今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

「沢田研二特集 夜のヒットスタジオ」が盛り上がってない件

2021年08月11日 | 夜のヒットスタジオ
 CSのフジテレビTWOでは、昨年5月から約1年に渡って「西城秀樹追悼特集 夜のヒットスタジオ 西城秀樹出演回傑作選」を放送し、結構各方面で盛り上がってた感じはあります。それが終わって現在は沢田研二特集をやってますが、あまり盛り上がりは感じられません。

 何が原因かというと、ジュリーの出演回は結構な割合でヒデキも出てたので、昨年の特集で放送された回が多いこと。今月も2回分放送されますが、片方は昨年も放送された回なので「またか…」という感じ。ヒデキも出た回を除外せよとはいいませんが、それならそれでもっと放送頻度を上げて貰えばと思った次第。私もジュリーは見たいし、井上尭之バンドも見たいし、期待は高いわけです。

 そんな中、今月25日(水)23時から放送の回は注目です。1977年10月24日放送回なのですが、私は多分これまでに再放送では見たことはありません。というのも、出演者と演奏曲は以下の通り。

郷ひろみ/帰郷
小柳ルミ子/湖の祈り
矢吹健 ルララ・リララ
荒木由美子/ヴァージン・ロード
清水由貴子/ほたる坂
河島英五/酒と泪と 男と女
河島英五/約束
しばたはつみ/マイ・ラグジュアリー・ナイト
沢田研二 ※演奏 井上堯之バンド 憎みきれないろくでなし
狩人/コスモス街道

 河島英五さんがヒットスタジオに出てたのは記憶がないのですが、2曲も歌ったのですね。これは是非見ねばと思います。この人もそうですが、清水由貴子さんとかしばたはつみさんとか、既に見られない人も出てるのでこの回は注目です。

 荒木由美子さんも、歌番組で見られるのは珍しいかも。私は当時は当然目にしてましたが、「美形なんだけど…」と思ってたくらいで特に反応せず。それが大人になってからアイドルポップスのオムニバスで「渚でクロス」を聞いて、結構いいなぁとか。

 あの低音から中音域にかけての、結構太いけど割と色っぽいというか、そそる感じの歌声は魅力だと思う次第です。特に実力派ではないと思うのですが、彼女に歌わせようと思った人は偉いですね。大ヒットはなかったですが。

 ということで、その放送回は期待します。見られる環境の方は是非どうぞ。

SPRING カムカム プレゼント > ヤングセンス 1977年春号読者プレゼント

2021年08月10日 | 日記・雑記・ただの戯言

 「ヤングセンス」とは集英社の音楽雑誌で、「ヤングフォーク」とか「guts」などと同様に芸能関係よりはフォークニューミュージック系の指向で、どちらかというと邦楽中心。ちなみに季刊なので月刊誌ではありません。

 この号では「春のポップギター教室」「初めてのギター」「リズム突破術」「春のフォーク新曲・海外の新曲・日本のポップス」という記事がありました。

 それで、最後の読者プレゼントのコーナーを見てたら、そこにこの時代の流行が見えるのではないかと思った次第。しかも「SPRING カムカムプレゼント」という名称がついてるあたり、あまりいけてないところに時代を感じます。

 その号のプレゼントとしては、

・小林麻美:資生堂「マイピュアレディ」のデカ版ポスター
・山崎ハコ:写真集
・丸山圭子:77年カレンダー
・因幡晃:ポスター
・ランボルギーニ・カウンタック:ポスター
・レックス:ポスター
・ソフィー・デカン:カネボウ「ピンキッシュくん」ポスター
・ラモーンズ:ポスター
・F1グランプリ:ポスター

などなど。

 音楽雑誌なので月刊明星とは違い、百恵ちゃんとかピンクレディーのポスターではありません。山崎ハコ写真集というのはどの辺にニーズがあるかはわかりませんが、丸山圭子カレンダーというとちょっと欲しかったりします。カウンタックのポスターとかは「なんで?」という気もしますが、たまたま編集部で手に入ったのでしょう。

 ちなみに「マイ・ピュア・レディ」は、ご存じ尾崎亜美さんのヒット曲ですが、このポスターやCMの印象が強かったことと、この時に小林麻美さんが大きくイメチェンしたこともあって、「このCMに出ている人が尾崎亜美だ」と思った方も多かったとか。

 それで、私はこの時にこのプレゼントに応募したかというと、当時から「そんなもん、当たるわけがない」とか「発表は発送をもって、というプレゼントは編集部で山分けしてるに違いない」と思ってスルーしてました。当時当たった人もいるのでしょうか。

