カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

紅露医院のギー兄さん

2008-03-26 00:14:16 | Weblog
 今日は、といいますか、もう日付が変わってしまったので昨日の夜のことになりますが、都電荒川線の王子駅前の北とぴあ・つつじホールで、川島さん山根さん主宰による作曲家湯浅譲二さんの個展コンサートがあり、聴かせて頂きに出掛けてきました。図形楽譜や不確定性の音楽を、劇的要素濃く演出した、すごく面白い、興味深いコンサートでした。

 その帰り、都電荒川線王子駅の看板に見つけた或る医院の名前。

 紅露(こおろ)医院。紅露さん。

 おもわず、大江さんの小説に出てくるギー兄さんのことを思い出しました。。。
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乾杯の踊り

2008-03-25 14:56:56 | Weblog
チャイコフスキー作曲バレエ音楽「白鳥の湖」第一幕より「乾杯の踊り」(第8曲目)。

(ご参考:「白鳥の湖」http://www.yuugao-net.com/SwanLake.html)

 ***

 今日は、大学の卒業式。昨日食事会でお会いしたT川会(仮称)メンバーのK崎さん、M代さんはじめ、今日卒業の日を迎えられた皆様、ご卒業おめでとうございます!!

 チャイコフスキー作曲の「白鳥の湖」のなかの「乾杯の踊り」の音楽の出だしの部分を、盛大に頭の中で鳴らしています。

 この乾杯の踊りの音楽は、勇壮で明るい楽想(A)が繊細優美な情趣あふれる中間部(B)をはさむABA形式で出来ています。大好きな音楽の一つです。とくにこの中間部(B)弦楽器のピチカートに乗せてフルートの二重奏の奏でる部分を聴くと、透き通った夢を見ているような、なんともいえない懐かしい遠い気持ちになります。不思議です。
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eX.(エクスドット)7 湯浅譲二「投企 / げき」投射実験

2008-03-24 11:01:45 | Weblog
 興味深い演奏会・シンポジウム情報から、メモです。。。

eX.(エクスドット)7 湯浅譲二「投企 / げき」投射実験
http://www.komp.jp/08_3_25.html

<live> 2008年3月25日(火)19:00開演 18:30開場
北とぴあ・つつじホール
東京都北区王子1-11-1
http://www.kitabunka.or.jp/data/sisetu/index.htm

¥3000(予約・前売り¥2500)

―湯浅譲二作品個展―

ピアノのためのプロジェクション・エセムプラスティック (1961)
観息 (1964)
電子ギターのためのプロジェクション―死者の奢り (1968)
弦楽四重奏のためのプロジェクション I (1970)
インター・ポジ・プレイ・ション I (1970)
演奏詩「呼びかわし」 (1973)
弦楽トリオのためのプロジェクション (2001)
ランブリング・チューバ (2006)

[出演] fl:多久潤一朗 tuba:橋本晋哉 perc:神田佳子 el.gt:佐藤紀雄 pf:川島素晴、山根明季子 vn:辺見康孝、亀井庸州 vla:甲斐史子 vc:多井智紀 vo:足立智美、奥野千春、和田佳子 音響:有馬純寿(敬称略)

 ***

<experiment> 2008年3月27日(木)13:30~17:30
すみだトリフォニーホール・小ホール

¥1000
(25日のliveとともにご予約頂いた方は、両日併せて3000円になります)

シンポジウム《湯浅譲二の探究―電子音楽作品を中心に》

パネリスト:湯浅譲二、有馬純寿、川崎弘ニ、川島素晴(敬称略)

―上演曲目―

白い長い線の記録 (1960)
ホワイト・ノイズによる「イコン」 (1967)
「ヴォイセス・カミング」より「インタビュー」 (1969)
マイ・ブルー・スカイ第2番 南カリフォルニアの (1976)
白の研究 (1987)

湯浅譲二の電子音楽作品への取り組みを、マルチチャンネルによる実演付きで辿る。作曲者本人に加え、日本の電子音楽研究の第一人者、川崎弘ニ氏、及び、当夜の実演も担当していただくサウンドプロジェクショニスト、有馬純寿氏のご登壇も得てのシンポジウム。

 ***

予約・お問い合わせ:eX.(エクスドット)事務局
090-9824-1982(山根さん)
090-2901-0481(川島さん)
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夜な夜な筆を折ってみる/夢を紡ぐ夜鷹

2008-03-24 10:34:09 | Weblog
 memoです。

夜な夜な筆を折ってみる
http://kinsaginsa.blog.shinobi.jp/

夢を紡ぐ夜鷹
http://sei20075.jugem.cc/
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昨夜の桜の鼻。

