今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

高峰さんでした

2020年07月31日 | ドラマレビュー
 日本全国の丁稚ファン注目のドラマ「あかんたれ」ですが、私は千葉テレビにて毎日録画して見てます。今週はステテコで全国制覇を目指す秀松が東京のメーカーとの提携を目指す話ですが、そこの会社は女社長が取り仕切っているとか。

 注目はその女社長が誰かということですが、何しろ「あかんたれ」なので京唄子さんかミヤコ蝶々師匠かと思ってたら、さすがに東京の人なので高峰三枝子さんでした。「特別出演」となってましたが、多分ギャラが高かったと思われ、セリフは多かったものの出番は少なく、案外絡みは少なかったです。

 なお、私は高峰三枝子さんと高峰秀子さんをよく混同しますが、簡単に考えると高峰三枝子さんは「犬神家の一族」の松子さまですね。

 その昔、「学校そば屋テレビ局」というコメディがありましたが、下宿生役の山田隆夫の母親が田舎から出てくることになって、周囲の人が「どんな人やねん?」と聞くと、「高峰さんみたいな感じです」と。

 するとみんなは「高峰三枝子か。べっぴんさんやがな!」と色めき立つわけですが、果たして出てきたのはケーシー高峰。まぁお約束のオチです。「汚い方の高峰さんかいな!」と言ったのは、テレビ局のディレクター役の鶴光師匠でした。

 それにしても、調べてみたら高峰三枝子さんは71歳で亡くなったんですね。亡くなったのは1990年ですが、かなり早かったんですね。という高峰さんの思い出でした。

カポタストと私

2020年07月30日 | ギターと楽器のこと
 
 初めてギターを触ったのは小学5年で、兄が近所に住むいとこから借りてきたのですがそのどちらも弾けなかったので、私に基本的な事を教えてくれる人は誰もおらず、カポタストは1年以上知りませんでした。おまけに町内に楽器屋はなく、弦も電器屋で買って来てたくらいだったし。

 それで、カポタストが何か知らない人は今回はスルーして下さい。写真の物ですが、上のシルバーのはカイザーというやつ。バネが仕込んであって弦を押さえるのですが、売りは片手で脱着できるということ。ただ、私は怖いので片手ではやりません。結構バネが強いので、持ち損ねるとすっ飛んでいってしまいますし。ちなみにこれはフォークギター用でメーカーはDunlop。

 下の右側は一番手軽なゴムのタイプで、こちらもフォークギター用。ゴムなので長年使ってると当然伸びてきてしまいます。ギター弾く人はこのタイプはいくつか持ってると思います。

 そして下の左側の黒いのは今回入手したクラシックギター用。方式は「トグルカポ」とパッケージに書いてあります。これもメーカーはDunlopなので、カポでは有名なのでしょう。この方式のフォークギター用のも持ってますが、締め付けが5段階に調整できるので、私は一番使いやすいです。(一番奥まで締めることはまずありません。)

 フォークギターの指板は、表面にアールといって若干丸みがついてて、いわばゆるやかな円柱状のようなものですから、カポタストもそれに合わせて少し湾曲してます。もちろんギターによってその度合いが違いますから、あんまり合わないカポだと3弦や4弦がミョーンと言ったりするわけで。

 対してクラシックギターは指板がまっすぐなので、カポタストもまっすぐでなければなりません。クラシックギターでカポを使うケースは弾き語りの時以外はそんなに多くないので、クラシックギター用の物は小さい楽器屋さんでは売ってなかったりします。私はというと、最近は夜な夜なガットギターを持って明星の歌本を見ながら弾き語りするのが楽しいので、青いゴム製ので代用してたのですがやはりクラシックギター用が欲しかったと。

 思えば、初めてカポタストというものを入手した時は「お~、これは便利なものだ」と感動し、陽水の「東へ西へ」はAmで弾けるし、「俺たちの旅」はGで弾けるし、「シクラメンのかほり」もEmで弾けるし、それはそれは嬉しかったものです。

