今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

マルベル堂のプロマイド

2019年02月24日 15時33分54秒 | ブックレビュー

 「マルベル堂のプロマイド」という本を読みました。表紙からしてスターのプロマイドが並んでますが、本文中にも物凄い数の写真が並んでます。(ちなみに全部白黒)

 もっとも写真だけではなく、マルベル堂のプロマイドの歴史や歴代のランキングなどについて語られています。女優さんやアイドルはもちろんのこと、怖いイメージもあったダウンタウンブギウギバンドもプロマイドがあったのを見て、芸能界の奥深さを感じてニンマリしてしまいました。

 なお、我らがひっちゃんこと石川ひとみさんについては小さい写真ともうちょっと大きい写真の2枚が掲載されていますが、彼女については「ひどい近眼なので『目線をレンズに』というと、いったん目を細めてからクリンと見開きました。」のだそうです。可愛いですね。

 なお、ブロマイドかプロマイドかということですが、この本によると「臭化銀を用いた印画紙の名前がブロマイドであり、ブロマイドという紙で焼いた写真がプロマイド」なのだそうです。

 前にみうらじゅん氏がグラビアについて語ってたことがあります。そもそも「グラビア」というのは印刷法のことであり、水着写真とかヌード写真とかという意味ではないとか。雑誌のグラビアと呼ばれているページも、今ではオフセット印刷されているのが実際だそうで、そういう意味からその印刷法と区別する意味で「グラビア~ン」という概念を提唱しているとか。ブロマイドとプロマイドもそんな感じでしょうか。まぁレコード屋といいつつCDしか売ってなかったりすることもありますし。(って、ちょっと違う)

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すごく勉強になります>「南沙織がいたころ」

2019年02月23日 23時30分28秒 | ブックレビュー

 ニュースでは毎日沖縄の話が出る昨今なので、久しぶりにこの本を読んでみました。何回か話題にしてますが、朝日新書の「南沙織がいたころ」(永井良和著)です。著者は関係者ではなくファンの方で現在は大学の社会学部教授なのですが、当時の雑誌記事や関連書籍、ファンクラブの会報、近年の南沙織さんのインタビュー記事などを基に執筆されたものです。あとがきによると、資料に関しては大宅壮一文庫、国立国会図書館、京都府立図書館、京都ノートルダム女子大学学術情報センター図書館、東京大学情報学図書室、関西大学図書館などのお世話になったそうです。巻末の参考文献・資料一覧には、本だけでも70冊くらいの書籍が並んでます。

 で、勉強になる点の一つは当時の沖縄の事情。南沙織さんが通ったのが沖縄の「アメリカン・スクール」だったとされることがよくあり、私もそう思ってました。が、実際にはインターナショナルスクールであり、米軍基地で働くフィリピン人が中心となって1953年に設立されたカトリックの学校だそうです。

 以下この本からの引用です。「1940年代後半から1950年代にかけて、フィリピンで採用され沖縄の米軍基地で働くようになった男性たちのなかに、沖縄の女性と結婚して家庭を築く人があらわれました。しかし、フィリピン国籍の子供たちは米軍の学校にかよえません。」ということで、カプチン会の神父に頼んで学校を作ってもらったそうです。この学校の評判がよくなるにつれ、基地内の学校に通っていた米国軍人の子供たちも転校してきたそうですが、なんか勝手な話で「米国軍人ならなんでも許されるのか」という気もします。

 南沙織さんは、母親がフィリピン系の方と結婚したため、ご本人は両親とも日本人ですが妹さんや弟さんはハーフということになります。フィリピン系の子供はアメリカンスクールにも日本の学校にも通うことが難しく、その受け皿としての私立の学校に兄弟みんな通っていたということですね。そんな事情は知りませんでした。ちなみに家庭内では母親とは日本語で、父親や妹さん、弟さんとは英語で会話していたそうです。おかげで、私なんぞは当時の沖縄の人はみんな英語をそこそこしゃべれるのかと思ってたくらいで、いかに沖縄のことを知らなかったかと。お恥ずかしい…。