 なお、この号のカラーグラビアは、オリビア・ニュートンジョン、タニヤ・タッカー、マリリン・マックー&ビリー・デイビス Jr、ジャニス・イアン、南こうせつ、谷村新司、笠井紀美子、ダウン・タウン・ブギウギ・バンド、レイラ(男性デュオ)など。当然誰もお脱ぎになっていません。残念!(?)。まあ、そういう時代だったのでしょう。

筒美京平作品ならいくらでも語れる>歌謡スクランブル

2021年08月09日 | ラジオ番組の話題

 本日のNHKFM歌謡スクランブルは、「ヒットメーカー・筒美京平の世界(1)」でした。色んな曲がオンエアされましたが、語ろうと思えばいくらでも語れるので、気になったところのみチェックします。

 「雨がやんだら」は、当時からよく知ってましたがあらためて聞くと、あまり歌はお上手でないような気が…。(意見には個人差があります。) が、この方は宝塚歌劇団の出身なので基礎はしっかりしてそうな。う~む。

 奥村チヨの「嘘でもいいから」というのは、昔から一応知ってはいましたが、ちゃんと聞いたのは大人になってから。私は山口百恵の「あなた~の~ ××××が欲しいのです。」とか「あ~なた~が望むなら~ 私ナニをされてもいいわ~。」とか、そういうおじさんをモリッとさせるような曲は馬鹿馬鹿しいと思ってたのですが、この曲もなかなか。が、この曲は作詞が川内康範先生なんですね。

 川内康範先生というと、「月光仮面」の原作者でもあり「レインボーマン」「ダイヤモンド・アイ」「コンドールマン」なども書いてるわけで、そういう方が「撫で撫でして~ね~」という歌詞を書いてたのが本当に意外。さらに、調べてみたら映画脚本としては「ラーマーヤナ」もやってたそうです。ふ~む、世の中知らない事が多いです。

 「真夏の出来事」(平山三紀)は、ヒットした当時から曲だけは知ってたのが、10年くらい経ってからちゃんと聞いたら「こんなスカスカなアレンジだったんだ!」と驚きました。別に手抜きというわけじゃなく、イントロのリフを基本にした伴奏なので、あのままだと歌いにくかったのでは?と心配になったり。

 「夜が明けて」(坂本スミ子)という曲は知らないと思ってたのが、一応聞き覚えはありました。今あたらめて聞くと、こういうのがヒットチャートに上がるのはなかなか素敵な世界だったと思います。おしゃれな曲です。

 「愛の挽歌」(つなき&みどり)は、当時はよく聞きましたが最近ラジオで聞くのはすごく珍しいです。これも「真夏の出来事」同様に、素人はこのカラオケではなかなか歌いにくい感じはあります。

 「青いリンゴ」(野口五郎)は、今回あらためて聞いた感じは、今度カラオケで歌ってみたいと。まあ、今のご時世カラオケになかなか行けないのですが。

 「恋する季節」(西城秀樹)もめったに聞くことのない曲ですが、なんかサビ後のオブリガードに、カーナビーツの「お前の~すべ~て~」を使ってませんか?というのが新たな発見でした。

 最後はヒロミ・ゴーの「男の子女の子」。これは思い出すことがいろいろ。「河内のおっさんの唄」をヒットさせたミス花子さんが、テレビで生で歌う際はギター一本でやってたのですが、前半のセリフの部分はドスを聞かせて、後半の「河内の~おっさんのうた~」という部分は可愛く、というのを強調させて自分で合いの手に「ゴー!ゴー!」とか入れてました。この人は、MROラジオで「集まれC&C」という番組のパーソナリティーをやってたので、石川県民には結構馴染みがあります。

 そして、この「男の子女の子」は、かのスーパーギタリスト矢島賢さんがプロとして初めてギターをレコーディングした曲だそうです。この人は、「プレイバックパート2」や「少女A」「タッチ」などの印象的なギターで知られてますが、南沙織さんの「傷つく世代」もそうだし、アリスの「遠くで汽笛を聞きながら」などは歴史に残る名演と言われています。

 70年代から21世紀になるまで、それこそ物凄い数のレコーディングに参加したスタジオミュージシャンですが、我らがひっちゃんこと石川ひとみさんの「くるみ割り人形」「らぶ・とりーとめんと」のギターも矢島さんの演奏です。どちらも名演ですね。

 ということで、筒美京平先生の曲については、私のようなものでもいくらでも語れることがありますが、明日はその二日目です。歌謡スクランブルは「らじるらじる」の聴き逃しにもありますので、皆さん是非お聞き下さい。ゴー!ゴー!


