今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

今度はヤングフォークを直す!>古雑誌修復計画

2023年12月08日 | 昔の音楽雑誌の話

 ちょっと前に「gutsはやたらと割れるがヤングギター、ヤングフォークは割れない」と言いましたが、この発言は全面的に撤回します。←時流に乗って。

 今度の修復素材はヤングフォークの1975年4月発行のもの。表紙の二人にピンときた方は昭和な人です。

 中はこのようにパッカリと割れています。この割れ方は過去に何回も修復したので、もうお手の物。接着剤と綿棒一本あれば片付きもんそ、というあれです。

 ただ、よく見たら他にも軽く割れてる箇所があって、なんとそこは既にテープで補修してました。他にも微妙に剥がれてる場所もあり。ああ、あの頃に接着剤できれいに簡単に補修できることを知っていれば…。


 ということで、その辺のテープを慎重に剥がして、接着剤で補修し直すという企画です。使用するのは今回もこの接着剤と綿棒、竹串など。


 果たして修復の結果はというとご覧の通り。

 

 一部中央部分が割けたままのところもあるのですが、大まかには直ってるのはここに竹串で接着剤をヌリヌリすれば直すのは簡単。

 そして、修復ついでにこの号の内容紹介をば。カラーグラビアは、かぐや姫、萩原健一、シェリー、あのねのね、谷口世津など。洋楽はオリビア・ニュートンジョン、エルトンジョン&キキ・ディー、WISHBONE ASH、MUD、ジョン・デンバーと、バラエティに富んでます。

 

 アーティスト特集はダウン・タウン・ブギウギ・バンドとあのねのね。他にはダウン・タウン・ブギウギ・バンドと梢ひとみの対談記事。新人の紹介コーナーに登場したのは、ベル、マイ・ペース、葛城ゆき、タケカワ・ユキヒデ、河島英五とホモサピエンス。結構凄い顔ぶれでした。ブギウギバンドには、もっと仕事選びなはれと思わないでもないですが、この辺も宇崎さんの策略だったのでしょう。

 

 ちなみにこの号はキャロル解散についての矢沢永吉インタビューもあって、結構読み応えありますね。こういうの読んでると現世に戻ってこられないんですよね。


古本探しも新たなフェーズに入りました

2023年12月06日 | 昔の音楽雑誌の話

 70年代中期のヤングギター、gutsなどの音楽雑誌を買うのが趣味で、たまに同年代の月刊明星も買ったりしてますが、最近ちょっと毛色の変わったのも見つけました。

 画像の通り「グラフNHK」という冊子で、70年代の号ではステージ101特集が何冊かあります。これは当時年間24冊分を申し込むと郵送で届くものだったようですが、定価は1冊20円でした。

 ネットオークションでも大量に出てますが、安いものだと300円位からあって、落札した場合は送料の方が高いくらい。ものによっては内容を強調して強気の値段設定をしているケースもありますが、何しろ1冊あたり20ページしかないし数千円とかだと私は買いません。

 売る方も単に「グラフNHK 昭和〇〇年〇月号」とかで一律に安い価格で出品しているケースもありますので、表紙を見ながら狙いをつけるのがちょっと楽しかったりします。ただ、「プリンプリン物語」が出てる号は少々高めですね。

 その最近落札したものではヤング101のメンバー紹介があって、私の好きな後期のメンバー全員が出てたので、これは個人的なヒットでした。ほとんどプロフィールを知らない人が多いのですが、伊藤三礼子さんのお父さんが伊藤久男さんと知ってびっくり。また、太田裕美さんはともかく谷山浩子さんの101時代の写真は珍しいかも。あとは「若い旅」や「人生すばらしきドラマ」などの譜面が出てる号もあったので、そちらもラッキーと。

 