 カポは普通はFmだったりB♭とかE♭の曲を弾くのによく使うのですが、珍しいのはアリスの「今はもうだれも」。あれはキーがCなのですが、昔の歌番組の映像を見るとカポ3でAから始めてます。あのイントロのフレーズを弾くにはああしなければならないのですが、当時のヤングフォークとかにはその弾き方出てなかったなぁと。「なんか普通にCで弾くとあの感じが出ない」と当時は悩んでました。ま、単に無知だっただけですが。

 ということで、今日も明星の歌本に取り掛かります。手元にあるのは1979年11月号で表紙はゴダイゴ。

話題の書「女帝 小池百合子」読みました

2020年07月29日 | ブックレビュー

 
 先月初めにこの本の評判を聞いて、都知事選の投票までに読もうと注文したところ、結構売れてたのか届いたのは6月末。投票日まで1週間しかなくて、読み終えるには間に合いませんでした。が、これを読んでから選挙結果を見たらムカムカ来て眠れなくなったと思われるのでそれでよかったかも。

 ちなみに本のカバーは小池都知事の顔写真ですが、もうまともにこの人の顔は見られなくなったので外してます。ただし、本の内容は滅茶苦茶面白いです。構成も良いし、文章も読みやすいので、読み始めると止まらなくなります。

 カバーの言葉は、「女性初の都知事であり、女性初の総理候補とされる小池百合子。「芦屋令嬢」、破天荒な父の存在、謎多きカイロ時代。キャスターから政治の道へ。男性社会にありながら常に「風」を巻き起こし、権力の頂点を目指す彼女。誰にも知られたくなかったその数奇な半生を、つきまとう疑惑を、百人を超える関係者の証言と三年半にわたる綿密な取材のもと描き切った。あなたは一体、何者なのですか-。」というもの。

 小池都知事自体がいっぱい本を出してて、Wikiによると単著11冊、共著9冊、対談等4冊など。この本の著者の石井妙子さんは、インタビュー記事も含め膨大な資料を読み始めて間もなく手が止まってしまったとか。

 要するに、彼女がこれまで書いてきたことは「あまりにも話が出来すぎている。あまりにも話の辻褄が合わない。あまりにも矛盾があり、腑に落ちないことが多すぎる。」と。本人が書いた本や、その時々のインタビューで言っていることがそれぞれ違うこともあれば、毎回同じ話が出てくる場合は出来過ぎたネタで根拠が怪しいということで。

 この本の章立ては

序 章:平成の華
第一章:「芦屋令嬢」
第二章:カイロ大学への留学
第三章:虚飾の階段
第四章:政界のチアリーダー
第五章:大臣の椅子
第六章:復讐
第七章:イカロスの翼
終 章:小池百合子という深淵

ですが、圧倒的に面白いのはやはりカイロ留学時代の話。表紙でピラミッドの前で一緒に写真に映っている女性は、カイロで小池都知事とルームメイトだった方で、著者はその人に直接会って証言を得ただけじゃなく、当時の日記やその人が日本の母親に書き送った手紙などの膨大な資料を手にしたので、そこはすごく詳細です。

 小池都知事は父親が色々と悪評のある人で、そのファミリーヒストリー系が第一章ですが、そこは謎と推測の部分が多くてあまり興味なく、第四章以降の政治家になってからは私もリアルで見てたので「ふ~ん」と。ただ、これまであの人の何を見てたのだろうと反省はします。

 気になる「カイロ大学は卒業したのか?」という点ですが、この本では様々な資料を基に綿密に検証されています。その辺知りたい人はこの本を読んで貰うのがいいのですが、日本で暮らす、あるエジプト人女性が語ったという言葉が印象的。「たどたどしい日本語で、『私、東大出たよ。一番だったよ』と言われたら、日本人のあなたは、どう思いますか。東大、バカにするのかって思うでしょ。」と。