ツイッター動画「きんぽうげ」再生500回超えました>おうちで甲斐バンド

2021年08月08日 | 甲斐バンド・甲斐よしひろ

 
 Twitterで公開している動画「おうちで甲斐バンド」ですが、その第9弾「きんぽうげ」の再生回数が500回を超えました。ステイホームが続く中、なんかできないかと思って今年の1月から始めた企画ですが、これは甲斐バンドの曲をイントロとかリフだけ弾いてみるというものです。これまで公開した動画は10本。

 幸い、下手だとかやめれとか冒涜だとかいう声をいただくことは無く、おかげさまで楽しく続けてきました。甲斐バンドのファンは優しいですね。自分としても、バンド活動ができない中で腕試しの意味でやってみたのですが、いざ撮影しようとすると緊張するし思い切って弾けなかったり。それでも、クリックに合わせて弾くのに段々なれてきたし、音色を考えたりするのも勉強になりました。

 ということで、ご愛顧に感謝の意味も込めてこれまでの10本を紹介しましょう。

第1弾 光と影

 これは2ndアルバム「英雄と悪漢」の3曲目。当時はライブでもよく演奏していたようですが、それをソロギター風にしたものです。が、甲斐バンドがライブでこのようにやっていたわけではありません。これはこのままのパターンで弾き語りで全部できます。

第2弾 かりそめのスウィング

 ご存じシングルの第三弾。シングルではフィドルによるイントロで、1回目の間奏がガットギター。初期のライブでは大森さんがエレキでイントロを弾いてましたが、こういう感じでやったのも聞いたことがあったので、そういう感じでエレガットで弾きました。現在間奏を練習中ですが、あともうちょっと。練習せねば。


第3弾 三つ数えろ

 3にちなんでこの曲のイントロをば。曲としてはかっこいいのですが、何しろアルバム曲なので、ほとんど受けなかった印象。やはりシングル曲か、あるいはハードなリフの曲が人気あるのだろうと思った次第です。これの弾き方は悩むところで、6カポとかもありかも。


第4弾 ダニーボーイに耳をふさいで

 これをやった理由は「すぐ弾ける」という事です。オリジナルアルバムには未収録だったので、シングル曲だった割には知らない人も多いかも。ちょっと単調過ぎたかも。

第5弾 ブライトンロック

 これはテレビで「BIG GIG」の映像を見たときに、「かっこいい~。絶対弾いてみたい。」と思ったものでした。それで実際弾いてみたところ、ポジション移動が激しいのでミュートは甘くなり、よく聞くと余計な開放弦の音がいっぱい鳴ってます。あれを涼しい顔でやった大森さんは偉大です。結構勉強になるフレーズなんですね。ちなみに、このセミアコを買ったのも大森さんに憧れて。ただし、これはヤマハのSA-700でギブソンではないです。


第6弾 ラヴ・マイナス・ゼロ

 これは同名アルバムのタイトル曲。「甲斐バンドってこんな曲もやるの?」と思った人も多いかも。シティポップになったとまではいいませんが、泥臭いロックばかりではないというか、80年代に入ると甲斐バンドも色々やってます。特に後期は腕利きのスタジオミュージシャンやコーラスも積極的に取り入れてて、そういうのを知らない食わず嫌いの人はとにかく聞いてみて下さい。これはイントロだけだと物足らなくて、Aメロの半分まで弾きました。


第7弾 裏切りの街角

 ご存じデビュー第二弾シングルで最初のヒット曲。覚えやすいメロディーが印象的なイントロです。こちらは、解散した時の武道館コンサートでやってたヴァージョンを参考にしました。レコードのバージョンの倍の尺になってます。


第8弾 カーテン

 5thアルバム「誘惑」のオープニングナンバー。この企画を始めるにあたって、これも絶対やってみたいと思ってました。なによりシンプルだけど凄くロックでかっこいいですし。(私の演奏はおいといて。) たまたまセミアコが壊れたからレスポールにしたのですが、弾いてみたらこれはやっぱりレスポールだろうと思ったものです。自分ではこれが一番気に入ってるのですが、案外再生回数が…。


第9弾 きんぽうげ

 4thアルバム「この夜にさよなら」に収録され、その後はライブのオープニングの定番になりました。スタジオのヴァージョンではタイトでややけだるい感じもするのに対して、ライブでは強烈なディストーションサウンドでビートの強いリフに変貌しました。こちらはそのライブヴァージョンのコピー。赤レンガ倉庫ライブの景気づけに公開したおかげで、多くの人にご覧いただけました。ありがとうございます。もうちょっとドラムの音が大きい方が良かったでしょうか。