 あとは、私は別に興味がないのですが、古い号だといきなりこういう人も出てくるので、これはファンの人ならお宝になるかもしれませんね。ま、でも私はもう買う号ないかも。


私が直す!>古雑誌修復計画

2023年12月04日 | 昔の音楽雑誌の話

 今回の素材はこちら。ヤングギター1977年8月号です。割れたページはというと、こちらの「座談会 風に吹かれて話そう甲斐」という寒いタイトルの記事。


 そもそも、風の二人と甲斐よしひろを対談させるという無理やりな企画に雑誌がびっくりして割れてしまったのではないかという気もします。風の大久保さんは二日後に結婚式だったそうですが、こういう仕事をしてる場合だったのでしょうか? おまけに甲斐さんはなかなか来ないし。


 ただ、今回は症状としては楽勝というか最初にやった修復の方法で、今は綿棒の扱いも軽々なので接着剤ヌリヌリして固定中です。接着剤は今回もこちら。


 あんまり塗り過ぎというか、はみ出してしまうとよろしくないので、今は綿棒の片方で接着剤を塗り、その反対側の方で塗り過ぎた接着剤を拭きとるという技を編み出しました。


 そして、接着剤を塗ったあとはこのように固定します。今回から滑り止めも付けて挟み込むこととしました。ちょっと上達しています。


 さて、古雑誌修復計画といいつつ単に自分のコレクションを披露しようとしてるのではないかという声もあるでしょうが、それは正しいです。是非お手元に1975年~1977年くらいの音楽雑誌があるという方はご一報ください。雑誌としてはgutsがいいなあ。やっぱり面白いし。


まだまだ修行が足りません>雑誌修復計画

2023年12月02日 | 昔の音楽雑誌の話

 全国6万人の古雑誌ファンの方に悲報です。修復計画2冊目にして、失敗してしまいました。というのも、上部が割れたページを接着したところ、上部は修復できたものの逆に中ほどが割れてしまったと。

 修復前


 修復後(成功部分)


 修復後(中ほどの割れ)

 

 もっとも、これは修復する前に既に割れていたのかもしれません。波打つように割れがあるのかもというパターンですね。なかなか雑誌修復道は道が深いです。

 

 ただ、ページの上から下まで丸々割れてたページの修復は無事できました。多少広げてみようとしても無事です。

 修復前


 修復後


 さらに、これらだけじゃなくて新たに割れが発覚したページもありました。

 

 これを考えると、一部割れたところはあえて上から下までパッカリと割ってから接着剤を丁寧にヌリヌリして固定した方がいいのかもしれませんね。うまくいかなかった箇所は、再度接着剤を注入して固定してます。

 

トライアンドエラーの毎日ですが、失敗は恐れずに今後も精進します。


さあ、ドンドン直しちゃおうね~>雑誌修復計画

2023年11月29日 | 昔の音楽雑誌の話

 全国4万人の古雑誌ファンの期待を受けて、直せるものは直してみようという企画です。今回の対象はトップ画像にある通りヤングギター1976年11月号。先日から「gutsは割れるがヤンギギターは割れない」と言ってたのですが、発言は完全に撤回します。(と、最近の流行に乗って。)

 今回もこのようにパッカリ割れております。ピーターフランプトンやエルトンジョンのポスターがプレゼントされていた頃の雑誌ですね。これは先日修復したのと同じ感じですが、1ページ分離したりしてないので経験した身としては楽勝と思われ。

 こういう割れは先日と同様に、この接着剤を綿棒でヌリヌリします。


 しかし、今回は同じ雑誌で2か所割れておりまして、それがこちらの画像。ページの上部だけ割れている状態。甲斐バンドとオフコースが割れているわけですが、なんとか繋がっているのは、現在小田和正さんのバンドでギターを弾いている稲葉さんが、今は甲斐バンドのサポートもやっているという関係でしょうか。(んなわけはない。)

 

 私が参考にしたサイトでは、割れた隙間が狭い場合は竹串で塗るべしということですが、この場合は上の方を綿棒で、裂け目は竹串を使ったので割と難易度は高かったです。そもそも隙間に差し込んで塗ろうとすると、ページの方にも接着剤つくし、竹串は先が細いので肝心の部分にちゃんと塗れたかどうかというのも不安なので。