 ちなみに、南沙織さんもお父さんがフィリピン系だったり通っていた学校のことで沖縄では差別を受けたことがあるのかもしれませんが、後年もそういう話はほとんど語っていないそうです。故郷を悪く言うのは控えたいという遠慮があったのかも、とも記されています。あとは、デビュー当時は「父親はフィリピン人、母親は日本人なのでハーフ」とされた上に、生まれは「奄美大島」だったり「鹿児島県」だったりという情報でした。奄美大島はお母さんがそちらの方面の出身ではないかという今になっての情報ですが、当時沖縄はまだアメリカだったので、ハーフはOKでも沖縄生まれはNGだったのかという不思議な感じ。売り出し方にはいろいろ謎が多いです。

 もう一点勉強になるのは当時の芸能プロダクション事情。1970年当時は今のようにメディア戦略をじっくり練って本人の成長過程も含めてスターを作り出すようなことはなく、芸能人はプロダクションの「所有物」と考えらえていたのだとか。それを撮影やステージなどの現場に送り込み、興行主と組んで公演の売り上げから取り分を得るような商売をしていたと。

 なので、「住まいを用意する」「学校にもちゃんと行かせる」という約束で沖縄から連れてきたのに、実際はホテル住まいや社長宅の居候、忙しくなると仕事を詰め込み学校にはほとんど行けず試験も受けられず、体調が悪くてドクターストップがかかっても仕事を強行させ結果入院する事態になってようやく休業、そのあげくに「引退したい」という発言が出たと。

 まだ返還前だった沖縄からパスポートを持って「来日」した少女が、プライバシーもなく、学校での友達もできず、話し相手も信用できる大人にも恵まれず、という状況におかれよく精神を病まなかったものだと。そこは相当芯が強かったのでしょうね。あとは、最初のプロダクションはクソでしたが、幸いなことにレコード会社(CBSソニー)では名プロデューサーとして知られる酒井政利さんや、作曲家の筒見京平先生、結果的に「南沙織」の名付け親になった作詞家の有馬美恵子先生らのスタッフに恵まれたことが良かったのでしょう。

 というような話があれこれ出てきて、これらはほんのさわりだけですが、読むたびに目からウロコが千枚くらい落ちるというこれは本当に素晴らしい本です。南沙織さんのファンだけじゃなくて、アイドルとか歌謡界、果ては沖縄問題に関心のある人にも読んでいただきたいと。どーですか、お客さん。

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キョンキョンの書評集

2019年02月21日 23時05分51秒 | ブックレビュー

 先日も話題にしたキョンキョンこと小泉今日子さんの「書評集」という本ですが、全部読みました。最初は「どんなもんでしょう」と軽い気持ちで読み始めたのですが、なかなかどうしてたいしたものです。特に小説の場合、内容に踏み込みつつネタばらしをせずに紹介するのは難しいと思うのですが、そこを短い文章でまとめているのは偉いですね。

 最初は読んだことがある本を彼女がどう紹介してるか興味があったのですが、読み進めるうちに「知らない本を教えて欲しい」と思うようになりました。結果として、本屋さんに探しに行こうとメモしたのは8冊。彼女が紹介した本は翌日から飛ぶように売れたという話も特に大げさではないのかも。

 いやそれにしても、キョンキョンのお世話になる日が来ようとは。世の中わからないものです。

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キョンキョンの書評集をば

2019年01月19日 22時32分38秒 | ブックレビュー

 小泉今日子さんは読売新聞の読書委員を10年努めてたそうで、日曜版に書評を書いてたのだとか。その書評を集めた「小泉今日子 書評集」を読んでみてます。聞くところによると、彼女が書いた書評本は翌日から飛ぶように売れるという話があるんですって。

 この本では2005年から2014年にかけての97本の書評が掲載されています。ちなみにここにある書評本のうち、私が読んだことあるのは3冊のみ。どういう本かというと
「ワルボロ」ゲッツ板谷
「悼む人」天童荒太
「小さいおうち」中島京子
など。

 紹介されてる本は上記以外にも「野ブタ、をプロデュース」「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」「鹿男あをによし」「桐島、部活やめるってよ」など当時話題になったのもありますが、知らない本も結構多いですね。