 なお、小池都知事本人は「エジプトの名門校として知られるカイロ大学を、正規の四年で卒業することのできた最初の日本人であり首席だった」と何度となく述べているそうですが、そもそも最初の著書には「一年目は留年して」と本人が書いてるそうです。それで他の資料と合わせると入学年と卒業年が合わなかったり。

 また「首席で卒業した」という一方、「テストではカンニングをしてもアラビア文字が書けないので引き写すことができなかった」と自著で書いてると。その程度の語学力だということは自分でも正直に書いてるんですね。

 また、あまり知られてませんが、この人はカイロ留学時代に一度結婚してます。自著他で結婚の理由を「第四次中東戦争が始まって心細かった」と語ってるそうですが、結婚生活を始めたのは1973年の2月で、戦争が始まったのはこの年の10月。そして同じ10月にカイロ大学の二年生に編入したのですが、「戦争を体験した」「入学式は匍匐前進だった」というのが言い分。同時期に入学した人に取材したところ、入学式で匍匐前進を習ったという人は一人もおらず、カイロ大学構内で数万人が匍匐前進を習えるような敷地もないと。

 いちいち挙げるとキリがないですが、対談記事の定番ネタが「飛行機事故を二度回避したという強運物語」。一度目は商社マンの通訳としてリビアに行った際、1日滞在を延ばしたら元々乗る予定だった飛行機がイスラエルの領空を侵犯したとして戦闘機に撃墜されたと。しかし、その時期にそのような事故は起こっておらず、別の時期にそういう事件はあったが話が適当過ぎると。

 もう一つはカイロ大学を卒業して帰る際に帰国を延ばしたら、元々乗る予定だった飛行機がバンコクで工場に突っ込み全員死亡したと。この事故は確かにありましたが、前述のルームメイトの人はその時一緒にいて当時その飛行機に乗る予定だったという話を聞いた記憶がないと。この「二回命拾いした」という話は、都知事初当選後にNHKテレビ「あさイチ」に出演した際にも言ってたそうで、NHKも朝から全国にウソを垂れ流してはいけませんね。

 また、小池都知事は「自宅で母を介護し看取った。その経験を政治に活かす」と言ってて、「自宅で親を看取る」という本も出してますが、自宅介護の期間は11日間。まぁこれはウソではありませんが。

 それにしても、この本を読むとこの人のキャスター時代の湾岸危機の人質事件への関わり方、議員時代の北朝鮮拉致事件への関わり方、環境大臣時代のアスベスト被害者に対する態度など、その辺はちゃんとニュースを見ておくべきだったろうと私も反省してます。もっとも、そのメディアでの取り上げ方も相当問題あったと今ではわかりますが。

 ちなみにその湾岸危機の頃に、月刊テーミスにてエジプト考古学が専門の吉村作治先生は「(小池の)カイロ大学首席卒業はありえない」とコメントしてたとか。その辺の人はみんなわかってたのでしょう。国会議員になり大臣も経験し、今は都知事ですからカイロ大学も口裏を合わせてるのでしょうけど、どこかで滑り落ちたらみんな手のひら返すのではないかと今から注目してます。この人がただの女性タレントなら経歴詐称しようが話を盛ろうがどうでもいいのですが、国会議員だったし大臣もやったんですよね。政界でも、防衛大臣まで努めた人が実はとんでもないウソツキだった、あのとき任命したのは誰だと言われたくないためにかばってるケースもあるのでしょう。

 と、この本を一生懸命読んだ私は埼玉県民。海は無いけど夢はある、しかし東京都知事選挙の投票権はないというものですので、都民の皆さんにはこの本をちゃんと読んでいただきたいと思う次第です。いや、それにしても面白かったです。膨大な資料を読み込んで、あちこちで断られながら綿密な取材をし、わかりやすくまとめ上げた著者の方にアッパレをあげましょう。