第10弾 悪いうわさ

 3rdアルバム「ガラスの動物園」収録ナンバー。全編で8分もある曲ですが、間奏のギターソロをコピーしました。ほぼマイナーペンタですが、それだけでこんだけ弾き続けられるので、ごくごく基本的な流れではありますが、こちらも勉強になります。



 これをやるのに「なぜTwitter動画か?」というと、手軽なのもありますが長さ制限があるのでイントロだけ弾くには丁度いいということがあります。実は撮影はしたけど公開できるクオリティじゃと思ってボツにしたのもあり、公開目指してカラオケだけ作ったけどまだ弾けないのもあり。今後の目標は毎月1本。まだまだ行きます。


西慎嗣さんが紅白歌合戦でギターを弾いてた事が判明しました

2021年08月07日 | スペクトラム(ブラスロックバンド)
 
 昨日判明した衝撃の事実。西慎嗣さんというとご存じの通りのスーパーギタリストですが、キャンディーズのバックバンドMMPにてデビューし、その後スタジオミュージシャンを経てスペクトラムに参加。スペクトラム解散後はソロアルバムを発表したり、他のアーティストのプロデュース、スライ&ロビーとのコラボ、ナタデココでのバンド活動などを行いながら、ソロのライブ、他のアーティストのサポートなど、近年は相当活発に活動されています。(デビューからスペクトラム参加のあたりは「思い切り知ったかぶり「西慎嗣物語」」をご覧下さい。)


 そして、昨日判明したことは、1977年のNHK紅白歌合戦のステージでギターを弾いてたということ。それもMMPとしてキャンディーズのバックで1曲弾いたのではなく、紅組のリードギターとして参加していたそうです。

 以下、西さんご本人のTweetから。「NHKのプロデューサーに声をかけて頂いて、1977年の紅白で僕は紅組のリードギターとしてダン池田とニューブリードに入ってギターを弾いたんですよ。」と。

 一昨日、大阪での南佳孝さんのライブで西さんと共演した太田裕美さんが「ギター弾いてもらったの初めてだったかも…」とつぶやいたところ、「実は2回目なんですよ~。」と。その初回は1977年の紅白歌合戦で、曲は「九月の雨」。

 実は、1980年くらいのヤングギターで西さんがピンクレディーと対談した際に、「紅白歌合戦でキャンディーズとピンクレディーの両方の演奏をした。」という話をしてたのですが、あの時の紅白はキャンディーズの伴奏はMMPではなかったので「はて、どういうこと?」と思ってたのですが、40年以上経ってようやく謎が解けました。

 考えてみれば、西さんは1960年11月の生まれですので、1977年の大晦日の時点ではまだ17歳になったばかり。NHKのプロデューサーも随分思い切った起用をしたものですね。

 NHKというと「レッツゴーヤング」の演奏では、ビッグバンドに加えてリードギターとして山本トオルさんがいつも参加してましたが、ああいう位置づけだったのでしょうね。才能のある人は、年齢など関係ないという事でしょう。

 国民的番組である紅白歌合戦でリードギターを努めたなんていう経歴はどや顔で語っても良さそうなものですが、当の太田裕美さんも今の今まで知らなかったということで、西さんはなんと謙虚な人なのでしょう。プロフィールによると、幼少からクラシックピアノを学んだそうですから、譜面も問題なかったのでしょうね。とはいえ、あの大ステージではご本人は相当プレッシャーだったかと思います。何よりも本職のキャンディーズの方が解散を控えて全国ツアーの準備中だったので、それこそ西さんは寝る暇もなかったのではないかと思ったりしてます。

 いや、それにしても世の中知らない事が多いですね。とにかく、今年知った話としては一番の衝撃です。

セクシー・バス・ストップ/Dr.ドラゴン&オリエンタル・エクスプレス

2021年08月06日 | 昭和歌謡・アイドル歌謡

 昨日、筒美京平先生特集の話を書いてて、案外「セクシー・バス・ストップ」の事を知らなかったと気づきました。とはいえ、ヒットした当時も「洋楽のようであり、実は筒美京平作品でミュージシャンも全員日本人」というのは、週刊誌の記事で読んだかスポーツ新聞で見たか。今のようにネットのない時代でしたから、情報源は限られてたわけで私も中学に入るか入らないかというくらいの頃だったので、週刊誌見たとしたら床屋か歯医者の待合室で見たとかだったかもしれません。

