今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

まいうー

2021年02月28日 | 日記・雑記・ただの戯言
 洋楽のヒットを訳詞で歌う場合、元の歌の意味を重視するケースと語呂合わせ的な雰囲気を重視するケースがあるように思います。

 プレスリーとかあの年代の曲は、一旦そのまま訳してから新たに日本語の歌詞として曲の全体のイメージを活かすようにしてたような気がしますが、洋楽カバーというより和製ポップスの世界ということでしょうか。

 一方、甲斐バンドの田中一郎さんは、洋楽カバーのアルバムを出した時に語呂合わせで結構遊んでました。「I shot the sheriff」を「ああ ちょっとだけ」にしたり、イーグルスの「呪われた夜」の「One of these nights」を「わから~ない」にしたり。

 他には、フリオ・イグレシアスの「黒い瞳のナタリー」のカバーは、「ナタリー」という歌いだしを郷ひろみさんが「なぜに~」と歌ってたような気がします。語呂合わせとまでは言いませんが、母音を活かした努力作でしょう。

 そのどっちでもなかったのがTOPSの「黒い炎」。原曲はチェイスの「黒い炎(Get it on)」ですが、訳詞をしたのはサンプラザ中野さん。何しろ歌詞が「I need your loving and I said I want your loving I need you every minute of the day now」という内容。とにかく全編「愛してるぜ メイクラブしよう」という歌詞で「エクスタシ~!」という絶叫もあります。なので、この場合は原曲の意味をまったく取っ払っていちから作ったのだとか。

 また、元々が大ヒット曲の場合では、決めのフレーズの歌詞が変わるとつまらないということで、そのまま英語になってるのもあります。西城秀樹さんの「ヤングマン」は、原曲の「ヤングマン」も「YMCA」もそのまま使ってました。当時中学生だった私は予備校のCMソングなのかと思ってました。(ウソ)

 それで、何がどうかというとフランク・シナトラの「マイ・ウェイ」の訳詞のこと。最後のフレーズが原曲は「I did it my way」なのに対し、訳詞では「決めたままに」。「my way」を「ままに」にしたわけで、語呂合わせとしてはちょっときついかなあとずっと思ってます。それに、これの原曲をよく知ってる人は最後の「my way」を朗々と歌いあげたいのではと思ったり。

 ということで、私がいま訳詞するんだと最後のフレーズは「まいうー」にします。何が美味しいかというと「かりんとう まいうー」という事にすれば、「I did it my way」の雰囲気は出るのではないでしょうか。当時はまだ「まいうー」という言葉は使われてなかったので、そういう発想がなかったのでしょうね。「まいうー」にしておけば、カバーも大ヒット曲になったことでしょうに。

 とはいえ、カラオケの十八番が「マイ・ウェイ」で最後に絶対これを歌わねば帰らないという人はちょっと苦手。ついでにいうと、北島三郎の「まつり」が十八番の人ともあまりお友達にはなりたくないです。幸い同年代ではそういう人はいないのですが、何しろ当方一般男性ですのでポップなのが好みです。いいですね。(って、誰に言ってるのやら。)

斉藤由貴 35th anniversary concert 「THANKSGIVING」Special Edition

2021年02月27日 | 昭和歌謡・アイドル歌謡


 CSのファミリー劇場で放送されました。斉藤由貴さんのデビュー35周年記念コンサートで、昨年11月に実施されたそうです。会場は3階席まであるホールですが、東京建物 Brillia HALLというところで池袋にあるんですね。

 番組サイトによると「2020年11月14日に行われた公演の模様に、貴重な舞台裏の様子も収録した特別版をTV初放送!「悲しみよこんにちは」「夢の中へ」など数々のヒット曲を、思い出トークを交えながらお送りします。」とのこと。

 実際のコンサートは、オープニングから驚きました。まだ閉じた幕の前に一人で立ってスタンドマイクで「卒業」を披露。決して歌唱力バッチリという感じの人ではないですが、凄く丁寧に歌ってるのは感じるし、女優さんだけあって表現力は計り知れないものがあります。もちろんこのときも伴奏はあるのですが、一人で立って歌ってる緊張感は半端なかったです。

 斉藤由貴さんは、CD数枚とレーザーディスク2枚持ってるのでかなり好きな方。今回は番組全体で1時間45分だったので、実際のコンサートからはかなりカットされてたと思いますが、ほとんどの曲は知ってたし楽しめました。