面白かったです>映画「妖怪百物語」

2020年07月28日 | 映画
 特別見たかったわけでは無く、たまたま新しいブルーレイレコーダーを買ったので試しに録画してみたのがこれ。なんとなくタイトルは聞いた事あった程度。公開は1968年の春。当時私は4歳ですのでこれは見てません。

 時代劇ではあるのですが、妖怪メインかと思いきやその時代劇としての部分が結構面白くて楽しめました。ストーリーは水戸黄門か暴れん坊将軍にもありそうな感じ。悪徳商人が寺社奉行や町内の権力者と組んで、長屋を無理やり取り壊し、岡場所を作って利益を上げようと悪だくみする話。

 その過程で偉いさんの接待のために百物語を催すのですが、岡場所を作るのにあちこちの古い祠を壊したり、百物語の最後のまじないをしなかったこともあって、怒った妖怪が出てくるというもの。

 その長屋にいる威勢のいい娘が坪内ミキ子さんで、これがキリリとしてなおかつ爽やかに綺麗でナイスでした。そしてなんとなく長屋に滞在する謎の浪人が藤巻潤さん。ほぼ暴れん坊将軍か桃太郎侍風。そして、長屋の若い衆のリーダー格が平泉征さん。この当時に映画で準主役級で出てたのですね。この数年後に「なんたって18歳」に出たりしてましたから、私の子供の頃からよく見てたと思われます。なんかおっさんになってから出てきた人かと思ってました。

 その藤巻潤さん扮する浪人が、実は幕府大目付から命じられ寺社奉行の不正を調べに来た隠密だったというわけですが、悪者どもを退治してしまうのは妖怪たち。最後は妖怪のオンパレードでした。

 怖いだけの映画じゃなくほのぼのするシーンもあって、悪徳商人のとぼけた息子がルーキー新一さんなのですが、唐傘のおばけに懐かれて長い舌でぺろぺろ舐められたりして「やめろよ~、くすぐったいよ~」なんて感じが面白かったり。

 また途中で、特に本筋には関係なく古典的なろくろ首が出てきましたが、女優さんの顔立ちや演出が雰囲気が最高で、そこは見つめられてゾッとしてしまいました。あれは子どもだったら本気で怖いと思ったことでしょう。演出の勝利です。

 あとは、最後には奉行が妖怪に襲われて逃げようとしたけど、ふすまを開けたら空一面に大きい女の顔があって、不気味に「ふふふ ははは」と笑うですよ。あれは映画館の大画面で見てたらさぞかし怖かったろうと思います。子どもだったらトラウマになるかも。

 結構面白かったので調べてみたら、これがこの年の春休み興行で予想外の好評を博しシリーズすることになったのですって。確かに面白いしテンポもいいし、よくできてます。ま、みんな妖怪好きなんですね。って、どっちかというと時代劇の場面が結構色んな人が出てて面白かったのですけど。大人も楽しめます。が、残念ながら町娘がお奉行様に帯を解かれて「あ~れ~、なりませぬ」というシーンはありません。浪人が助けに来ちゃったので。あしからず。

ドラマ「北の国から '84 夏」

2020年07月27日 | ドラマレビュー
 日本映画専門チャンネルでの「北の国から」のデジタルリマスター版も、スペシャルの二本目。今回も事前知識無しで見たわけで、前回のスペシャルを考えるとそんなに楽しいストーリーにはならないと思われ、子供たちはまたちょっと大きくなったと思われ…。(変な文章)

 なお、今回のあらすじをひとことでいうのはややこしいので、知りたい人はどっかで調べて下さい。単純な感想としてはあんまり面白くなかったです。倉本聰先生は人間の心の弱い部分とか卑怯なところとか、誰でも経験ありそうなそういうところをザラッと撫でる感じがして、純粋に楽しめる人はよほど心の強い人なのかもしれません。

 今回は竹下景子も出番があって、なんか女子大生風の髪型でしたが調べてみたら竹下景子自身はこの時で30歳。しかもちょうどこの春に結婚したばかりだったんですね。ふむふむ。