 まあ、それはそれとして、幸か不幸か広告ページなので軽い気持ちでやりました。ヌリヌリしてからまた目玉クリップで固定して放置中。うまく行くといいなあ。


開封の儀を執り行いました>雑誌修復計画

2023年11月27日 | 昔の音楽雑誌の話

 

 全国3万人の古雑誌ファンが注目していると思われるパックリ割れた雑誌の修復計画の結果を発表します。

 パックリ割れたのは雑誌「ヤングギター」1976年8月号で、真ん中あたりでこのように派手に割れ、さらに1ページ分離してしまってました。「田舎芝居」と「憂歌団」が分断されたわけです。


 別の雑誌はテープで補修してたのですがもちろん元通りにはならず、無線綴じの場合は接着剤でやるとうまくいくという情報があり、使用したのはこちらのセメダイン。これを綿棒でヌリヌリしてトップ画像の通り目玉クリップで固定して2日ほど放置したわけです。

 そして、昨日開封の儀を執り行ったところ、なんと見事に元通りになりました。割れてたのがどこか探さねばならないくらい。そして、1ページ分離してしまってた憂歌団の広告ページもピッタリと接着されていたと。念のためそーっと引っ張ってみても無事。

 

 いやしかし、セメダインっていい仕事しますね。これが120円だったし、あとは必要なのが綿棒と目玉クリップ。西郷どんのように「綿棒1本あれば片付きもんそ。」と言いたい気分です。同じく本の割れでお悩みの方はお試し下さい。ちなみに私はこちらのページを参考にしました。いや、色々スッキリしましたわ。


本の割れの修復にチャレンジ

2023年11月24日 | 昔の音楽雑誌の話

 

 先日、「gutsはやたらと割れるがヤングギターは割れない」と書いたばかりですが、チェックしたらしっかり割れてるのがありました。

 gutsの修復はテープで貼っていたので、このようにページがはみ出すし本棚に立ててもきっちり収まりません。そもそも無理があったのでしょう。

 調べたら接着剤で直せるということらしいので早速チャレンジしました。割れ方はトップ画像の通りですが、これはヤングギター1976年8月号。47年前の雑誌ですが、これが接着剤で直せるのなら安いもの。

 直し方を指南するサイトがあったのですが、接着剤は割れ方がひどければ綿棒で、隙間が狭ければ竹串で塗るのがいいそうです。今回はパックリ行ってますので、綿棒でヌリヌリしました。使った接着剤はこちら。

 これが簡単には乾きそうにないので、そのサイトにあった通り目玉クリップで固定してしばらく放置します。これで直るのかどうか。ちょっと接着剤塗り過ぎたような気がしますが、調べたら割れてる本は他にもあるので今回の結果を参考にします。

 こういう音楽雑誌は楽譜を見ながらギター弾いたりするので、その際は閉じないように開いたまま何かで押さえるので割れやすいのかもしれませんね。まあ、まずは接着が弱かった場合と、塗り過ぎて開かなくなった場合の対処をどうするか考えておかないと。実はこの号はあんまり読むところなくて。(ボソッ)


gutsがやたらと割れる件

2023年11月20日 | 昔の音楽雑誌の話

 

 70年代の音楽雑誌を集めるのを趣味としております。製本方法には詳しくないのですが、この手の雑誌は中央をホッチキスで止める「中綴じ」と、接着剤を使う「無線綴じ」があるようです。

 音楽雑誌の中でも私の好きなのは「guts」ですが、こちらは最初ホッチキスを使った「中綴じ」でした。


 それが、1977年頃から無線綴じに変わって、これがやたらと割れます。割れた感じはご覧の通り。


 同じ無線綴じの音楽雑誌でも、ヤングギターは手持ちの物で割れたのはなく、ヤングフォークも背は割れてますがバラバラになるほどは悪化しません。これは製本の質によるのでしょうか? このNSPが表紙のヤングギターなどは1975年の雑誌で、表紙はよれてるものの背はまったく問題なし。


 1977年くらいのgutsは最近古本でもあまり見かけないので、割れすぎて売り物にならないのかもしれませんね。まあ私としては別に読めればいいので入手してからテープで補修してましたが、当然うまく戻らないのでページがはみだした状態になってます。


 調べてみたら接着剤で補修する方法があるようですが、それを知ったのがごく最近なので時すでに遅し。まあいいのですが。


 なおgutsは74年~76年くらいが面白くて、ヤングギターは77年~78年が面白いというのは、あくまでも私の好みです。意見には個人差があります。次に割れた本を入手した時は接着剤にトライします。


これが My first guts!