 調べてみると彼女は月に小説5冊、エッセイ3~4冊を読破するらしいので、私よりは確実に読書量は多いですね。ちなみにキョンキョンはレコードもCDも1枚も持っておらず、ファンではありません。電車で隣の人が読んでる本は面白そうに見えたり、知り合いが喜んでる本はチェックしてみたくなるという現象を利用しようとして、これを読もうと思った次第。ちなみに図書館で借りてきました。まぁ売れてそうな本だからいいかなと。

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話題の本を買いました>「ヒットソングを創った男たち 歌謡曲黄金時代の仕掛人」

2019年01月12日 23時22分20秒 | ブックレビュー

 最近巷で話題の本を買いました。濱口英樹氏著の「ヒットソングを創った男たち 歌謡曲黄金時代の仕掛人」という本で、帯の言葉としては「あのヒット曲を生んだ名物ディレクターが今こそ語る!」で、登場するディレクターとヒット曲としては、草野浩二「恋の奴隷」ほか、酒井政利「魅せられて」ほか、本城和治「また逢う日まで」ほか、東元晃「喝采」ほか、塩崎喬「わたしの城下町」ほか、小栗俊雄「17才」ほか、川瀬泰雄「横須賀ストーリー」ほか、若松宗雄「赤いスイートピー」ほか、木崎賢治「勝手にしやがれ」ほか、髙橋隆「ダンシング・ヒーロー」ほか、島田雄三「セカンド・ラブ」ほか、田村充義「なんてったってアイドル」ほか、長岡和弘「卒業」ほか、吉田格「話しかけたかった」ほか、など。

 ディレクターと書いてますが、有名な酒井政利さんをはじめプロデューサーの人もいますね。とはいえ、実際プロデューサーとディレクターの役割の違いが私はよくわかってないのですが。野球の監督とコーチのようなものかとも思ってたのですが、実際ディレクターがもっと権限持ってるような。

 で、私は第十三章の長岡和弘さんの部分から読みました。ご存じ甲斐バンドのベーシストとしてデビューし、5年間在籍した後脱退してポニーキャニオンのディレクターになった方です。上記のヒット曲として斉藤由貴さんの「卒業」が書いてありますが、石川ひとみさんの「まちぶせ」もこの人の担当で、その他に谷山浩子さん、中島みゆきさん、BABE等も手掛けてたそうです。

 インタビューの詳細は実際に買って読んで貰うとして、内容はかなり充実してました。レコード会社のディレクターがどういう仕事をしているかというのが垣間見えて面白いです。この人はミュージシャンとしての経験があるので、ディレクターにどう接してほしいかという思いもあったあたりで、アーティスト寄りの仕事ができたのでしょう。甲斐バンドではベースでしたが、元々マルチプレイヤーだったんですね。たしかにレコーディングでは「かりそめのスイング」とか「そばかすの天使」でギターも弾いてました。

 そういう、甲斐バンドファンの私も今まで知らなかった話もいろいろありますので、その方面の方も是非どうぞ。面白い本です。とはいえ、私はまだ長岡さんのところしか読んでないですが。

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2018年 今年読んだ本

2018年12月27日 23時27分57秒 | ブックレビュー

 今年もいろいろ読みましたが詳細は以下の通り。こうやってみると、タレント本と幕末維新関係以外はほとんど読んでないことがわかって愕然。読むのが何回目かという本もあるのですが、そういうのはトイレでちょっとずつ読んだり。(すいません…)

 タレント本でも中身の濃淡は様々ですが、南沙織さんの「二十歳ばなれ」とか、石川ひとみさんの「こころ魅かれて」は完全にアイドル本なのでまぁ「作られた」という感じはあります。ただ後者は良い写真が多かったので許します。(偉そう)

 印象に残ったものとしては「イカロスの流星」を読んで、俄然東京音楽祭がどういうものだったかということに興味が湧きました。TBSがビデオを持ってるなら吐き出して欲しいものです。あとは、芳野藤丸さんとか大村雅朗さんの本はさすがに読み応えがあったと。

 他には「斗南藩」と「ある明治人の記録」は、「斗南藩」がどういうところだったかというのがよくわかりますが、わかり過ぎると読むのが辛いという…。

 結果として40冊強なので週1冊も読んでない計算ですね。傾向としては冬場が多くて夏は読書量が落ちるということがあるので、来年は夏を制すれば50冊は行けるかと。10年ほど前は年間100を目標にしてたくらいですし、読みたい本はいろいろあるので来年も頑張ります。少しは賢くなりたいですしね。

