今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

NHKドラマ10「東京サラダボウル」終了しました

2025年03月13日 | ドラマレビュー

 奈緒が主演のNHKドラマ「東京サラダボウル」が終了しました。原作は漫画のようですがそちらは知りません。内容は番組サイトによると「ミドリ髪の国際捜査の警察官&中国語の通訳人のコンビが、日本社会からこぼれ落ちそうな人生を拾っていく-」というもの。そのミドリ髪の警察官が奈緒で、中国語の通訳が松田龍平。

 初回を見た際は、犯罪に巻き込まれた中国人に奈緒が寄り添い、最初は冷ややかに対応していた松田龍平もその人情にほだされて…という感じのほのぼの展開を予想していたら全然違いました。回を追うごとに怖くなって、中国人マフィアから殺し屋まで出てくるとは思いませんでした。

 そんな中でも殺伐とした雰囲気に偏らなかったのは奈緒の好演と、松田龍平の何を考えているかわからないが心の闇も温かさも感じさせる演技でした。奈緒は難しい役だったと思いますが、力まない熱演という感じでしたでしょうか。役者さんでは終盤に出てきた三上博史の怪演ともいえる存在感も特筆すべきものでした。

 面白かったのは脚本がよくできていたのでしょうが、演出や音楽も良かったです。音楽は最後にドラムのリズムだけで始まるのがドラマの雰囲気とばっちり合ってましたし。

 一言で「こういうドラマでした」とは説明しづらいのですが、1月開始のドラマの中では一番面白かったです。奈緒はこれまで見たドラマの中ではこれが一番良かったですね。あの「アリキーノ!」という呼びかけが耳にこびりついています。これまであまり意識しなかったけど、声も魅力的な人なのですね。まさにノッテる女優と言えましょう。アッパレです。これは続編も期待してよいのでしょうか。


夏木マリ編がどうかというと>朝ドラ「カーネーション」

2025年03月12日 | ドラマレビュー

 BSでの朝ドラアンコール「カーネーション」は現在夏木マリ編。ヒロインが尾野真千子から交代し、夏木マリが小原糸子役を努めています。

 脚本は相変わらず悪くないしドラマのテンポもいいのですが、やはり最後の最後だけ役者が変わるのは違和感あるというのをあらためて感じました。

 別に最初から夏木マリ編のドラマであればそういう違和感はないのでしょうが、どうしても夏木マリが尾野真千子の喋り方をなぞっている気がしてなりません。そして夏木マリは東京の出身なんですね。岸和田のネイティブでなくとも、せめて関西の出身であればまた違ったかも。

 と、そう思いながらそもそも最初に見た時はどう思っていたのだろうと見たら、こちらのブログでは感想を書いてませんでした。見てなかったのかなあ。う~む。


2025年1月期のドラマ中間レビュー

2025年02月25日 | ドラマレビュー

 どれも開始から1ヶ月以上経過し、大体はドラマの雰囲気も流れもわかってきました。そんな中で「面白い」といえるのは、

フジ月9「119エマージェンシーコール」
TBS「まどか26歳、研修医やってます!」
NHK「東京サラダボウル」
TBS「御上先生」
日テレ「ホットスポット」

など。

 「119エマージェンシーコール」はなんとなく見てましたが、結構真面目に作ってあるし見てると面白いです。最初は清野菜名が耳がいいということで、毎回電話してきた人の声から秘密を解き明かすような話かと思ったら、そこはそれほど強調されておらず、あくまでも救急通報してきた人の背景などを想像させるドラマですね。月9らしくないとか言われてますが、好評なようですしこういうドラマの受けるのはいいと思います。ただ、登場人物の背景がちょっと薄っぺらい気がしてまして、まあそこをあんまり深掘りしないのも暑苦しくなくていいのかも。(意見には個人差があります。)

 TBS「まどか26歳、研修医やってます!」は、唐突にダンスシーンが出てきたり変な演出もあるのですが、医療現場の緊迫感もさりげなく感じさせて段々面白くなってきました。芳根京子はこれまで見たドラマで一番いいかも。佐藤隆太は今回かなりいい役ですね。好感度上がりそう。

 NHK「東京サラダボウル」は今期一番面白いと評価しています。毎回違う外国人犯罪を取り上げて現場の大変さを訴えるだけの話かと思ってたら、悪徳刑事かもしれないという三上博史が登場してまた大きな話になってきました。奈緒は最近見たドラマの中ではこれが一番いいです。さほど力の入っていない熱演だと思います。松田龍平もいいですね。