 作曲は、Jack Diamondという名前になってますが、これが筒美京平先生の変名。こういうケースでは、ムッシュかまやつがアメリカのカントリー歌手であるタニヤ・タッカーの「ハロー・ミスター・サンシャイン」を作曲した際に「ミック・スチュアート」という名前にしてたことがありました。(なお、これはミック・ジャガーとロッド・スチュアートを合成した安易な名前だったとか。)

 そしてこの「Dr.ドラゴン&オリエンタル・エクスプレス」というバンドのメンバーは、Wikipediaによると林立夫(ドラム)、鈴木茂(ギター)、後藤次利(ベース)、矢野顕子(キーボード)によるものだそうです。とはいえ、女性コーラスも入ってるしパーカッションも大活躍してるしストリングスもありなので、実際色んな人が関わってるのでしょう。

 この曲は洋楽チャートでヒットしたそうですが、これを歌詞入りでカバーしたのは浅野ゆう子。私としては、浅野ゆう子ヴァージョンがそんなにヒットしたという記憶はなかったのですが、オリコンチャートでは週間最高12位だったそうです。結構売れましたね。私は当時テレビでしか聞いた事なかったのできわめてイメージ悪いです。(意見には個人差があります。)

 それで、Spotifyにはあるのだろうかと思ったら、この浅野ゆう子ヴァージョンはなく、オリジナルのDr.ドラゴン&オリエンタル・エクスプレスヴァージョンはありました。それも、「The Birth of Dragon+4」というアルバムまであったり。

 聞いてみたらアレンジも演奏もすごくかっこいいので、当時聞いてたらはまったかもしれないですね。今となっては仕掛けを知ってるので、ちょっと引いて見てしまいますが。

 ところで、昔から「なんで『バス・ストップ』がセクシーなんやねん?」と思ってたのですが、当時アメリカで流行してた「バス・ストップ」というステップを踊るための曲という事だったようです。そういう理由なんですが。まあ、田舎のバス停で時刻表見て「モリッ」ときてるセクシーなおじさんの事でなくてよかったです。(そんな奴いねーよ)

 とにかく、Spotifyを聞ける環境の方は是非どうぞ。ま、1回聞けばそれで満足という感じもあります。時流に乗った流行歌ってそんなもんでしょうか。


来週は筒美京平先生の特集です>歌謡スクランブル

2021年08月05日 | ラジオ番組の話題
 来週9日(月)~11日(水)のNHKFM「歌謡スクランブル」は、筒美京平先生の特集です。「特選」となっているので、もしや再放送でしょうか。それはともかく、これは聞いてみたくなるので感染対策にステイホームをさせようということなのでしょう(?)。

 月曜は60年代~70年代前半、火曜は70年代~80年代前半という感じ。この二日は聞いておきたいです。その二日のオンエア曲は以下の通り。

8月9日(月) 特選)ヒットメーカー・筒美京平の世界(1)

「ブルー・ライト・ヨコハマ」いしだあゆみ
「バラ色の雲」ヴィレッジ・シンガーズ
「ダンシング・セブンティーン」オックス
「さよならのあとで」ジャッキー吉川とブルー・コメッツ
「粋なうわさ」ヒデとロザンナ
「くれないホテル」西田佐知子
「雨のエアポート」欧陽菲菲
「おれは怪物くんだ」白石冬美、今西正男、大竹宏、兼本新吾
「サザエさん」宇野ゆう子
「雨がやんだら」朝丘雪路
「嘘でもいいから」奥村チヨ
「誰も知らない」伊東ゆかり
「また逢う日まで」尾崎紀世彦
「さらば恋人」堺正章
「お世話になりました」井上順
「傷だらけの軽井沢」ブレッド&バター
「真夏の出来事」平山三紀
「夜が明けて」坂本スミ子
「愛の挽歌」つなき&みどり
「私は忘れない」岡崎友紀
「ひまわりの小径」チェリッシュ
「17才」南沙織
「赤い風船」浅田美代子
「初恋のメロディー」小林麻美
「わたしの彼は左きき」麻丘めぐみ
「青いリンゴ」野口五郎
「恋する季節」西城秀樹
「男の子女の子」郷ひろみ


8月10日(火) 特選)ヒットメーカー・筒美京平の世界(2)

