カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

短歌連作メモ

2007-12-28 21:12:14 | Weblog
短歌連作メモです。。

「新しい年に祈る」

この夕べラジオ局から流さるる暗くて寒きニュースのことども

まろやかにホットミルクの膜は立つ 祈りはいつもこの天空に
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どうぞよいお年を!

2007-12-28 14:59:34 | Weblog
 今朝の短歌メモから、です。

言の葉も天へと帰りゆく朝(あした) ピアノに合はせ歌はるる「凧(たこ)」

 結局、自分として満足のいく「ねずみ」の短歌は、まだできておりません。。。

 ***

 皆様、今年一年大変お世話になり、有難うございました。
 また来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 どうぞよいお年をお迎えください。
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コンサート二題。その2

2007-12-28 13:19:14 | Weblog
 コンサート二題。その2。

(先日12月24日府中の森芸術劇場・ウィーンホールで開かれた東京藝大・澤和樹先生門下生の方たちによるクリスマスコンサートのことと、昨日(12月27日)かつしかシンフォニーヒルズ・モーツァルトホールで催された下野竜也指揮・読売日本交響楽団による「かつしか第九演奏会」のこと。)

 ***

 つぎに、昨夜の下野さん指揮の読売日本交響楽団による「第九」のコンサートのことから。

 プログラムは以下のとおりでした。

・モーツァルト作曲・歌劇「後宮からの誘拐」序曲 K.384

・ベートーヴェン作曲・交響曲第九番ニ短調 Op.125「合唱付き」

指揮:下野竜也
コンサートマスター:藤原浜雄
管弦楽:読売日本交響楽団
ソプラノ:國光ともこ
メゾソプラノ:坂本朱
テノール:中鉢聡
バリトン:宮本溢光
合唱指揮:三澤洋史
合唱:新国立劇場合唱団

 モーツァルトの序曲もよかったですが圧巻はやはりベートーヴェンでした。
 下野さんの迷いのない的確なバトンコントロールの下、オーケストラも合唱団も爽快でドライブ感に満ちた演奏をされていました。
 テンポはやや速めだったかもしれません。
 とくに私が「お」と思ったのは、第四楽章、916小節目からのところでした。譜面上では「Maestoso(四分音符=60)」と書かれていて、大抵は、それまでよりも明らかにテンポを落として演奏するケースが多いと思うのですが、下野さんはほとんどテンポを落とすことなく、一気にコーダへ。緊張感を保ったまま、爽快なドライブ感を持続したまま最後の音まで鮮やかに推進していかれました。このようなすごい第九の演奏は、これまで聴いたことがなかったです。びっくりしたと同時にすごく感動しました。有り触れた表現ながら、昨晩、時間ができてかつしかまで聴きに行かれたことを思わず神(!?)に感謝しました。演奏された皆様、有難うございました。
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コンサート二題。その1

2007-12-28 12:19:57 | Weblog
 コンサート二題。先日12月24日府中の森芸術劇場・ウィーンホールで開かれた東京藝大・澤和樹先生門下生の方たちによるクリスマスコンサートのことと、昨日(12月27日)かつしかシンフォニーヒルズ・モーツァルトホールで催された下野竜也指揮・読売日本交響楽団による「かつしか第九演奏会」のことです。

 まず、澤先生のコンサートのことから。

 プログラムは以下のとおりでした。(曲名の後のカッコは独奏者)

・コレルリ作曲「クリスマス協奏曲 Op.6-8」

・ヴィヴァルディ作曲「2つのヴァイオリンのための協奏曲イ短調」(Vn1二村裕美さん<東京藝大附属高校1年生>、Vn2岡谷恵光さん<東京藝大附属高校1年生>)

・J.S.バッハ作曲「ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV.1041」(高山佳南子さん)

・J.S.バッハ作曲「ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV.1042」(神崎悠実さん)

・ヴィターリ作曲「シャコンヌ(独奏Vn+室内オーケストラ版)」(河裾あずささん<東京藝大附属高校1年生>)

・タルティーニ作曲「悪魔のトリル(独奏Vn+室内オーケストラ版)」(渡辺彩さん)

・マスネ作曲「タイスの瞑想曲(独奏Vn+Harp版)」(澤和樹先生)

・J.S.バッハ作曲「オーボエとヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV.1060R」(Vn1民谷香子さん、Vn2黒瀬奈々子さん)

・J.S.バッハ作曲「2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV.1043」(Vn1村津瑠紀さん、Vn2岡部亜希子さん)

・タルティーニ作曲「ヴァイオリン協奏曲ニ短調」(澤亜樹さん)

・ヴィヴァルディ作曲「ヴァイオリン協奏曲集『四季』Op.8」~「春」(森彩香さん)、「夏」(福崎雄也さん)、「秋」(根来由実さん)、「冬」(湯本亜美さん)

・川嶋素晴作曲「クリスマスキャロルメドレー(紀尾井の冬に)」

<室内オーケストラ>
指揮:澤和樹先生
Vn:民谷香子さん、村津瑠紀さん、根来由実さん、福崎雄也さん、岡部亜希子さん、黒瀬奈々子さん、神崎悠実さん、澤亜樹さん、高山佳南子さん、森彩香さん、湯本亜美さん、渡辺彩さん、岡谷恵光さん、河裾あずささん、二村裕美さん
Va:花房照子さん、瀧本麻衣子さん、他
Vc:森山涼介さん、他
Cb:熊谷麻弥さん
Hp:稲川美穂さん
Cem:石川庸子さん
(Vn以外の、Va、Vc、Cb、Hp、Cemは賛助出演)

 ***

 敷居の低い無料のコンサートだからなのかもしれませんが、会場内には小さなお子さん連れのお母さん方の姿もちらほら見られました。お母さん方はそれぞれの席で素晴らしい演奏に目を輝かせ耳を澄ませている様子でしたが、お子さんたちはたいがい途中で退屈してしまい、演奏中に隣のお母さんに大きな声で話しかけるアクシデントがポツポツ。特に、「悪魔のトリル」の渡辺さんの演奏中に起きた最前列席の幼児の大声のおしゃべりは、見ていてまことにお気の毒でした。それでも、そういうアクシデントにめげず、「悪魔のトリル」の曲後半、まるでヴァイオリンに鬼神が降りてきたかのような凄い演奏をされた渡辺さんは素晴らしかったです。

 どの演奏も素晴らしかったです。とくに、独奏曲目のトリが湯本亜美さんだったのは、さすがにやっぱりなあという感じでした。そのほかに私が「お」と思ったのは、河裾さんの弾かれたヴィターリの「シャコンヌ」でした。

 最後の川嶋さんの音楽、いつもながらにすごく楽しくて面白かったです。ステージを見ていながら心がぽかぽか温かくなりました。

 本当に素晴らしいコンサートでした。演奏の皆様お疲れ様でした。有難うございました。
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