 それにしても、シリーズ全部見た人が今回の再放送を最初から見た場合、折角作った丸太小屋がスペシャルで全焼するのを知ってたわけで、私のような者と一緒に見た場合は危険ですね。あの建設中の場面で、「どうせこれ燃えちゃうんだよな」とか言われたら確実にケンカになりますし。

 これのオリジナルの放送日は1984年9月27日だそうで、当時私は大学3年。テレビは持ってましたが、ドラマを見る習慣はなかったのでこれが放送されてたのはまったく知らず。見たとか見ないとかいう次元ではないです。

 なんか見てて楽しくなかったのでレビューするのも気が引けたのですが、折角シリーズ全部見る気になってるので、一応毎回感想は書いておこうと思った次第。そういえば、今回は蛍ちゃんの出番があんまりなかったような。

 次の放送は今週末でタイトルは「'87初恋」。今回の2年半後と思われ、子供たちもますます大きくなったと思われ、ただしそれが面白くなる要素とも限らないと思われ…。

ごめんねジロー

2020年07月26日 | ギターと楽器のこと
 
 CSの東映チャンネルで「人造人間キカイダー」の放送が始まりました。ジローはキカイダーへの変身前の姿であり、ギターを持っています。今回第一話を録画したのでじっくり見ましたが、私の場合はギターだけ注目するので、アクションシーンは飛ばしてしまいました。

 この番組の毎度の展開としては、怪人が美女を犯そうとしていると、どこからともなくギターの音が聞こえ、「何者だ!」「ふっふっふ。なんだかんだと聞かれたら、答えてあげるが世の情け!」と颯爽とジローが登場し、「この陰嚢が目に入らぬか!」と怪人の両目を玉袋の悪臭で破壊してしまうというのがパターン。(なお、一部フィクションです)

 そのギターのメロディーが、ヒーローものとしては似つかわしくない妙に物悲しいもので、当時のギター少年はみんなコピーしたものです。私の場合は丁度ギターを始めた頃に、いとこが「ジローの弾いてる曲」として教えてくれた記憶があります。(当時私は小五でした)

 私はそのまま覚えたのですが、今回あらためて聞いてみたら、大体合ってました。大体というのはキーはそのままでメロディーも大体正しいと。ただし、途中から複弦の演奏になっているのが、そのいとこがそこまでコピーできなかったと思われ、全部単音で教えてくれてました。

 それにしても、当時はまだ家庭用ビデオが無かった時代。毎回の放送時にテレビの前にギターを持ってきて、聞こえてきた音を真似して必死で弾いていた少年たちの姿を想像すると「バカだなぁ」と思ってしまいます(?)。

 まぁそうやって引き継がれてきたので私も弾けるわけですが、映像と合わせて見ると音はナイロン弦のギターなのに、持ってるのはスティール弦のフォークギター仕様。ただ、アクションシーンによっては、なんかヘッドがクラシックギター仕様になってることもあって、そこは人造人間なので色々できるのでしょう。

 当時はこのジローに憧れて手袋をしたままギターを弾く子供もいたと思われますが、画像のように3フレットにストラップを装着するとまともに音は出ませんので、良い子の皆さんはそこは真似をしないようにしましょう。

 と、余計なことばっかり書いてごめんねジロー。

インドへの道 番外編 ガンジーを知る

2020年07月25日 | 日記・雑記・ただの戯言
 
 「ラーマーヤナ」を読んでインドをわかったつもりでいる初心者ですが、先日NHKの「映像の世紀プレミアム」の「アジア 自由への戦い」の回を見て、ガンジーの事を知りたくなりました。

 ガンジーの名前を知らない人はほとんどいないと思いますが、いつ頃の人か正しく理解している人はどれくらいいるでしょう。マハトマ・ガンディーは1869年10月の生まれですから、私より100歳近く年上です。生年は日本では明治2年くらい、函館戦争も終わりようやく新政府の時代となった頃です。