「よろしく哀愁」郷ひろみ
「夏のふれあい」フォーリーブス
「甘い生活」野口五郎
「ロマンス」岩崎宏美
「ひとり歩き」桜田淳子
「木綿のハンカチーフ」太田裕美
「にがい涙」スリー・ディグリーズ
「セクシー・バス・ストップ」オリエンタル・エクスプレス
「東京ららばい」中原理恵
「飛んでイスタンブール」庄野真代
「たそがれマイ・ラブ」大橋純子
「セクシャルバイオレットNo.1」桑名正博
「時代遅れの恋人たち」中村雅俊
「日曜日はストレンジャー」石野真子
「勇気があれば」西城秀樹
「センチメンタル・ジャーニー」松本伊代
「E気持」沖田浩之
「エスカレーション」河合奈保子
「君に薔薇薔薇・・・という感じ」田原俊彦
「魅せられて」ジュディ・オング
「よろしかったら」梓みちよ
「モロッコ」森進一
「愛しつづけるボレロ」五木ひろし


 この時代の筒美京平先生のヒット曲なら全部知ってるだろうと思ったら、さにあらず。月曜で知らない曲は「ダンシング・セブンティーン」オックス、「さよならのあとで」ジャッキー吉川とブルー・コメッツ、「粋なうわさ」ヒデとロザンナ、「夜が明けて」坂本スミ子など。

 また火曜日で知らないのは、「夏のふれあい」フォーリーブス、「モロッコ」森進一。など。こっちはほとんど知ってました。

 選曲でいうと、桜田淳子が「リップスティック」じゃないあたりが絶妙です。実際桜田淳子のシングルでは京平先生の作品ってかなり少ないですし。また、「セクシー・バス・ストップ」も浅野ゆう子じゃなくて、オリエンタル・エクスプレスなのが素敵です。なお、このオリエンタル・エクスプレスというのは当時は覆面バンドだったのでしょうが、Wikipediaによるとメンバーが後藤次利、鈴木茂、林立夫、矢野顕子らによるものだそうです。そりゃかっこいいに決まってますわ。

 筒美京平先生というと、私にとっては完全に南沙織さんの曲をいっぱい作った人という記憶。シングルだけじゃなくて、初期のアルバムでのオリジナル曲はほとんどそうでしたから、恐ろしいほどの数を作ってますね。

 一方、南沙織さん以外に私が大ファンのアイドルはキャンディーズや石川ひとみさんなのですが、そちらは確かオリジナル曲としての提供はなかったのではないかと。(アルバムやカセットアルバムでカバー曲として歌ってますが) そういう意味でなんというか客観的に見られるというと変な話ですが、本当にいろんな曲を作る仕事人だと思ってみてました。

 その他には、まあ大ファンとはいえないまでも結構好きな太田裕美さんや岩崎宏美さんには相当たくさん書いてますので、そこでの馴染みはあります。太田裕美さんは昔はテレビに出た時はできるだけ見る、ラジオで聞けば録音するけどレコードは買ったことなかったということで、CDの時代になってからようやくベストアルバム買ったりしました。いわゆる「友達以上恋人未満」という関係でしょう。(なのか?)

 岩崎宏美さんはデビュー当時はどうもあのおかっぱ頭というか、妙に健康過ぎるイメージが馴染めず、あんまり好きではありませんでした。が、大人になってからは流石に認めざるを得ず、今では結構好きな存在です。ここ何年かに発売したアルバムは買ったりもしてますし。何よりも、一時岩崎良美さんを追っかけてたので、私にとっては義理の姉のようなものです。(なのか?)

 そういう友達以上恋人未満の関係が本格的に発展する機会にもなるかもしれませんので(?)、来週の歌謡スクランブルは是非お聞き下さい。今はらじるらじるの聴き逃しサービスもありますから、パソコンやスマホがあれば放送後の1週間はいつでもどこでも雑音無しの高音質で楽しめます。どーですか、お客さん。

ラジオCMだけで既に萌えます>伊藤蘭コンサート

2021年08月04日 | キャンディーズ・伊藤蘭
 
 ラジオを聞いてると、伊藤蘭様のコンサートCMが流れてきて、キャンディーズのヒット曲が次々と、さらに最後は「恋するリボルバー」も聞けてあれは気分が高揚します。

 今回の「伊藤蘭コンサートツアー2021 Beside you & fun fun Candies」は、TBSラジオも主催に入ってるんですね。他にBS朝日、TOKYO FM、FMヨコハマも主催に入ってますが、当方ラジオはAM派なのでFMでCMが流れてるかどうかはわかりません。

