今日のひとネタ

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カバー? リメイク? 異名同曲の話

2021年08月02日 | 昭和歌謡・アイドル歌謡
 昨日のTwitterでのやりとり。カバー曲の話をしてたのですが、「歌詞がまるっきり違う場合もカバーか?」という話になり、その場合はリメイクではないかという結論になりました。

 が、日本の歌謡界でそういうケースは結構あるものでしょうか。いわゆる「異名同曲」ということになりますが、どこかでそういう話を聞いたと思い当たりました。

 それは、つのだ☆ひろさんがNHKFMでやってた「ミュージック・プラザ」で、「異名同曲の昭和歌謡」という特集をやってたのでした。放送は2013年の3月。情報源は自分のブログ。さすが人気ブロガー(?)。細かいことはきちんと記録してあります。

 その際のオンエア曲は以下の通り。

1.「また逢う日まで」 (尾崎紀世彦)
2.「ひとりの悲しみ」 (ズー・ニー・ヴー)
3.「亜麻色の髪の乙女」 (ヴィレッジ・シンガーズ)
4.「風吹く丘で」 (青山ミチ)
5.「逢いたくて逢いたくて」 (園まり)
6.「手編みの靴下」 (ザ・ピーナッツ)
7.「情熱の花」 (ザ・ピーナッツ)
8.「キッスは目にして!」 (ザ・ヴィーナス)
9.「ピンク・タイフーン(イン・ザ・ネイビー)」
10.「ヤング・セーラーマン(イン・ザ・ネイビー)」 (渋谷哲平)
11.「セーラー服と機関銃」 (薬師丸ひろ子)
12.「夢の途中」 (来生たかお)

 その界隈で有名なのは「また逢う日まで」と「ひとりの悲しみ」でしょうが、これはまるっきり歌詞が違います。筒美京平先生が「このメロディーでヒットしないはずがない!」という思いだったのでしょうか。

 それで、この番組聞いてたのに忘れてたのが「亜麻色の髪の乙女」 (ヴィレッジ・シンガーズ)と「風吹く丘で」 (青山ミチ)。これは聞いた人は完全に目が点になります。歌詞は同じですね。

 なお、「ピンク・タイフーン」と「ヤング・セーラーマン」は、洋楽に訳詞をつけたカバーなのでこういうのは結構あります。逆にタイトルは同じでも、歌詞がまったく違うパターンは「ビューティフル・サンデー」で、田中星児版とトランザム版はまったく歌詞が違います。さらにヤング101も違う歌詞でやってるのですが、田中星児さんはヤング101にも参加してるので、ああややこしや…。

 あとは南沙織さんの「ふるさとの雨」というアルバム曲は、数年経って石野真子さんが「彼が初恋」という曲名でシングル出してました。私は真子タンの曲を知ってて、その後南沙織さんの曲を聞いて「あれ? なんでか知ってる曲。」と驚きました。これは歌詞は大体というかほとんど同じ。

 他に、昨日もちょっと話題になったキョンキョンのデビュー曲「私の16才」は、森まどかさんの「ねえ・ねえ・ねえ」という曲のカバーなのでした。これは歌詞だけじゃなく、アレンジまでほとんどまったく同じという珍しいかもしれないパターン。

 そして、異名同曲といえば、我らがひっちゃんこと石川ひとみさんの「恋」と、小柳ルミ子さんの「乱」。これも歌詞違いの同曲らしいです。らしいというのは、小柳さんの方は私は知らないので。

 なんにしても、こうやって並べてもタイトルを変えたか歌詞の一部を変えたくらいは結構あっても、まるっきり違う歌詞にした曲というのは少ないようですね。この辺は極めると本が1冊書けそうですが、私は別にやろうとは思いません。何しろ一般男性ですし。