 ところどころで、どうにも思いがこみ上げてきた感じが見えて彼女が涙ぐむ場面は多し。私はシングル曲では、もしかしたら「MAY」が一番好きかもしれませんが、その曲ではサビで完全に泣いてしまってそれでも「好きよ 好きよ 誰よりも好きよ」と歌うのを見て、あれを会場で見てたら完全にもらい泣きしてただろうとは思いました。

 今回はなぜか上白石萌歌さんがゲスト出演。この人は注目して見たことがないのですが、上白石姉妹の妹さんの方なんですね。斉藤さんのアルバム曲の「少女時代」をデュエットしてました。ちょうどこの曲が収録されているCDとLDを持ってますのでよく知ってますが、上白石さんも頑張って歌ってて今回は好感を持ちました。

 今回のコンサートはラジオDJ風の演出もあり、寸劇風の場面もあり、それこそ彼女のデビューからのいろんな場面を切り取って見せた感じ。もちろん歌がメインですが、あれだけの曲数をしっかり歌いきったのはアッパレでした。この映像は保存版です。

 ちなみに3月27日にも再放送がありますので、見逃した方は是非どうぞ。こういうのを見ると、生のステージはやはり緊張感があっていいなあと思いました。テレビで見ると会場で楽しむ雰囲気の10分の1にも満たないとは思いますが、それでも堪能できたということはその場にいた人は一生の思い出になったことでしょう。それにしても、いいものを見せて貰いました。彼女にはずっと歌い続けて欲しいです。


あんまりだわ

2021年02月26日 | 日記・雑記・ただの戯言
 今日ファンキーフライデーで聞いたのが「悲しみは駈け足でやってくる」という歌。これを歌ってるのはアン真理子という人ですが、もちろん芸名なわけでこういう名前にされた時には「あんまりだ!」と怒らなかったか心配です。

 芸能界デビューに当たっての名付けというと、スーパーギタリストの芳野藤丸さんの「藤丸」というのも芸名で、つのだ☆ひろさんに付けられたときに本人は絶対嫌だと1週間くらいふてくされてたというし、アントニオ猪木も結構ごねたという話も聞いたことがあります。なお、「藤丸」というのは当時活躍してた「ロッキー藤丸」というキックボクサーからとったとか。

 ところでこの「悲しみは駈け足でやってくる」という歌ですが、タイトルを聞いてすぐ曲を思い出せる人はどれくらいいるでしょうか。歌いだしは「明日という字は明るい日とかくのね」という曲です。それを聞くと40代以上なら大体わかるのではないかと。

 20年ほど前に、NHKFMの「ひるの歌謡曲」で「あなたへの応援歌」という企画をやってて、その時にこの曲もオンエアされてました。確かに「明るい日とかくのね」と言われれば応援になるのかもしれませんが、その日にオンエアされてた曲は「君について行こう」「若者たち」「涙くんさよなら」など。なんか物悲しい感じがしないでもないですが、これも応援歌ですか。

 なお、80年代アイドルの石坂智子さんの「卒業」という曲には「でもでも幸せという字は 裏から見てもやっぱり幸せ」という歌詞がありました。それを聞いたときに「幸せを掴むには裏から手を回したり、裏金を使ったり、裏社会の手を借りたり、裏街道を歩いたり、裏ドラをのっけたり、足裏マッサージをしたり、そこまでしなくてはいけないのか。」と当時高校生の私は思ったものです。これももしかして応援歌でしょうか。

 ところで、このアン真理子さんのことをWikipediaで調べたら、元々別の名前でソロ活動をしてて、この曲では作詞もやってるんですね。ということは、アン真理子というのは自分で考えたのかもしれませんね。

 さらにこの人は女優業もやってて、1975年の映画「冒険者たち」に娼婦役で出演してたそうです。これは多分あのねのねの二人が主演した映画なので、私は見てますね。どのシーンに出てた人かはわかりますが、顔は忘れました。ふ~む。

映画「犬神の悪霊(たたり)」

2021年02月25日 | 映画
 「たたりじゃー!」は八つ墓村のセリフで犬神家じゃないでしょ!というツッコミが全国から聞こえてきます。が、「犬神の悪霊(いぬがみのたたり)」という映画はあります。CSのチャンネルNECOで録画しました。