 キャンディーズが解散したのは1978年ですが、当時私は中3。私は2枚組のベストアルバム持ってただけでしたが、友人が「10000人カーニバルVol.2」というライブのカセットを貸してくれて、完全にはまりました。「こんな楽しい世界があるんだろうか」と。

 中3というと、一応受験生なわけですが田舎だったので夏休みというと、特に切迫してたわけではありません。が、一応毎日勉強してて午前中のスケジュールは、起床~朝食~犬の散歩~勉強、という流れで、一旦休憩したお昼にそのライブテープを聞くのが楽しみでした。多分夏休み中は毎日聞いてたと思います。勉強すればキャンディーズのテープを聞けるというのを励みに勉強してたようなもので。

 その後、無事に志望校には合格できたので、受験勉強中も楽しく過ごさせてくれたキャンディーズにも蘭様にも感謝の気持ちしかありません。ただし私は当時から青組というか、スーちゃん派だったので三人で歌ってる部分を聞いて「どれがスーちゃんの声かなあ」とか集中してたり。

 と、それが43年前の暑い夏の話。キャンディーズの再結成は見られないし、それは特に望んだことはなかったのですが、今また蘭様が歌ってくれてる事が何よりうれしいです。ちなみに私は日比谷野音は欠席、サンプラザ中野は行く予定です。感染状況は予断を許しませんが、中止になったりしませんように。

「あなたの登場曲!」ですって>らじるラボ

2021年08月03日 | ラジオ番組の話題
 NHKラジオ第一放送「らじるラボ」は、今日のテーマが「あなたの登場曲!」でした。ここ一番というときに頭の中に流れる勝負曲、自分を鼓舞するために聴きたい曲、などをリクエストするもの。途中から聞いたのですが、結構面白かったです。

 これについては、ある思い出があります。10年ほど前に得意先の偉い人が退任するというので、近所のホテルでパーティーがありました。ホテルとしては「グランドホテル」という名前はついてましたが、ビジネスホテルよりちょっと上くらいのクラス。

 そういうところでパーティーやる時点で大体雰囲気はわかろうというもので、何よりその主役の人がかなり地味なタイプ。こちらとしても、完全にお仕事の付き合いだし立食なので料理も期待できないし、もう始まる前から帰りたい気分。

 が、誰の企画かホテルの演出か、開始時間になったら入り口にスポットライトが当たって、「〇〇さんの入場です」とプロレスのリングアナのような紹介があって、音楽はクイーンの「I was born to love you」が大音響で鳴り響いたと。

 「あの人ってああいうタイプだったっけ?」と一同唖然としたのですが、ご本人はまんざらでもなさそうに入場してきたので、音楽にはそういう効果があるのですね。

 そういう意味で登場曲とか入場テーマは重要だと思うのですが、今日聞いた限りでも「ロッキーのテーマ」「必殺のテーマ」「大河ドラマ おんな城主直虎のテーマ」「天龍源一郎のテーマ サンダーストーム」など、「まあ、あるでしょうね。」という曲が聞けました。

 私の場合は登場曲とか入場曲というと、どうしてもプロレスラーとか格闘家のケースを想像します。「もし私が格闘家になったとしたら、入場曲はこれ!」というのは、以前から決めてて、是非尾崎亜美師匠の「Know How」でお願いします。これはハードロック調で、歌詞も入ってるのですが英語詞で、歌になってからもかなりパワフルなんです。ただし、当方押しも押されぬ一般男性ですので、格闘家になる予定はありません。

 格闘家の入場テーマというと、思い出すのは全日本キックボクシングのヘビー級チャンピオンだった力王選手。チャンピオンになるくらいなので強いのですが、入場テーマで場内を笑わせるのが定番でした。ある時は「オリーブの首飾り」、ある時は小柳ルミ子の「お久しぶりね」。

 多分「オリーブの首飾り」は、自分はパワーだけでなく手品のようなテクニックも見せるという意図があったのでしょうし、「お久しぶりね」はケガか何かで欠場したあとの復帰戦でしょうか。私はいつもパソ通で試合レポートを見てただけですが、メインイベントが始まる緊張感の中、「お久しぶ~り~ね~」という歌声が鳴り響く様子を想像しただけでも笑ってしまいます。

 また、シューティングの外国人選手だったと思いますが、強いんだけど顔が天才バカボンに似てるという評判の選手がいました。何回か来日してるうちに、ある大試合での入場曲として使われたのがアニメ「天才バカボン」の主題歌。