 TBS「御上先生」はいろいろ考えさせられるドラマで、実際の高校生があれだけ自分たちの生き方や世の中の事、学校の事を真剣に考えるのだと日本の未来も明るいかもしれません。もしかしたらとんでもないことをやろうとしてるドラマかもしれませんが、そう受け止めている人はどれくらいいるでしょうか。とにかく最後まで見てからあらためて評価したいです。

 日テレ「ホットスポット」も間違いなく面白いです。回によって当たり外れはありますが、さほど落差は無く毎回楽しんでいます。ちょっとした会話のシーンがすごく面白いので、こういうのがあると地上波のドラマも捨てたものではないと思います。どうやって終わるのかはわかりませんが、ウダウダグダグダのままシリーズ化して欲しい感じもあります。脚本家は大変でしょうけど。

 その他、一応見ているというのは「アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~」「クジャクのダンス、誰が見た?」「アンサンブル」「フォレスト」など。「アンサンブル」はだんだんテンションが下がってきたというか面白くないラブコメを見てる感じ。まあいいですけど。「フォレスト」は人間関係が複雑すぎてわかんなくなってきました。謎解きの快感もないし。

 大河はまだわからないというか、面白くない事はないですが今のところそんなに大きい話になってないので、まあゆるゆると付き合っていきたいと。

 夜ドラ「バニラな毎日」やBSの「TRUE COLORS」は、まあ面白くない事はないという感じ。「TRUE COLORS」は田舎に帰ってから妙に細かい話になってきた感じで、少々退屈してきました。

 と、そんな感じ。とにかく面白いと思っているドラマは今後も勢いを維持したまま続いて欲しいです。


見ると無性にお菓子を食べたくなる>夜ドラ「バニラな毎日」

2025年02月12日 | ドラマレビュー

 放送中の夜ドラ「バニラな毎日」を見ていると、無性にお菓子を食べたくなります。このドラマのあらすじはというと、挫折した洋菓子店の店主(蓮佛美沙子)の前に謎の料理研究家の女(永作博美)が現れ、閉店した店の厨房を使ってお菓子教室を始めるというもの。

 そして、そこの生徒は毎回一人だけで、それもみんな心に痛みを抱えているという設定。そこで生徒が希望するお菓子を作りながら、自分も挫折の痛みと借金の悩みを抱えている蓮佛美沙子も不思議な感覚を得て行くというものです。

 ただ、お菓子を作るうちに生徒の悩みがスパッと解決される漫画チックな展開ではなく、蓮佛美沙子も強引でお調子者の永作博美に翻弄されて悩みながら付き合っていく話なので、楽しいだけの話ではありません。

 問題はそのお菓子作りの過程がすごくリアルな事。生徒の思い入れのあるお菓子をいちから作るわけで、ある時はフルーツタルトであり、次はチョコレートケーキ・オペラだったり、モンブランだったり、マカロンだったり。

 これが夜ドラなので、さすがに見終わった直後にお菓子を買いに行くわけにはいかないのが救い(?)ですが、先週はついに放送翌日にスーパーでモンブランを買ってしまいました。

 ちなみに今週はマカロンで、私は特に好きではないので買いに行くまでには至りません。が、今週のマカロンは別にして、お菓子作りというのは面白そうだと思い始めた自分がいます。ケーキが手作りできるならちょっとやってみたかったり。

 そうやって作ったケーキはたとえ失敗しても全部食べねばなりませんし、単純に買いに行くよりも高カロリー摂取になるかも。

 と、そういう危険なドラマですが面白いので皆さん是非どうぞ。永作博美の妙な関西弁に耐えられればの話ですが。


おむすびは15分で見ることにしました

2025年02月09日 | ドラマレビュー

 「おむすび」とは現在の朝ドラですが、一応継続しております。「一応」というのは、見ていることは見ていますが、土曜日の1週間のまとめで見ることにしたので。

 いろいろ個性的な役者さんが出てはいますが、あの脚本ではなかなか見続けるのが辛いので、とりあえず展開がわかればいいだろうと。脚本への不満は言い出すとキリがないですが、なんだかんだでギャルに繋げるのがなじめず、麻生久美子演じる母親が言う事がなんでも正しいのも違和感あって、ピーターにいたっては「なんでここにいる?」というのがなんとも。