 番組サイトの解説によると「“女囚さそり”シリーズの鬼才・伊藤俊也監督、大和田伸也主演による怪奇映画。ウラン鉱探査のため久賀村を訪れた加納竜次は、村の娘・麗子と結婚した。しかし披露宴の日から、竜次と一緒に久賀村を訪れた仲間が相次いで死亡する。麗子は、竜次たちが村を訪れた時の様子を詳しく聞く。そして、それはまさしく“犬神の悪霊”によるものと直感し…。」というもの。日本初のオカルト映画だそうです。

 全然予備知識無しで見たのですが、結構色んな人が出てます。最初に出てくる大和田伸也の同僚役が小野進也で、ダブルシンヤなわけですが、ワイルド7の飛葉ちゃんなら悪霊に勝てるかと思ったら、こちらはあっさりやられてしまいます。

 他には泉じゅん、小山明子、長谷川真砂美、室田日出男、岸田今日子、山内恵美子、白石加代子、小林稔侍などなど。白石加代子という人を知ったのはここ数年の事ですが、当時からキャラは変わってないですね。さらに長谷川真砂美という人は、この映画のオーディションで2000人の中から選ばれたのだとか。その後「多羅尾伴内 鬼面村の惨劇(1978年、東映)」にも出てて、映画版の「ねらわれた学園」では高見沢みちる役だったそうです。どっちも見てますし「鬼面村の惨劇」は映画館で見てます。が、記憶にないなあ。

 それにしても、この映画は1977年公開の作品。あらすじと出演者を見て興味を持ったのですが、てっきり70年代前半の作品かテレビの2時間ドラマだと思ってました。77年というと、映画館で公開される話題作はテレビでも話題になってそうなものですが、まったく記憶になし。

 Wikipediaによると、前年に公開された「オーメン」でオカルトブームがあり、同じく前年に「犬神家の一族」が公開されており、その両方にあやかった感じだった様子。そんな安易な企画で通用するかと思ったら、これが結構なヒットだったとか。同時期の公開作品は「八甲田山」。ん~、そちらは世間では相当話題になってましたが。

 見た感想としては、結構力が入ってるのはわかりますが、なんでたたりなのかがわかりにくかったり、ウラン鉱探査の話もよくわからんので、その辺を深く考えるよりはホラー場面を楽しむ方がいいですね。大和田伸也が襲われて格闘するシーンは結構怖いです。ただ、出演者に泉じゅんがある時点で「おや?」と思う人も多いと思いますが、実際女性がお洋服をお脱ぎになるシーンとかワッチコンの場面は結構あります。

 レアな映画かと思ったら、今はDVDも普通に買えますので、「ジャパニーズホラーの名作だ」という名目で、お洋服脱ぐお嬢さんたちを合法的(?)に見られる作品としてお茶の間のお父さんたちにはお勧め。ただし、amazonでこれを検索すると「この商品を買った人はこんな商品も買っています」というDVDに、泉じゅんの「感じるんです」がもれなく表示されます。どーですか、お客さん。

映画「ザ・オーディション」

2021年02月24日 | 映画
 CSの日本映画専門チャンネルにて「1-5月 5ヶ月連続 プレイバック!アイドル黄金時代~80年代アイドル映画Collection part2~」という企画をやってます。松田聖子の「野菊の墓」、中森明菜とマッチの「愛・旅立ち」などが放送されましたが、いよいよネタが切れてきたか、セイントフォー主演の「ザ・オーディション」が放送されました。

 もちろんセイントフォーは知ってますが、この映画は初めて見ました。タイトルからして、素人の女子が歌手デビューのオーディションを受けてセイントフォーが結成されるという単純な物語を想像してたら大違い。

 セイントフォーが出るという事以外まったく予備知識無しで見たのですが、主演は世良公則さんに見えるし、芸能界の闇やら途中から男同士のバイオレンスシーンもあって、世良さんは血まみれで重傷を負うし「なんじゃこりゃ?」と。

 日本映画専門チャンネルの解説によるストーリーを要約すると「明日のスターをめざす4人の少女とマネージャーの戦いを描く青春ムービー。かつて芸能界を席捲したロックグループのリーダー北森(世良公則)。彼はある陰謀によるスキャンダルで失墜、今は名門プロダクションでマネージャー稼業に専念。ある日北森はあるアイドルの売り出しで社長と対立し飛びだしてしまう。しかしもう一人別のアイドルとの出会いが北森の一度は捨てた人生に火をつけた。」というもの。