 本人はエキサイトしてるし、その意味もわからないと思うので勇ましい顔で入場してくるのですが、バックに流れてる音楽が「これで~いいのだ~♪」なので、場内は「お前、騙されてるぞ。」という空気だったとか。

 なんにしても、入場曲、登場曲というとエキサイトできるものがいいので、ウエットな歌謡曲というと力王選手以外では無理でしょう。インスト、あるいはイントロが長めのハードロックが適するかと思います。歌入りの場合はバラードでなく、なおかつ手拍子しやすいという点では変拍子でないというのがいいでしょう。

 とはいえ、例えばボブ・サップが入場するときに「プリンプリン物語」のテーマ曲で入場したりするのもうけると思うんですけどね。みんなで「ゴー!ゴー! ゴー!ゴー!」というと盛り上がりそうだし。まあ、最近は格闘技はまったく見てないのでボブ・サップが現役かどうかも知らないのですが。

カバー? リメイク? 異名同曲の話

2021年08月02日 | 昭和歌謡・アイドル歌謡
 昨日のTwitterでのやりとり。カバー曲の話をしてたのですが、「歌詞がまるっきり違う場合もカバーか?」という話になり、その場合はリメイクではないかという結論になりました。

 が、日本の歌謡界でそういうケースは結構あるものでしょうか。いわゆる「異名同曲」ということになりますが、どこかでそういう話を聞いたと思い当たりました。

 それは、つのだ☆ひろさんがNHKFMでやってた「ミュージック・プラザ」で、「異名同曲の昭和歌謡」という特集をやってたのでした。放送は2013年の3月。情報源は自分のブログ。さすが人気ブロガー(?)。細かいことはきちんと記録してあります。

 その際のオンエア曲は以下の通り。

1.「また逢う日まで」 (尾崎紀世彦)
2.「ひとりの悲しみ」 (ズー・ニー・ヴー)
3.「亜麻色の髪の乙女」 (ヴィレッジ・シンガーズ)
4.「風吹く丘で」 (青山ミチ)
5.「逢いたくて逢いたくて」 (園まり)
6.「手編みの靴下」 (ザ・ピーナッツ)
7.「情熱の花」 (ザ・ピーナッツ)
8.「キッスは目にして!」 (ザ・ヴィーナス)
9.「ピンク・タイフーン(イン・ザ・ネイビー)」
10.「ヤング・セーラーマン(イン・ザ・ネイビー)」 (渋谷哲平)
11.「セーラー服と機関銃」 (薬師丸ひろ子)
12.「夢の途中」 (来生たかお)

 その界隈で有名なのは「また逢う日まで」と「ひとりの悲しみ」でしょうが、これはまるっきり歌詞が違います。筒美京平先生が「このメロディーでヒットしないはずがない!」という思いだったのでしょうか。

 それで、この番組聞いてたのに忘れてたのが「亜麻色の髪の乙女」 (ヴィレッジ・シンガーズ)と「風吹く丘で」 (青山ミチ)。これは聞いた人は完全に目が点になります。歌詞は同じですね。

 なお、「ピンク・タイフーン」と「ヤング・セーラーマン」は、洋楽に訳詞をつけたカバーなのでこういうのは結構あります。逆にタイトルは同じでも、歌詞がまったく違うパターンは「ビューティフル・サンデー」で、田中星児版とトランザム版はまったく歌詞が違います。さらにヤング101も違う歌詞でやってるのですが、田中星児さんはヤング101にも参加してるので、ああややこしや…。

 あとは南沙織さんの「ふるさとの雨」というアルバム曲は、数年経って石野真子さんが「彼が初恋」という曲名でシングル出してました。私は真子タンの曲を知ってて、その後南沙織さんの曲を聞いて「あれ? なんでか知ってる曲。」と驚きました。これは歌詞は大体というかほとんど同じ。

 他に、昨日もちょっと話題になったキョンキョンのデビュー曲「私の16才」は、森まどかさんの「ねえ・ねえ・ねえ」という曲のカバーなのでした。これは歌詞だけじゃなく、アレンジまでほとんどまったく同じという珍しいかもしれないパターン。

 そして、異名同曲といえば、我らがひっちゃんこと石川ひとみさんの「恋」と、小柳ルミ子さんの「乱」。これも歌詞違いの同曲らしいです。らしいというのは、小柳さんの方は私は知らないので。

 なんにしても、こうやって並べてもタイトルを変えたか歌詞の一部を変えたくらいは結構あっても、まるっきり違う歌詞にした曲というのは少ないようですね。この辺は極めると本が1冊書けそうですが、私は別にやろうとは思いません。何しろ一般男性ですし。