 神戸の地震で被災したヒロインが、避難所で貰ったおむすびの記憶から、人々の暮らしを支えるために食で貢献したいと栄養士を目指すアイディアは悪くなかったと思うのですが、これから面白くなるんですかね。


2025年1月期ドラマの継続状況

2025年02月01日 | ドラマレビュー

 今期のドラマが出そろって、見ようとしてたものはほぼ見ました。そして、視聴継続状況は以下の通りです。

<月曜>
フジ月9「119エマージェンシーコール」 継続中。まあ面白い。
フジ「秘密~THE TOP SECRET~」 初回は最後まで見たが離脱。

<火曜>
フジ「アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~」 一応継続中。面白くなるかも。
TBS「まどか26歳、研修医やってます!」 継続中。二話以降で段々面白くなってきた。
NHK「東京サラダボウル」 継続中。非常に面白い。

<水曜>
フジ「問題物件」 初回で離脱。あかんやつ。

<木曜>
テレ朝「プライベートバンカー」 初回は見たが離脱。
フジ「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」 初回は見たが離脱。

<金曜>
テレ東「法廷のドラゴン」 初回は見たが離脱。
TBS「クジャクのダンス、誰が見た?」 継続中。もしかしたら面白くなるかも。

<土曜>
日テレ「相続探偵」 初回の途中で離脱。私の好みではない。
日テレ「アンサンブル」 継続中。特に面白いわけでは無し。

<日曜>
NHK大河「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」 継続中。結構面白い。
TBS「御上先生」 継続中。割と面白い。
テレ朝「フォレスト」 継続中。まあ一応続けます。
日テレ「ホットスポット」 継続中。結構面白い。
NHKBS「TRUE COLORS」 継続中。割と面白い。

NHK夜ドラ「バニラな毎日」 継続中。結構面白い。


 という状況。面白いという評価はしてますが、実際ドラマとして「面白い!」と声を大にして言えるのは、

・NHK「東京サラダボウル」
・日テレ「ホットスポット」
・NHK夜ドラ「バニラな毎日」

くらい。民放ドラマだとTBSの日曜劇場「御上先生」と金曜ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」が注目。何しろまだ二話までしかやってないので、評価はこれから。色々仕掛けがありそうなので、もしかしたら面白くなるかもしれないと思っています。

 見るのをやめてしまったドラマについては特に語りませんが、まあ私の好みではなかったということ。ただ、「脚本をちゃんとして!」というのと「配役が違えば面白いんじゃない?」というのがあります。とはいえ、やはり脚本がダメだとどうにもなりませんね。と、偉そうなことを言ったり。

 ちなみに、世間一般の評価とは結構違うかと思いますが、いいかどうかは自分で決めます。今見ているのが最後まで継続できればいいなと。そして最終回を見て「面白かった!」と言えることを願います。


2025年1月期ドラマの初回レビュー その2(完)

2025年01月26日 | ドラマレビュー

 1月期のドラマで見る予定のものはすべて初回見ました。毎度お馴染みですが、あくまでも初回のみの感想です。


◆フジ月10「秘密~THE TOP SECRET~」

 力作が多い時間枠なので多少期待もしたのですが、死者の脳から最後の瞬間の記憶を取り出して操作に役立てるということでちょいと奇をてらいすぎ。まあ、二回目も見てみますが。

◆フジ火9「アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~」

 波瑠が主演なので少々期待したのですが、こちらも刑事もので設定がどうも魅力ではありません。波瑠は刑事なのですが、取り調べで激高する場面の声の迫力がイマイチで違和感ありました。(意見には個人差があります。) やはりこの人は結婚してるけど元カレに誘われるとついワッチコンしてしまう気弱なタイプが似合いますね。(意見には…←こればっか)


◆テレ東金9「法廷のドラゴン」

 裁判を将棋の戦法や定石になぞらえて対応するというアイディアは「なるほど」と思いますが、そう思うだけでめでたく初回のみで離脱することが決定しました。なにより私は主演女優の方がちょいと苦手なので。


◆TBS金曜ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」

 もしかしたら面白くなるかもしれないと思いながら見ました。が、印象としてはWOWOWで日曜の夜にやる感じのドラマだなあと。問題は楽しくないことですね。


◆日テレ「相続探偵」

 前クールの月9のようにちゃらい探偵ものでも雰囲気よければ面白いかと思ってたのですが、残念ながら初回でさよならすることとしました。いろんな人出てますけどね。


◆日テレ「アンサンブル」

 これは面白いとも面白くないともいえず、まあ続けて見ようとは思います。ラブストーリーなのか弁護士としての活動がメインなのか。って、まあラブストーリーなんでしょうね。