2023年11月13日 | 昔の音楽雑誌の話

 

 自分がギターを始めた頃に見てた音楽雑誌が好きで、手ごろな古本を見つけるたびに買ってしまいます。それで今回手元に来たのがこれ。昭和51年3月号ですが、中身を見て「ん?」と。

 実はこの号は私が初めて見た「guts」なのでした。当時私は小学生だったので買ってきたのは兄なのですが、中身は何から何まで記憶がありました。というのも、さすがに音楽雑誌はめったに買えず1冊買うとずっと同じのを読んでたので。

 記事は表紙に出てる通りいろいろありますが、この号のグラビアのトップはアリス。他は永ちゃん、スティーヴン・タイラーなどで男ばっか。

 

 

 ギターの譜面は「俺たちの旅」があって、多分兄はこれが目当てで買った来たものと思われます。TAB譜があって当時は必死で練習しましたが、アルペジオとスリーフィンガーを組み合わせたパターンなので勉強になりました。

 

 

 数ある音楽雑誌の中でもgutsが好きなのは、ラジオ番組の話題が多いという事があります。この号でも「電リクはラジオをヤングの手にとりもどせるか!?」という特集がありました。

 

 

 この文化放送の電リクはオペレーターが25人いて、午後1時45分から電話受付を開始し、午後7時45分の締め切りまでに2000本以上の電話が来るのだとか。それで毎日ベストテンが決定されるそうで、なんか楽しそうだし緊張感ありますね。それにしても「ヤングの手にとりもどせるか?」って、誰から取り戻そうって話なのでしょう???

 あとは、昔どっかで小林麻美がオールナイトニッポンをやってた頃の記事を見た記憶があったのですが、それもこの号でした。この人は当時21才ですって。ふ~む。ちなみに番組は聞いた事ありません。

 

 

 記事もつい見入ってしまいますが、オーディオや楽器の広告も懐かしいし、またまた現世に戻ってこられなくなりましたとさ。


またまた現世に戻ってこられなくなりました

2023年10月18日 | 昔の音楽雑誌の話

 

 先日話題にした古雑誌はFM fanの1984年3月26日号。定価230円ですが244ページもあってずっしり重いです。当時買ったものではなく、尾崎亜美さんの記事があるということで数年前に中古で買ったもの。

 

 表紙はご覧の通りですが、中身は記事も広告も面白くて、ちょうどCDプレイヤーが世の中に出て来た頃だから「デジタルかアナログか」なんて見出しが時代を感じます。そして当時売り出し中の女性アーティストはこの方々。

 広告も裏表紙はLUXMANのアンプだし、That'sというカセットテープの広告は多岐川裕美だし、レーザーディスクの広告もあったりします。

 とにかく広告に出てくる機材はどれもよだれが出そうだし、そこに使われているタレントやモデルもキラキラしてるし、多分当時は「働いて金を稼いだらちゃんとしたオーディオを買う!」と思ってたはずで、なんかそういうのを色々と思い出します。

 新製品レビューに出ている機種を眺めながら、ちょっと中古で探してみようかと思ったりして、その辺も楽しいです。古くてもスピーカーは保管と管理がちゃんとしてれば使えそうだし、アンプもちゃんと音が出るものはあるのではないかと。カセットデッキとかレコードプレイヤーはモーターがヘタってるのではないかと思うのは素人考えでしょうか。

 そんなこんなですが、これを見てるとまたまた現世に戻ってこられない予感。しかし、考えてみればこの当時の私はFMステーション派なのでした。そしてこの表紙には「東版」と書いてあってこの頃私は京都にいたので読んでたのは「西版」なのでしょうね。ふ~む。