 その「映像の世紀プレミアム」を見てガンジーの事を知りたくなったわけで、この「ガンジー」という本を図書館で借りてきたわけですが、これが出版されたのは1969年。丁度ガンジーの生誕100年の時だったのですね。著者の坂本徳松先生はガンジーの研究者としては高名だったようですが、1988年に亡くなっておられます。

 この本は「ガンジーの生涯」と「ガンジーの思想」の2章で構成されていますが、私の関心のあるのは前者の方。思想まですべて知ろうと思うと、それこそ坂本先生のように生涯の研究生活をガンジーに捧げなければなりません。

 ただ、この本ではガンジー主義についての方程式として、面白い記述がありました。

共産主義-暴力=ガンジー主義
共産主義+暴力=ガンジー主義
ガンジー主義-非暴力=ゼロ
ガンジー主義+暴力=x

 最後はよくわかりませんが、共産主義とは違って非暴力を貫いたのがガンジーということになりましょうか。

 とにかく、ガンジーの思想について詳しく知りたい人はこの本を読んで貰うとして、パラパラっと見ただけで知らないことがいろいろありました。ガンジーの家柄は、インドの階級でいうと第三番目にあたるバイシャで、一般には商業階級だったそうです。が、父は結構立派な人だったので地方の名門だったとか。

 で、13歳の時に結婚したのですと。ガンジーの事は、なんか勝手にお坊さんだと思ってたのですが、肉欲の事も肉食の事も経験した人でそれに打ち勝ったとは簡単に言えませんが、色々乗り越えてきた人なのはよくわかります。ちなみにこの人は、若くしてイギリスに留学し弁護士の資格を得て、一旦インドに戻ったあと南アフリカでの生活が長かったりします。

 このガンジーが禁欲生活に入ったのは37歳の時で、夫人も同い年だったそうです。いかに意志力の強いガンジーでも、最初からいっぺんに完全な禁欲生活に入れたわけではなかったとか。ま、食生活を植物やくだものを中心にしたこともあったそうですが、肉ばっかり食べてると肉欲からも離れられないということでしょうか。

 あとはこの人の生涯では度重なる断食が特徴ですが、記録によると合計20回くらいやってます。最初の断食は1日1食を4か月以上ということだったようですが、その後は主に獄中で完全な断食を21日間というのがあります。世間一般への影響力が強い人ですので、捕まえた方からしても死なれると困るわけで、そういう事から逮捕拘留への抗議の意味が強かったと。

 何しろ勉強の程度が浅いので、この人の思想や主義主張、生涯を通じての活動について語れるほどのものは特にありません。ガンジーは、最後はヒンズー教右派により暗殺されたわけで、その時には78歳。ご存じの通り体は物凄く痩せてましたが、あれを見ると断食とか禁欲は結構健康に良いかもしれないと思った私は、かなり安直な考えなのかもしれません。

 いや、本当にこの人の生涯とか思想については多岐に渡るので簡単に語れませんが、ちょっと調べてみたいと思ったりしたわけです。この本はその第一歩ということで。色々勉強した果てに「ガンジーで痩せるダイエット」とかいう本を出したらヒットするかもしれませんね。奥さんいて、子供も4人もいて禁欲生活とかいうのはどないやねん?というところがなかなか難しいです。

 ということで、痩せたい人はガンジーの本を読んで正しい断食を学びましょう!(って、無茶な結論)

ダークさんいらっしゃい>人造人間キカイダー

2020年07月24日 | TV番組レビュー
 
 CSの東映チャンネルで「人造人間キカイダー」の初回を見ました。当時はいつ始まったか知らず、初回は見てなかったので初めて見ました。しかもチャンネルの無料放送のサービスで。

 この番組の敵役は、世界各国に武器や兵器を販売する「死の商人」の組織「ダーク」だそうで、子供向けの割にはダークな人が出てきます。初回の悪役は、グレイサイキングという動物のサイのようなロボット。そのグレイサイキングが、突如現れたキカイダーにかく乱されながら「ここはダークの基地の上だ」とか驚くのですね。

