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電通と全電通

2021年08月13日 | 日記・雑記・ただの戯言
 今や「電通」を知らない人は少ないと思いますが、「全電通」というのはご存じでしょうか。

 子供の頃、毎月我が家に届いてた郵便物。ミニサイズの新聞のようであり、細長く折りたたまれた書類に腹巻のように油紙が巻かれ、宛名が書かれていました。その新聞に書かれていた文字は「全電通」。

 ということで、さっそく正解の発表です。「全電通」とは「全国電気通信労働組合」の略称。私の父は電電公社の社員だったので、その機関紙がちょくちょく届いていたわけです。

 調べてみたら、この組織は朝鮮戦争が勃発した1950年の9月に結成され、10月にその機関紙「全電通」が発刊されたとのこと。発刊の頻度は知りませんが、毎月くらいは来てたのではないでしょうか。

 実際「全電通」というのは労働組合を指すわけで、電電公社そのものを示すわけではありません。が、私の子供の頃は両親とも「電通の社員が」「電通の寮で」などと、普通に「電電公社=電通」という表現をしてました。多分、母はいまだにそういう認識だと思われます。

 そんなこんなで、私が電通は広告代理店だと認識したのは就職活動を始めた頃。周囲で「電通とかいいよね~。」とか言ってた奴はいましたが、もちろん就職した知り合いはいません。なにしろ関西でしたし。電通をもってしてもそんな状況なので、博報堂なんてのは当時は「白鳳堂」だと思ってました。35年くらい前の話です。

 ということで、全電通は「全国電気通信労働組合」、電通はもともと「日本電報通信社」だったそうです。本日のまったく役に立たない知識でした。