2008-03-24 06:25:17 | Weblog
 昨日は、お彼岸の最終日でした。朝からいつもお世話になっているお寺に伺い、夕方までお手伝いをさせて頂きました。写真は帰りに見つけた池袋の某寺の前の桜。
 明日に大学卒業式を控えた今日は、東京駅前のDという南インド料理店で、大学のT先生を囲んで古代インド思想ゼミOGOB食事会を開きます。楽しみです。
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間もなく死んでしまふ耳に

2008-03-22 20:35:22 | Weblog
 目白通りと不忍通りとがぶつかる辺りの風景は、日本女子大学附属豊明小学校の建つ高台(明治期の豪商、小布施氏の邸宅跡)の下に自動車通行用の大きなトンネルが掘られて、たくさんの木が切られて広い通り(都道)が作られると、一変してしまうのでしょう。。。

 本当に、これ以上自動車用の大きな道をつくることが必要なのかどうか、すごく疑問に感じます。
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間もなく死んでしまふ耳に Ⅱ

2008-03-21 20:39:51 | Weblog
 短歌メモから、です。

詞書:《ヴォカリーズ》
ピアニストの掌(て)の貝殻にいつまでも鳴りし止まざる潮騒はあり
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間もなく死んでしまふ耳に

2008-03-21 18:05:38 | Weblog
 短歌メモから、です。

午前二時酒場に《四季》は流れてをり 間もなく死んでしまふ耳にも
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東京音楽大学裏の豆腐屋さん

2008-03-21 17:09:25 | Weblog
 東京音楽大学の裏、雑二ストアーの並びにある昔ながらの豆腐屋さん。よせ豆腐150円、ゴマ豆腐200円。クリーミーですごく深い味わいがして、美味です。
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小冊子『熱風』のこと。

2008-03-21 12:40:45 | Weblog
 小冊子『熱風』のこと。

 興味深いので、以下引用させて頂きます。。。

スタジオジブリ出版部
http://www.ghibli.jp/shuppan/

小冊子『熱風』
http://www.ghibli.jp/shuppan/np.html

機関紙「熱風(GHIBLI)」目次紹介
http://www.geocities.jp/solitium/ghibli2005.html

「54ページ分の好奇心 「熱風」編集長・田居 因(たい ゆかり)氏に聞く」
(2004年3月23日読売新聞記事・依田謙一記者)
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/ghibli/cnt_interview_tai.htm

 「スタジオジブリの好奇心」をキャッチコピーに、ジブリがPR小冊子を毎月無料で配付している。名前は「熱風」。ジブリの原義である「サハラ砂漠に吹く熱い風」から取ったものだ。
 「日本人の食卓」「変わりゆく町の図書館」「私とNPO」「フリーターを考える」――毎号、ユニークなテーマが巻頭特集を飾る。アニメーションスタジオであるジブリが、なぜ、このような小冊子を発刊しようと思ったのか。編集長の田居因さんに聞いた。(依田謙一記者)

――「熱風」を発行しようと思ったきっかけは。
田居 それまでのジブリの出版部というのは、単行本作りが中心でした。ところが、いざ出版しようと思ってもなかなか原稿がたまらない。そこで、雑誌を作れば、連載してもらうことで原稿がたまるかなぁって(笑)。ただ、それは二番目で、一番の理由は、出版を通じて何か面白いことをしたいということなんです。
――一人歩きしているジブリのイメージに耐えられなくなり、自分たちの言葉で発信したくなったのかなと推測したのですが。
田居 いえいえ、もっと単純な話です。もともと鈴木敏夫プロデューサーが言い出したことですが、彼は以前から岩波書店の「図書」や草思社の「草思」といった小冊子を愛読していた。その影響もあって、売れるということよりも企画の面白さで勝負できるものを作ってみてはどうかと。
――販売せず、無料にしたのは。
田居 売ろうという考えは最初からありませんでした。有料にすると、売れ行きを重視するようになって、できないことの方が多くなるんですね。それよりも、時代をしっかり見つめたテーマに取り組んでいくことの方が大切だと思いました。アニメーション作品とは直接的に関わらないかも知れないけど、ジブリが今こういうことに興味を持っているんだと知ってもらえればと。
――一部の書店や三鷹の森ジブリ美術館など、限られた場所でしか手に入らないんですね。
田居 ジブリ関連の本を置いて下さっている常設店から、「常設するメリットはないか」と要望を頂いていましたので、発行はそれに応えるという意味もありました。ただ、「入手できない」といった反響や問い合わせが多くなり、今年から定期購読(http://www.ntv.co.jp/ghibli/shuppan/koudoku.html)を始めています。
――テーマはどのようにして決めているのですか。
田居 正直言って「これ」という方針があるわけではなくて、毎回、手探りの状態です。スタッフごとにいろんな意見があるので、テーマを決めるのは大変ですね。でも、例えばジブリが尊敬している人が興味を持っていることは、追求しても面白いんじゃないかというような視点はあります。創刊号のテーマは、「日本人の食卓」でしたが、これはいろいろお世話になっている作家の井上ひさしさんが、食について取り組んでいらっしゃることが、きっかけになっています。
――では、一年分のテーマ予定があるというようなことではなく……。
田居 行き当たりばったり(笑)。ただ、雑誌ですから、世の中の動きの中でテーマを決めていく方がいいということはありますけどね。取り組んでいるテーマについては、興味を持ってくれる人が各地にいるだろうと信じて選んでいます。それは、決して大きな集団ではないかも知れないけど、“点”で待ってくれている人々。そういう読者を大切にしていきたいんです。
――毎回、ユニークなテーマを扱いながら、内容は決してマニア向けになっていませんね。
田居 それは、編集者である私たちが素人の視点を忘れないようにしているとともに、多くの若い人に読んでもらいたいと思っているからだと思います。もちろん、企画を立案した本人は多くの知識を持っているかも知れませんが、初めて読む若い人に興味を持ってもらわなければ扱う意味がありません。