 それで、この物語は「ダーク」という言葉がやたらと出てくるのですが、永六輔さんのラジオにデューク・エイセスが出た時に、あの人たちは「デュークさん」と呼ばれてました。ということは、「ダークダックス」はダークさんと呼ばれると思われ、ダークの基地ではやたらと声の良い人がコーラスの練習をしていると想像してしまいます。

 なので、プロフェッサー・ギルが「ダークの皆さん、折角だから『女ひとり』を歌ってください。わたしなんぞは京都の大原に観光に行った際、ナンパした女性のランチ代に3千円も使ってしまいました。」と言うと、ダークダックスの皆さんは「それは大原三千院の話で、3千円とは関係ない! おまけに『女ひとり』はデューク・エイセスの持ち歌だっ!」と、ダークな本領を発揮してギルをボコボコにしてしまうのが、初回のストーリーでした(ウソ)。

 なお、ギターオタクとしてはキカイダーはジローのギターに注目するものですが、なかなかいい曲を弾いてます。当時いとこが、「ジローの曲」と称してあの曲を弾いてみてくれましたが、あらためて検証すると全然違いました。単音ではなく、複弦でちゃんとハーモニーも入ってます。

 なお、見た目はスティール弦のギターなのに音はナイロン弦という、なかなかキカイダーチック(?)な音です。おまけに持ってる時によって、ヘッドの形がちょっと違うようなあたりもサイボーグの雰囲気がします。(なのか?)

 ところで、画像はジローの演奏シーンですが、良い子の皆さんはネックの途中にストラップの紐を巻きつけるようなことはしてはいけません。音が出なくなります。当時はこれに憧れた子供がみんな真似をして、ギター教室の先生たちから苦情が殺到したことは想像に難くありません。

 なので、キカイダーの敵はプロフェッサー・ギルよりは、世間一般だったのでしょうね。それにしてもギルはどこの大学で博士号を取ったのでしょうか。大人になると余計なことが気になってしまっていけません。さらに「あの子役ってこんなに演技下手だったっけ?」と思ったり。

 なお、初回で光明寺博士と娘のミツ子のやりとりで「ジローに最後の仕上げをしてやってくれないか?」「はい、喜んで」というセリフがあり、その言葉にグッと来た小学生も多かったと思われます。その何割かは「ミツ子、ジローを男にしてやってくれないか?「ハイ、喜ばせます。カポッ!」という風に脳内で変換してたと思われますが、そういう人とはお友達になれません。いいですね。(って、誰に言ってるのやら)

尾崎亜美さん コンサート始まります

2020年07月23日 | 尾崎亜美
 公式サイトで情報公開されています。いよいよ尾崎亜美さんのコンサートが始まります。感染対策を施してのことなので、多分席数はかなり制限されると思われ、競争率は厳しいかもしれません。発売日の予約をお勧めします。

 今のところ、発表されている今年の予定は以下の三か所。私は東京公演に行く予定ですが、「ついに」という感じですね。なお、今後の詳細は尾崎亜美さんのオフィシャルサイトをご参照下さい。




◇2020/9/12(土)東京『尾崎亜美コンサート2020』
会場:EX THEATER ROPPONGI(東京都港区西麻布1-2-9)
メンバー;林立夫(Dr)・小原礼(Ba)・鈴木茂(G)・是永巧一(G)・佐藤準(Key)・Aisa(A.G/Cho)

開場:16:00 / 開演:17:00
料金:¥8,500-(1ドリンク付) 全席指定
お問い合せ:キャピタルヴィレッジ TEL 03-3478-9999
一般発売:8/1(土)
<プレイガイド>
チケットぴあ先行抽選受付 7/20(月)11:00?7/27(月)11:00 
イープラス CNプレイガイド