 

マイ仏教/みうらじゅん
維新の肖像/安部龍太郎
歴史に「何を」学ぶのか/半藤一利
イカロスの流星/なかにし礼
二十歳ばなれ/南沙織
吉田豪の最狂全女伝説/吉田豪
闇を裂く道/吉村昭
役者人生泣き笑い/西田敏行
マーシーの薬物リハビリ日記/田代まさし
芳野藤丸自伝/芳野藤丸
竜は動かず/上田秀人
渾身・石橋凌/生江有二
黒船/吉村昭
大村雅朗の軌跡 1951-1997/梶田昌史・田渕浩久
素顔の西郷隆盛/磯田道史
甲斐バンド40周年「嵐の季節」/石田伸也
ちばてつやが語るちばてつや/ちばてつや
友罪/薬丸岳
プロデューサー/酒井正利
定年後/楠木新
ロンググッドバイのあとで/瞳みのる
逆説の日本史 21/井沢元彦
チェッカーズ/高杢禎彦
こころ魅かれて/石川ひとみ
スパイダースありがとう!/井上尭之
前田日明が語るUWF全史/前田日明
ディープパープル 紫の伝説(作者失念)
新八犬伝・起/石山透
元気です!!!/春一番
クリーム/(作者失念)
娘に語るお父さんの戦記/水木しげる
熱き心に/小林旭
ゲバラのHIROSHIMA/佐藤美由紀
流血の魔術 最強の演技 すべてのプロレスはショーである/ミスター高橋
最強の名のもとに/高田延彦
私一人/大竹しのぶ
逆説の日本史22/井沢元彦
斗南藩 /星亮一
翔ぶが如く10巻/司馬遼太郎
昭和史 戦後篇/半藤一利
ある明治人の記録 会津人柴五郎の遺書/石光真人

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斗南藩 -「朝敵」会津藩士たちの苦難と再起/星亮一著

2018年10月23日 22時39分28秒 | ブックレビュー

 幕末オタクではありますが、会津戦争については詳細を知れば知るほど暗い気分になるので、ほぼ避けてました。どちらかというと興味があったのは「斗南藩」のこと。それがちょうどこの本を見かけて「これだ!」と早速読んでみました。今年の7月に出たばかりの本ですが、なんと8月には再版になってます。斗南藩を知りたいのは私だけではないのでしょう。

 斗南藩とは、この本によると「戊辰戦争後、朝敵の汚名をこうむった会津藩の人々が、現在の青森県の下北半島を中心とする旧南部藩の地に流罪として移住し、作り上げた藩の名前」です。

 要するに新政府に逆らった罰として、縁もゆかりもない北の地に住民すべて流刑にされたようなもので、老人や子供は飢えと病でバタバタと命を失い、日々の暮らしは監獄と同じだったとか。

 この辺に興味があるのは、20年以上前にその「斗南藩」があった地域を仕事でしょっちゅう訪れていたため。そして青森県にも5年ほど住んでたのに、この話題にはさっぱり触れる機会がなかったんですね。

 結局斗南藩はどうなったかというと、廃藩置県により移住の自由が認められ、生き残っていた人の大半は会津に帰り、一部蝦夷地や東京に新天地を求めた人もいました。もちろんそのままとどまって逞しく生き、青森県の教育や牧畜に貢献した人もいたと。薩長からすれば会津は朝敵なんでしょうが、会津藩としても幕府の命により京都守護職を努めていたのであって、藩の一般民まで辺境の地に強制移住させたことは甚だ疑問です。

 「会津許すまじ」と一番息巻いていたのは木戸孝允ですが、下北の地で会津の人が暮らせないことは西郷も大久保も岩倉もわかっていたであろうということで、「西郷どん」見てて彼らがかっこつけてるのを見るとムカムカ来ます。なんと言っても特に木戸ですが。

 この本はその移住した人々がどうなったか、つぶさに取材したり、地元で昔から取材を続けている人を取材したり、かなり詳細に書かれています。その辺を知りたい人にはうってつけです。斗南藩に興味のある方は是非どうぞ。中公新書で定価820円。どーですか、お客さん。