◆TBS日曜劇場「御上先生」

 金八先生かドラゴン桜系かと思ってたら、特にコメディ要素はなさそうで全然印象が違いました。「女王の教室」に近いという声があるのも頷けます。ただ、初回がスペシャルだと相関図を把握してないまま話が進むのでわかりにくといえばそうでした。もしかしたらヒットするかもとか思います。松坂桃李はいい感じだし、生徒役にも個性的な役者が出ててその辺は注目。


◆NHK夜ドラ「バニラな毎日」

 初回は「これって面白いの?」という感じでしたが、なにしろ15分番組なのでそこは仕方ないかも。久しぶりに永作博美を見ましたがあの関西弁にはどうも馴染めず。朝ドラ「おむすび」の宮崎美子が無理やりお婆ちゃんの雰囲気を出そうとして滑ってるところにも通じます。あの役を小林聡美が謎の女として飄々と演じたらどうだろうとか妄想させるドラマではありました。ま、続けて見ます。

 

 ということで、初回レビューの第二弾としては特に面白いと思うのがなく、気になるのはTBS日曜劇場「御上先生」と金曜ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」くらい。ただ、初回のインパクトの大きいのは次回からガックリくることもあるのでそこも要注意と。

 ちなみに既に二回目以降も見てるドラマとしては、今期で一番面白いのがNHKの「東京サラダボウル」で、次が日テレの「ホットスポット」、三番手にNHKBSの「TRUE COLORS」ということになりますか。(意見には個人差が…←こればっか)

 ちなみにテレ東月曜夜の「財閥復讐~兄嫁になった元嫁へ~」は録画予約忘れたまま見る機会を逸してしまいました。まあ仕方ないです。


やはり「カーネーション」は面白い

2025年01月20日 | ドラマレビュー

 現在BSでアンコール放送中の朝ドラ「カーネーション」ですがやはり面白いです。本放送の際は2週目くらいから見てすごく楽しんだのですが、その後のCSでの再放送で最初からちゃんと見ました。

 その際には録画して保存版にしたので、今も多分どっかにあります。が、いちいちディスクを取り出してきて見るかというとなかなかそういう気にもならないので、毎日放送しているというのはありがたいものです。

 このドラマは、脚本、演出、キャストすべていいと思うのですが、私はこれで尾野真千子のファンになりました。これのちょっとあとに「最高の離婚」があって、あれもすごく良かったし。今でも好きな女優は?と聞かれれば真っ先に名前を挙げるくらい。

 先週の舞台がこのドラマのファンならば「おいも」で通じるあの綾野剛とのラブストーリーのあたりでした。組合長である近藤正臣の「なんぼでも苦しんだらええ、あがいたらええ、悩んだらええ。命はなあ、燃やすためにあるんやで。」とか「外れても踏みとどまっても人の道」というセリフもしびれました。

 ただ、本当に面白いのは尾野真千子扮する糸子が主役であったところまでで、成人した娘たちのドラマになったあたりからはあんまり…。モデルとなった人物の実際の状況に基づいたものかもしれませんが、あまり露骨に喧嘩し合うのは見ていて気持ちよくないです。そして、実は夏木マリになってからは見てません。最終回は見ましたけど。

 ということで、私が楽しめるのももうしばらく。今回はちゃんと最後まで見ようかなあ。


2025年1月期ドラマの初回レビュー その1

2025年01月17日 | ドラマレビュー

 新年からのドラマもいろいろですが、まだ始まってないのもあります。例によって初回を見た作品だけ順番にレビューしますが、あくまでも初回のみの感想です。あしからず。

 とりあえず、現段階で初回を見たのは以下のもの。


フジ月9「119エマージェンシーコール」 
TBS「まどか26歳、研修医やってます!」 
NHK「東京サラダボウル」 
フジ「問題物件」 
テレ朝「プライベートバンカー」 
フジ「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」 
NHK大河「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」 
テレ朝「フォレスト」 
日テレ「ホットスポット」 
NHKBS「TRUE COLORS」 


 この中で、ダントツで面白いのは日テレの「ホットスポット」。途中からずっとクスクス笑ってました。ただ、初回が面白過ぎると次から勢いが落ちるのが心配ですが、そこは脚本が工夫をこらしてくると期待してます。

