
そして、なんとそのHAPPYでいっぱいな貴重なお写真を一枚、名甫先生よりお借りして参りました。
Sさま、そして百歳をお迎えになられましたSさまのお母様、このたびは本当におめでとうございます。
心よりお祝い申し上げ、ますますのご健勝をお祈り申し上げます。
そして名甫先生、オーダーとお写真をありがとうございました。