 なので世良さんがやたらと熱いんですね。その世良さんの元妻の役が志穂美悦子さん。この辺の甘酸っぱい関係と、志穂美悦子さんにアプローチする硬派の平田満さん、悪役の中尾彬さんとか渋い社長役の池辺良さんあたりはいい感じなのですが、なにしろその世良さんが売り出そうとするアイドルがアイドルがセイントフォーなので…。

 セイントフォーについては、その存在はよく記憶してます。ただし、売り出しに何十億かけたとかそういう話ばっかり聞こえてきて、実際テレビで見た記憶はありません。デビューシングルの「不思議Tokyoシンデレラ」は1984年11月の発売。これはレコード屋さんでよくポスター見かけました。

 というのも、この年の9月に尾崎亜美様の「プラスティックガーデン」というLPが発売されており、私はそれが欲しくてたまらなかったのですが、何しろ貧乏学生だったので発売されてもなかなか買えず、レコード屋さんに通ってはジャケットだけ眺めてたという日々。

 一応バイトもしてたはずですが、なんであんなに金がなかったのかは不明。「プラスティックガーデンを買うぞ」と思って、貯金箱を作って小銭を貯めて買った記憶があります。果たしてLPが買えたのが11月だったので、その時にはレコード屋はセイントフォーのポスターだらけだったと。それにしても3千円貯めるのになんでそんなにかかったのかはいまも不思議。多分、部活の関係の呑み会が多かったのではないかと思いますが。

 今になって考えると、セイントフォーという存在は京都の隅々の小さなレコード屋さんにもあれだけポスター貼りまくってたあたりで宣伝費がかかってたのでしょうが、広告代理店の中抜きも半端なかったと思われ、お金かけてもスターにはなれないという実例かも。

 と、思って調べてみたら、Wikipediaによるとセイントフォーのデビュー曲はオリコン最高35位、第二弾シングルは15位だったんですって。結構売れてたんですね。あの人たちはどこで道を間違えたのでしょうか。虚しいなあ。

 ということで、5分だけ見ようと思った映画は最後まで見てしまいました。その点は、世良さんと志穂美悦子さんにアッパレです。セイントフォーは、これを見ても残念という感覚しかなく。(意見には個人差があります。)

徹子の部屋 ゲスト:太田裕美

2021年02月23日 | TV番組レビュー

 先週15日の「徹子の部屋」のゲストは太田裕美さんでした。「66歳…「乳がん」を家族の支えで」というタイトルで、乳がんにかかったことは聞いてましたが、その闘病の様子は聞いたことがなかったので録画した次第。

 2年前の2019年5月に胸の痛みや違和感で受診したそうですが、診断ではやはり乳がんでそれも初期ではなかったそうです。そもそも医者嫌いで健康診断も定期的には行っていなかったそうで、これが定期健診で見つかったからといって治療法が変わったかどうかはわかりませんが、診断の2ヶ月後に内視鏡で手術を行ったとのこと。

 この年はデビュー45周年で記念コンサートも予定されていたのですが、お医者さんからは治療しながら歌の活動はできると言われて不幸中の幸いというか、まずは一安心。今は抗がん剤治療は終了したそうですが、あれだけは辛くてもう二度とやりたくないとのこと。

 抗がん剤治療はもちろん髪も抜けますが、味覚障害がきついくて水を飲んだだけでも苦いと感じたり、料理を作っても自分では味見ができないので、家族に味付けを確認して「ちゃんといつも通りの味だから美味しいはず」と信じて自分の頭の中で想像して食べていたとか。食欲は落とさなかったそうなので、そこは本当に強い人ですね。

 その年の11月には45周年記念コンサートが行われ、この番組ではそのMCの様子、「九月の雨」「木綿のハンカチーフ」の映像もちょこっと流れました。当時は抗がん剤治療の最中だったそうですが、間隔を調整して貰ってちょうど投与後4週目という体が一番楽になったと時にステージができたのが幸いだったとか。

 やはりこういうのは経験した人しかわからないのでしょうが、今回の番組でも「なっちゃったものはしょうがない。自分の中で受け止める」「今まで元気だったのが奇跡だったのかもしれない」「神様が試練を与えたのかも」「普段の生活がかけがえのないものだったと気付いた」「やりたい放題やってきたから、これで命が縮まったとしても悔いはない」など、本当に心から出てきた感じのコメントを聞くことができました。