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最近は順調にタレント本を

2018年10月15日 22時41分01秒 | ブックレビュー

 大竹しのぶさんの「私一人」という本を読んだのですが、これは面白かったです。あの人については特に個人的な興味はなく女優としても苦手な方なのですが、何しろ波瀾万丈な人生なのでちょっと読んでみようかと。さんまさんとの結婚生活とか離婚に至る過程とかは「へぇ~」という感じでした。お互い盛り上がって結婚したんでしょうけど。

 で、今年になってから読んだタレント本とかミュージシャンに関する本は

二十歳ばなれ/南沙織
役者人生泣き笑い/西田敏行
イカロスの流星/なかにし礼
芳野藤丸自伝
マーシーの薬物リハビリ日記/田代まさし
渾身・石橋凌/生江有二
作編曲家 大村雅朗の軌跡/梶田昌史・田渕浩久
甲斐バンド40周年「嵐の季節」/石田伸也
プロデューサー/酒井政利
ロンググッドバイのあとで/瞳みのる
チェッカーズ/高杢禎彦
こころ魅かれて/石川ひとみ
ディープパープル 紫の伝説
元気です!!!/春一番
熱き心に/小林旭
私一人/大竹しのぶ

など。あとは、クラプトンがいたクリームについての本も読んだのですが、タイトルは忘れました。(図書館から借りてきたので) 2回目とか3回目の本もありますが、読む度に新たな発見がある本もあったりします。

 タレント本が好きなのはミーハーな証拠ですが、上記では「二十歳ばなれ」とか「こころ魅かれて」がいわゆるアイドル本なので、その辺はもちろん読み応えという点では劣ります。

 これ以外に好きなタレント本としては、「ショーケン」とか、甲斐よしひろさんの「荒馬のように」「九州少年」、稲垣潤一さんの「ハコバン70's」、井上尭之さんの「スパイダースありがとう」などは愛読書にしてます。

 そういえば南沙織さんの「二十歳ばなれ」を初めて読んだのは中学生の頃でしたが、さすがにそれで夏休みの宿題の読書感想文を書いたりはしませんでした。今なら別にありだとは思いますが、中学の先生にいちゃもんつけられるのは当時は嫌だったんでしょう。それにしても40年ぶりくらいに読んでみたら、やはりあんまり面白くなかったという…。ちなみに南沙織さんについては、永井良和さんが書いた「南沙織がいたころ」というのが最高です。朝日新書から出てますので、彼女について知りたい方は是非どうぞ。

 ということで、近年は読書というとほとんど幕末維新に関する小説かタレント本しか読んでないですね。まぁ笑いたければ笑うがいいさ。ワッハッハ。

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「ゲバラのHIROSHIMA」/佐藤美由紀

2018年10月05日 23時59分00秒 | ブックレビュー

 またまたゲバラ本を読んだのですが、これは良い作品です。チェ・ゲバラが来日した際に広島を訪れた事は有名ですが、その時のことやゲバラの広島に対する思いにフォーカスした1冊です。

 こういうのを読めば読むほど、ゲバラという人が男前だったなぁと思う次第。ゲバラの言葉として、

これからは、
ヒロシマを、
ヒロシマの人々を
愛していこう。

というのが記されています。また、よく知らなかったのですが、ゲバラが訪れた数十年後にカストロもゲバラの娘さんも広島を訪問しているとか。凄く読みごたえがあって、読後感も良いのでゲバラファンの方は是非お読み下さい。

 って、実は図書館で借りてきたのですが…。

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熱き心に/小林旭著

2018年09月28日 23時30分12秒 | ブックレビュー

 小林旭のいわゆるタレント本ですが、ご覧の通り図書館から借りてきて読みました。出版は2004年11月。なんとなく…で借りて来たのですが、思ったより面白かったです。書き下ろしというよりは、語り下ろしというかロングインタビューを再構成したものの様子。

 渡り鳥シリーズでスターになったあたりは「ふ~ん」という感じでしたが、ゴルフ場経営の失敗で大借金を背負ってヤクザ金融に軟禁された下りは読んでてハラハラしたし、美空ひばりとの結婚~離婚の経緯は「昔のスターってそんな感じで結婚するの?」と驚いたり。私の年代では小林旭自体が大スターなんですが、当時どっちが大物だったかというとやはり美空ひばりが国民的スターだったんですね。

