このご時世ですので、休日も家にいてあれこれ荷物を整理してたらレーザーディスクが何枚も出てきて、「そういえば見られるだろうか」と思ったらプレーヤーが動かないのが判明したのが先週。
で、手持ちのレーザーディスクで「どうせもう見ないなあ」と思うのを何枚かリサイクルショップに持ち込んだけど全部で100円にしかならなくて、「もう売るのはやめよう。見られるのは見よう。」と思った次第。
それでプレーヤーを修理しようと打診したら業者に拒否され、買い換えようとあれこれ探すことに。もっとも、生産自体は2009年くらいに終了しているので当然中古で買うことに。豊富に出回っているのはパイオニアの製品ですが、筐体の黒いのは世代が古いらしいです。我が家の故障した機器もそれで、いざ修理しようとしてもできないくら古いと。
レーザーディスクも年代により進化があり、狙い目は第8世代以降で、それは1994年以降の発売の様子。我が家にあったものは第5世代だったようで、そもそも古い機種だったのは歴然。
修理業者のサイトを見ると、第7世代1993年以前の製品は修理できる可能性が低いらしいです。で、パイオニアの機種は頭にCがつく型番はCDとのコンパチブル、DがつくとDVDとのコンパチで、なおかつ第8世代のものは筐体がシルバーというかメタリック仕様なので、その辺わかりやすいです。
それで、今回入手したのはDVL-9という機種。実は最も後期のDVL-919という機種をゲットしたつもりだったのですが、実際はその2年くらい前の機種だったようです。が、第8世代なのは間違いないですね。しかも、トレイの駆動ベルトは新品に替えてあるとか。
レーザーディスクは、あれだけ大きくて重いディスクを高速で回すわけですから、モーター周辺の部品に負担がかかるのはよくわかります。なので、新しい個体の方がいいのはわかります。今回ゲットしたのは何年の製造かはわかりませんが、まあ今のところ動いてるので満足です。
それで、これから先は素人の妄想。そうやって重たいディスクを高速で回すことで機械に負担がかかるなら、ディスクは回さずにピックアップを回すことはどうでしょうと。ただ、そうなると円盤の外側は回る動きが凄く大きくなるのでブレが出そうというのは私でもわかります。
それならディスクをゆっくり回して機械に負担がかからないようにして、あらかじめ何分か読み込んでから再生を始めるのはいかがでしょう。その場合、早送りとかチャプターを飛ばすのは無理ですが、全編見るなら可能ではないかと。
私は電気や機械関係の知識が疎い方ですが、高齢の人などではもっとわかってない人はいっぱいいます。そういう人の素朴な疑問とか要望が技術革新に繋がることもあるのではないかと思うのですね。
実は現在自家用車はハイブリッド車なのですが、数年前に冬場にバッテリーが上がってしまいエンジンがかからなくなったことがありました。知り合いにレスキューして貰い、エンジンがかかってから判明したのは、タイヤを駆動するための燃料電池はビンビンに元気だったこと。
それで、ある飲み会で知り合いに「ハイブリッド車もバッテリー上がるんだね。燃料電池の容量は相当あるんだから、そっちから都合つけられればいいのに。」と言ったら、その人は電気関係の技術者で「そりゃ電圧違うから無理だよ。」とバッサリ。こちらとしては「それをなんとかするのがテクノロジーだろうが!」と思ったりしました。そういうところからイノベーションが始まるんじゃないかなあ。
まあ、これだけDVDやらブルーレイが発達した世の中ではレーザーディスクの復権がないのはよくわかります。で、ヤフオクで調べてみたらLDのソフトはどのディスクも大体500円とか1000円で入手できるのですね。DVDでも売ってるものをLDで入手するのはいかがかとは思いますが、ちょっと狙い目かなとも思いました。
今日は早速手持ちのディスクから甲斐バンドの「BIG GIG」を見ましたが、今はこれも500円位で売ってます。再生を始めたら、出だしのリフを聞いて娘1号が「なんか、聞いた事ある」という反応。それは私の
Twitterの自撮り映像であることは間違いないのですが、あれと大森さんのギターを比べられてもちょっと…。
なんにしても、LD中古ディスクが安くなっているならあれこれ今のうちに買っておかないと。が、でかい、重いなので送料は高いかも。まあ色々と楽しみはできました。