CVオンライン先行予約(キャピタルヴィレッジオンライン)
<受付期間>7/20(月)10:00?7/27(月)10:00 <抽選> 7/29(水) 

※客席は前後左右を空けた配置。新型コロナウィルス感染予防対策についての詳細は、後日オフィシャルホームページ等で発表とのこと。



◇2020/9/18(金)京都『尾崎亜美コンサート2020』
会場:京都府民ホール アルティ(京都市上京区烏丸通一条下ル龍前町590-1)
出演:尾崎亜美(Vo.Pf)・小原礼(Ba)・是永巧一(G)
開場:18:00 / 開演:18:30
料金:前売 ¥7,500- / 当日 ¥8,000-
お問い合せ:ナウ ウエスト ワン TEL 075-252-5150
一般発売:7/25(土)
<プレイガイド>
 チケットぴあ https://t.pia.jp/:Pコード186-157
 ローソンチケット https://l-tike.com/:Lコード52266
 イープラス 
※新型コロナ対策の為、座席の左右前後は1席ずつ空席の座席になるそうです。



◇2020年9月26日(土) 千葉『尾崎亜美コンサート』
  (6月20日に予定されていたコンサートの振り替え公演)
時間:開場15:30  開演16:00
会場:青葉の森公園芸術文化ホール(千葉県千葉市中央区青葉町977-1)?
出演:尾崎亜美・小原礼・是永巧一
料金:SS席 \5.500- S席 \5,000- A席 \4,500 全席指定

※申し込み方法 オンライン(ゲッテイ)・電話・窓口
ご購入頂いたチケット(座席番号)は、そのまま延期公演にご使用いただけますので、大切に保管をお願いいたします。

《払い戻しに関して》
振替公演の日程にてご都合の悪いお客様には、チケットの払い戻しを行います。払い戻しをご希望の場合は、下記内容をご確認ください。
受付期間:2020年6月9日(火)~ 9月30日(水)
詳細はこちら→https://www.aobageibun.com/info/360.html

【お問合せ先】
青葉の森公園芸術文化ホール TEL:043-266-3511(9:30~17:00)/月曜休館

今度は「ヘルハウス」が追いかけてくるという

2020年07月22日 | 映画
 「ヘルハウス」はイギリスのホラー映画で日本では1974年公開の作品。丁度「エクソシスト」がブームになってた頃で、日本では前年に「日本沈没」や「ノストラダムスの大予言」が大ベストセラーになり、オカルトやホラー映画、終末の予感が世間を席巻してた頃の話です。

 この映画は私としては割と評価高くて、以前見た時のレビューでも「登場人物少なくて人間関係わかりやすいし、展開も早くてお色気もある」「若い霊媒師役のお嬢さんは相当可愛い」「その娘がやたらと下着姿になるので、この映画を作った人はおじさんのハートを掴む術を知ってる」と絶賛してます。

 が、そのレビューを書いたのは昨年なのですが、今週この映画のDVD紹介のメールが2通も来ました。確かにホラー映画を調べはしたのですが、探してたのは「ハウス」であり「家」なのですが。「ヘルハウス」じゃないんだけどなぁ…。

 なお、この「ヘルハウス」がいいのは、特にグロいところがないこと。学生時代のことですが、夜中にテレビで「戦慄のエクソシスト」とかいう洋画を見てたら、悪魔祓いされた女性が緑色の粘り気のある液体をゲボッと吐いて、床に散らばったその液体の中でカエルがひくひく動いてるというシーンがあったのですね。何がどうかというと、私はその時たまたまキウイのヨーグルトを食ってたので、「バカヤロー! 人がキウイのヨーグルト食ってる時に悪魔祓いやってんじゃねえ!」と怒った記憶があります。

 なのでゲロ吐く系のオカルト映画は嫌い。本日の教訓として、ヨーグルトを食べながらオカルト映画を見てはいけないということになります。多分もんじゃ焼きもよろしくないです。よろしいですね。(って、誰に言ってるんだか)