 その辺の経緯はここでは細かく書きませんので、関心のある方は是非この本をお読み下さい。って、私も買ったわけではなく図書館から借りてきたのですが。

 結構タレント本は好きなのですが、ここ何ヶ月かで読んだのは、

・役者人生泣き笑い/西田敏行
・元気です!!!/春一番
・ロンググッドバイのあとで/瞳みのる(ザ・タイガース)
・チェッカーズ/高杢禎彦
・甲斐バンド40周年 嵐の季節/石田伸也
・芳野藤丸自伝
・こころ魅かれて/石川ひとみ
・スパイダースありがとう/井上尭之
・渾身・石橋陵/生江有二
・マーシーの薬物リハビリ日記
・作編曲家 大村雅朗の軌跡
・プロデューサー/酒井政利

などなど。ま、内容についてどこまで本当かとか考えずに読むと楽しいです。次は藤田まことの本を読む予定。笑いたければ笑うがいいさ、ワッハッハ。

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小松左京先生の「復活の日」が新装版で

2018年05月19日 23時11分18秒 | ブックレビュー

 今日本屋で見かけたもの。小松左京先生の「復活の日」が、ハルキ文庫で新装版で出てました。私は既に文庫版で読んでおりますが、これを読むと小松左京先生が天才だというのはよくわかります。この人の小説では「日本沈没」が最高ですが、この「復活の日」もSFパニック大作として読むか、国家の危機管理を考えて読むかで印象は変わります。

 私が読んだ感想は前にも書いたのですが、今こそ多くの人に読んでほしい本ではあります。元々の初版は1964版ですって。本当に天才ですね。なお、私が持ってるのは角川文庫の1980年版。それも2009年に中古で買ったのでした。すんまそ~ん。

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二十歳ばなれ/南沙織

2018年02月11日 22時56分11秒 | ブックレビュー

 昭和51年2月発刊の本です。当時南沙織ファンでしたので、発売すぐ買いました。最近南沙織熱が再発して久しぶりに読んでみたくなり、実家に帰ればどっかにあると思うのですが、これは中古で買いました。

 当時はスルっと読み飛ばしてた部分が多かったのですが、結構新しい発見がありました。売れっ子タレントの本なので、通常は語り降ろしとかそれを編集者が書き直したとか、あるいは一からゴーストライターが書いたとか考えますが、この本は彼女自身が大学ノートに英語で書きなぐっていたものを祥伝社の人が訳したと書かれています。

 が、いまあらためて読んでみるとまぁ普通のタレント本ですね。最初がいきなり自身の出生にまつわる話なのでショッキングはショッキングなのですが、その後の内容が一般に伝えられているというか、永井良和氏の「南沙織がいたころ」に書かれている話と食い違っていますので。

 後半はだいぶ話が軽いというか、どうでもいい話が延々と続く感じで(失礼…)、こういう本は旬を外すと楽しめないなぁと思ったり。何よりカラー写真が数ページあるのですが表紙も含めてほとんどいけてないの。

 ちなみに今回入手したのは同じ年の4月に10刷として出てたもので当時かなり売れたんでしょうね。おかげで古本で80円でした。送料の方が高かったという…。

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東京音楽祭というと

2018年01月31日 22時34分42秒 | ブックレビュー

 なかにし礼の「イカロスの流星」という本を読んでたら、東京音楽祭の話が出てきて「そういえばそんなもんがあったなぁ」と思い出しました。TBSで中継してた音楽祭なので、うちの田舎でも放送してました。最初見た頃は小学生か中学生くらいだったので、当然国内大会にしか関心がありませんでした。ただ、ナタリーコールが「ミスターメロディ」でグランプリだか金賞だかなんかを取ったのは記憶にあって、あの曲は結構ヒットしたのではないだろうかと思い出したり。

 ということで、ちょっと東京音楽祭のことを調べてみたくなりました。なお、この「イカロスの流星」というのは元々「世界は俺が回してる」本だったのが、文庫化の際にこのタイトルになったとか。その東京音楽祭を手がけたプロデューサーの話なんですね。元のタイトルを聞いて「世界の女は俺の手に」という竹村健一の本を思い出したり。もちろん読んだことはありません。