 最後は、番組側が太田さんには内緒でご主人に書いて貰った手紙を黒柳さんが読んで、お二人とも涙ぐむという場面がありました。結婚して36年だそうですが、いいご夫婦ですね。

 それにしても、治療の際に「タバコは? お酒は?」と聞かれて、「タバコは吸いません。お酒は浴びるほど飲んでます。」と答えたとか(笑) お医者さんは「お酒は少しはいいですけど、浴びるほどはちょっと…」ということで、今は禁酒してるそうです。

 抗がん剤が終了したということで順調に推移してるのでしょうし、昨年秋に私もコンサートで生の歌声を聞きましたが、かなり元気な印象は受けます。太田裕美さんの歌声は日本の歌謡界にとって本当に宝物ですから、このまま明るく元気に活動を続けて欲しいものです。これはすごく良い番組でした。


火星からの映像と自然科学の試験問題

2021年02月22日 | 日記・雑記・ただの戯言
 火星に着陸したNASAの探査機から、様々な映像が送られてきてワクワクします。普段宇宙には特に関心を示しませんが、いざこういう画像があると興味を示してしまいます。私のように元々知識のないものにとっては、「火星の映像が来た」ということにして、実際は送られてきた映像を基にしたCGでもまったく構わないので、とにかく夢を見せて貰えれば楽しいと。常々宇宙船と潜水艦にだけは絶対乗りたくないと思っておりますので。

 ところで、宇宙の探査のニュースを聞くと思い出すのが学生時代の「自然科学」という科目の試験。大学1年の時の一般教養科目なのですが、担当の先生が体調を崩して後期は全部休講でした。

 それでどうなったかというと、後期の試験日程が全部終わった後に、補講と称して別の先生数名がそれっぽい話を3日くらい朝から夕まで講義をして、最後に試験をして単位を与えるというもの。

 そして、その時の試験の問題が小論文。はっきりした内容はもう忘れましたが、概要としては「アフリカでは食料不足で飢餓の問題があるが、その一方、宇宙の探査に膨大な費用を投じている国もある。地球全体で見れば、宇宙の探査に費やす費用があれば、飢餓に苦しむ人を助けられるのではないか。それについてどう考えるか。」というもの。

 何がどうかというと、前期に受講してた内容も補講の内容も、こんな話とはまったく関係なかったので、試験問題をみて「はぁ?」と思ったのは言うまでもありません。

 何よりも、補講の期間は2月の中旬だったと思うのですが、500人くらい入る大教室に暖房が効いてなくて、まともに講義を聞くような状況ではありませんでした。初日から厚着をして出かけたのですが、それでもガタガタ震えてたので使い捨てカイロをいっぱい買って太ももからふくらはぎから足の甲にも入れてたくらい。これまでの人生で寒さで辛かったという記憶は、この時の京都が一番です。何時間も座ってて動けなかったのがきつかったと。

 そんな状況だったので、この問題にどういう回答をしたかはまったく記憶しておりません。が、周囲の様子を聞くと補講を受けて試験を受けたものは皆成績は「可」だったような。

 それにしても、生きていく上ではこういう問題より「極寒の京都で1日じっと講義を受ける際の寒さ対策はどうするか」という事を考える方が役に立ちますね。今だったら、上下ヒートテックのアンダーウエアを来て、シャツを着てセーター着てその上にダウンジャケット。カイロも当然装備するとして、あの時の経験はとにかく足先が寒かったです。靴の中に唐辛子とか入れるのがいいんでしょうか。さすがにウオッカとか飲むわけにはいきませんし。

スケバン刑事 番外篇、特別編

2021年02月21日 | TV番組レビュー
 
 「スケバンまで張ったこの麻宮サキが、何の因果か落ちぶれ今じゃマッポの手先。笑いたければわらうがいいさ。ワッハッハ。」という泣かせる(?)セリフをご記憶の方も多いでしょう。

 斉藤由貴さんがデビュー35周年ということで、CSのファミリー劇場でスケバン刑事の番外篇、特別編の一挙放送をやってました。どっちが特別でどっちが番外かよくわからなかったのですが、メイキングとかNG集とか名場面集とか満載で面白かったです。