 徳間書店入社後、田居さんが携わった雑誌に「月刊アニメージュ」の創刊があった。当時、先輩だったのが現在の鈴木プロデューサーで、「とにかく怒られに怒られて」出版のいろはを教えられたという。
 現在は4人所帯となったジブリ出版部も、「平成狸合戦ぽんぽこ」(1994年)制作時に田居さんが配属された当時は、たった一人。故・黒澤明監督と宮崎駿監督の共著である「何が映画か」(93年)などの単行本を「コツコツ作る日々」だった。

―一人で「出版部」というのも大変だったのでは。
田居 大変でしたけど、ノウハウはありましたからね。意外と知られていませんが、ジブリは徳間書店の一事業部なんです。ですから、作品の関連書籍などを作ったりという出版事業には慣れていたんです。鈴木“先輩”もいましたから、分からなかったら聞けばいいやって(笑)。
――編集者になろうと思ったきっかけは。
田居 小さい頃から、岩波書店の児童文学全集などを読みあさって育った本好き。本とコーヒーがあればそれでOK、という日々をずっと過ごしてきました。早い話が、私には本しかないんです。ですから、今、こういう仕事ができているのは幸福ですね。
――活字離れが叫ばれて久しいですが、かつての田居さんのような子どもが減ってきているのはなぜなんでしょう。
田居 アニメーションスタジオにいてこんなこと言うのも何ですけど、やっぱり映像の力が圧倒的だからでしょう。親にしてみれば、絵本を読み聞かせるより、アニメーションを見せておく方が楽ですから。だからこそ、ジブリが本を作り続けていくことは意味があるんだと思います。
――最近は、「戦後派」と呼ばれた作家、故・堀田善衞さんの著作を復刊したことで話題になりました。
田居 宮崎監督と鈴木プロデューサーが以前から堀田さんを敬愛し、親交があったことで、復刊の話が持ち上がりました。堀田さんというのは、宮崎監督が判断に困った時の指針にしている方なんですね。若い人のなかには、堀田さんを知らない人もいると思いますが、手にとって読んでもらえれば、ジブリがなぜ今、堀田さんの著作を復刊したのかを分かっていただけると思います。
――初めて堀田さんの本を読む人にお薦めの順番はありますか。
田居 復刊された3冊の中では、まず、「時代と人間」から入るのがいいと思います。NHKの番組で行った講議がもとになっているので、言葉も平易です。その後、「路上の人」「聖者の行進」、と続くのが読みやすいでしょう。
――「熱風」次号のテーマは。
田居 「どこへ行く、日本の宇宙開発」です。H2Aロケットの打ち上げ失敗があったことで、宇宙開発について様々な意見があることが分かりました。大きな疑問を持っている人もいれば、強く推進すべきだという人もいる。私個人でいえば、そもそも宇宙開発がどういうものなのか分からない。そうやって考えていくと、ロケット一つ作るのにどれだけの予算が使われているのかといった素朴な疑問も出てきて。特集では、「国産ロケットはなぜ墜ちるのか」の著者であるジャーナリストの松浦晋也さんや、SF作家の小川一水さんなどに執筆していただく予定です。
――今後作っていきたい本は。
田居 今、書店に行くと、たくさんの本が並んでいます。毎年7万点もの本が出版されていますが、一方で残っていく本はとても少ない。売れるということも大切ですが、「残っていく本であるかどうか」ということを大切にしていきたいと思っています。

 田居さんから伝わってくるのは、本への強い愛情だ。この愛情によって、田居さんが、そしてジブリ出版部が作っていく「残っていく本」は、アニメーション同様、ジブリの大切な“作品”となっていくことだろう。(了)
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