 それにしても世の中には凄い人がいますね。もちろん作者のなかにし礼氏も凄いですが。

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今年は「マイ仏教」から

2018年01月06日 22時48分38秒 | ブックレビュー

 久しぶりに書店の新書コーナーを覗いてて見つけたのが、みうらじゅんの「マイ仏教」という本。新年はこれから始めました。案外まともなことも書いてあったのですが、お釈迦さまとか地獄については知らないことも多いです。

 気になったのはやはり地獄についてで、一般的に「八大地獄」と呼ばれているものはさらにそれぞれが十六に分かれているんですって。八大地獄はビルのフロアのようにそれぞれ上から順に並んでいて、下に行くほど苦しみが増すというもの。

 その上から四番目の叫喚地獄のは、殺生・盗み・邪淫・飲酒をした者が落ちるそうで、熱湯が沸いた大釜や、猛火の鉄の部屋に入れられ、刑期は約三百五十二兆年だとか。三百五十二兆年というのがまさに桁外れですね。仏教の世界では弥勒菩薩が釈迦入滅の五十六億七千万年後に衆生を救いにやってくるそうで、時間の単位がとんでもなく長いです。

 ところで、私は今日もビール2缶ほど飲みましたので飲酒の罪で叫喚地獄に落ちるのは確実。その覚悟をすれば、今夜はかなりいい夢を見られそうです。

 それにしても、細かく分かれている地獄の中には「羊やロバと性交したものが落ちる場所」というのもあるそうで、知り合いがそこに落とされた場面に遭遇すると「そんな趣味があったんですか?」とかなり気まずくなるとか。ますますいい夢が見られそうです。

 とにかく、新年から仏教の本を読んだのも何かの縁。今年は般若心経でも覚えようかと思ったり…。

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2017年 今年読んだ本

2017年12月31日 18時14分41秒 | ブックレビュー

 今年は序盤は結構読んだのですが、後半はあまり増えず。傾向として寒いと読むが、暑くなると意欲低下するということでしょうか。あとは振り返ってみるとタレント本関係が多いです。それと2回目、3回目という本も多いですね。中にはタイトル見ても中身を思い出せない本もあったり。

 ということで、今年読んだ本は以下の通り。

小さなおうち / 中島京子
せんべろ探偵が行く / 中島らも
活動写真の女 / 浅田次郎
火ノ児の剣 / 中路啓太
平等ゲーム / 桂望実
幕末遊撃隊 / 池波正太郎
切羽まで / 井上荒野
それでも、桜は咲き / 矢口敦子
嵐の季節 / 石田伸也
時が滲む朝 / 楊逸
ひなた / 吉田修一
アブラクサスの祭 / 玄侑宗久
向田理髪店 / 奥田英朗
アイデン&ティティ / みうらじゅん
シャボン玉日本 / 野坂昭如
人間の証明 / 森村誠一
ロンググッドバイのあとで / 瞳みのる
ばかたれ / 奥居香
らも―中島らもとの三十五年 / 中島美代子
鉄槌 / いしかわじゅん
逆説の日本史 21 / 井沢元彦
三上寛怨歌に生きる / 三上寛
九州少年 / 甲斐よしひろ
吉田豪の最狂全女伝説
元気です / 春一番
UWF最後の証言
日輪の遺産 / 浅田次郎
俺はロッキンローラー / 内田裕也
武揚伝(文庫 全4巻) / 佐々木譲
ハコバン70  稲垣潤一
武揚伝 / 佐々木譲
小説榎本武揚 / 堂門冬二

 合計32冊でした。小説では「小さなおうち」「それでも、桜は咲き」「人間の証明」「武揚伝」「日輪の遺産」がよくて、他では「ロンググッドバイのあとで」「元気です」「UWF最後の証言」「吉田豪の最狂全女伝説」が特に面白かったです。

 読書量が伸びないのは、本の情報が少ないということがあるので、来年は新刊情報をもっと仕入れねばと思います。というか、しばらくハードカバーの新刊をチェックしてないので文庫の新刊もチェックです。やっぱり読みだしたら止まらなくなるような長い小説がいいなぁ。

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