 ヨーヨーが上手くできなくて10数回NG出したり、タンカを切る場面がうまく言えなくて笑ってしまったり可愛かったです。私は当時もドラマ見てましたが、序盤は知らなかったのが友達が「音楽が新田一郎やで」と教えてくれたので、途中から見始めました。それですっかり彼女のファンになりました。

 スケバンとは、もちろんスケベな番長のことですが、スケバン刑事というミスマッチなタイトルが受けたのでしょうね。ジーパン刑事というのもいましたが、当然ノーパン刑事というネタもあるだろうと思ったら、一発ネタどころかシリーズになってるような。

 なお、斉藤由貴さんは「テレビ探偵団」に出た時に最後のリクエスト曲として石川ひとみさんの「まちぶせ」を挙げて、映像が流れたということがあったので良い人です。この曲はカラオケの十八番だそうで、家にカラオケがあってお姉さんがソプラノで彼女がアルトでデュエットするとか。聞いてみたいものですね。

 今回は番外篇と特別編だけでしたが、もし全部再放送するなら見ます。どこかで放送してくれませんでしょうか。ちなみに二代目、三代目は受け付けません。あしからず。

ドレッドノート好きなんだけどなあ

2021年02月20日 | ギターと楽器のこと
 
 ギターでいうドレッドノートとは、大型の豊かなボディーを持つものを指します。マーチンが発表した新型の大きなギターで、それまでになかった大きさから大型戦艦「ドレッドノート」の名がつけられたと言われます。くびれの少ないでっぷりとした形状が特徴です。

 初めて我が家に来たギターはフォークタイプというか、マーチンでいうとOOとかOOOとかのタイプでした。小柄な小学生男子としては手ごろなサイズだったのですが、小ぶりなギターを持ってたものとしては、ドレッドノートとかジャンボギターとかいうと憧れは大きかったです。

 それで、10数年前に画像のギターを買ったわけですが、これはヤマハのFG-301Bというモデル。ドレッドノートタイプですが、中古で8千円くらいだったかと。1979年くらいのギターと思われますが、当時のヤマハは良質の木材を使ってて、表面の白っぽい板はエゾ松、側面と裏面はパリサンドルというマダガスカル原産のローズウッド。完全なハーフ(?)です。

 ただ、当方体格が中肉中背なので、椅子に座ってドレッドノートを抱えた時に、最近はちょっと負担に思えてきました。これは年をとったせいでもあるのでしょうが、もうちょっと小ぶりな方が使いやすいかなと。

 もう1本エレアコを持ってるのですが、そちらはちょっと小さすぎる感覚があるので、ここはひとつこのヤマハを売り払って手ごろなのを買おうかと。どうせならエレアコでカッタウエイが入ってるがいいかなと。希望はヤイリとかテイラーですが、そこは手が出そうにないから、やはりヤマハかタカミネかモーリスか。まあモーリス持てばスーパースターも夢ではないですし。

 ま、考えてる時が一番楽しいのですが、小ぶりでも鳴りが良いのを気長に探そうかと思ったり。

「もどり川」かと思ったら「しなの川」だったという

2021年02月19日 | 映画
 CSで映画録画して「もどり川ってショーケンだっけ?」と思ったら、実際録画してあったのは「しなの川」という映画。まったく予備知識なしで見たけど、まず昭和48年芸術祭参加作品という文字がバーンと出たので、「あんまりゲージツ的なのはなあ」と思ったのですが、なんと主演は由美かおる。

 この人が主演という事は、やっぱり風呂入ったりするんでしょうか?と思ったら、案の定お脱ぎになってました。これが舞台は昭和5年ということで、老舗の奔放なお嬢様はいきなり川で全裸になって水浴びをするのでした。

 若いころは水浴びできたのが、熟女になったら冷たいのには耐えられなくて、お風呂で脱ぐようになったということでしょう。由美かおるさんは当時23歳ということですが、水戸黄門の入浴シーンでもあまりイメージが変わらないのはお見事。

 それにしても、この「しなの川」が昭和48年で、翌年夏は「ノストラダムスの大予言」があって、その暮れには「エスパイ」に出てたので、この方は当時お洋服を着る暇がなかったのではないかというほどお脱ぎになってて、なおかつ売れっ子だったのですね。

 なお「しなの川」はあまりゲージツ的とは思わなかったのですが、岡田裕介と石坂浩二は区別しにくいというのはわかりました。