 あとはNHK「東京サラダボウル」が面白くて、これは奈緒も松田龍平もはまり役という印象。今後も期待します。

 大河は個別にレビューしましたが面白いですね。横浜流星はちょんまげ似合うし滑舌もよくてセリフ回しが気持ちいいから好感持ってます。TBSの「まどか26歳、研修医やってます!」もまずまず面白くて、NHKBS「TRUE COLORS」も割と面白そう。フジ月9「119エマージェンシーコール」は初回は結構良かったですが、次からの展開が難しそう。

 と、ここまでがまあいい方で、やや期待していたテレ朝「プライベートバンカー」がどこが面白いかわからなくて、フジ「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」も初回で離脱の予感。

 最悪なのはフジの「問題物件」。ふざけているのに笑えないというのが本当に辛い。役者さんが可愛そうな気がしてますが、まあ好きな人は見ればよろしいでしょう。私はもういいです。なんでこんな企画が通ったのか疑問ですが、もしこれがウケれば私が完全にずれてるということですね。まあ、いいですけど。

 まだ始まってないのはTBS金曜ドラマとか日曜劇場とか土曜の日テレのとかありますね。前クールは全部見ようとして結局無理だったので、今回はバッサリ斬りますよ。どんだけ残りますか。


あれはスポンサーへの忖度なのでしょう>ドラマ「赤い激流」

2025年01月09日 | ドラマレビュー

 「赤い激流」とはご存じ大映ドラマの人気作赤いシリーズの一つで、1977年に放送されたもの。赤いシリーズというと全部山口百恵が出ているように思う人もいますが、これは主演が宇津井健と水谷豊。

 あらすじはジャズピアニストで日銭を稼いでいる水谷豊の才能にほれ込んだ音大助教授の宇津井健が、彼を本格的なピアニストにしようとする話です。←ざっくりしすぎた説明

 ただ、そこは大映ドラマですので水谷豊には海外で自殺したとされる父(緒形拳)がおり、その父と宇津井健は過去に確執があり、さらに母(松尾嘉代)が宇津井健の初恋の人だったことが発覚し、二人は初回で結婚してしまうという。

 そしてさらに大映ドラマが恐ろしいところは、竹下景子が着衣のまま池に落ちたりプールに飛び込んだりとやたら水浸しになったり(過剰な期待は禁物です>お茶の間のお父さん方)、松尾嘉代がやたらスケスケのブラウスばかり着ていたり(こちらも過剰な期待は…以下同文)、水谷豊が久木田美弥にキスしたり(過剰な…以下同文)、水谷豊のピアノトリオのメンバーが鈴木ヒロミツと大石悟郎だったりすること。

 昨年末にCSのTBSチャンネルで放送されたのを全話録画しました。まだ6話までしか見ておりませんが、全26話ですので今後相当話はこじれるはず。実際は前にも何回か見ておりますが、ほとんど忘れてしまいました。

 それで本日問題とするシーンですが、音楽大学学長(小沢栄太郎)が、助教授である宇津井健の誕生日に自宅を訪ねてホームパーティーを開催するくだり。

 学長は宴が進むにつれウイスキーの水割りを片手にご機嫌だったわけですが、飲んでいたのがなんとサントリーオールド。ダルマのボトルを見てずっこけてしまいました。学長様なら普通飲むのは洋酒で、オールドはオールドでもオールドパーとかじゃないでしょうか。もっと高級なのもあるでしょうし。

 で、調べてみたら当時このドラマのスポンサーはサントリーだったのですね。やはりスポンサーへの忖度はあるのでしょう。もしかしたらスポンサーから「洋酒が出てくるシーンはオールドを使え!」という要求もあったのかも。さすがに、ホワイトとかレッドとかは言わないでしょうが。

 もしスポンサーが日清食品だったら焼きそばUFOだったり、赤城乳業だったらガリガリ君になるのでしょう。まあそれはそれでシュールなパーティになったかもしれません。チロルチョコでなくてよかったですね。

 サントリーも今だったら山崎がありますし、あれの高級なのだとかえって貫禄が出たり、国産にこだわる頑固なおじ様というイメージにもできたのかもしれません。それで、ウイスキーはウイスキーでもトリスだったらどうなんだろうと思ったら、トリスというのはサントリーの一銘柄なんですね。昔からそうでしたっけ???