カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

音楽における『日本らしさ』と、『日本(らしい)音楽』とは??

2007-08-12 18:54:51 | Weblog
 久しぶりに

(1)(現代社会での)音楽における『日本らしさ』とは何か?

(2)『日本(らしい)音楽』を成立させているものは何か?

という問題を前に、頭を捻っています。

 なかなか難しいです。。。

 (1)について。ここでいうところの「(現代社会での)音楽における『日本らしさ』」にはとりあえず2通りぐらいあると思います。1つめは、「(個人や団体としての活動や風体が)日本らしいと認知されている個人もしくは団体」がパフォーマンスをする場合の「日本らしさ」。2つめは、たとえば「さくらさくら」や「君が代」などの楽曲がもたらす「日本らしさ」です。そして、これらの場合の「日本らしさ」は、どちらの場合も結局「ジャポニズム」として一昔前のヨーロッパ人を熱狂させたものと同じ(?)なのかもしれません。。。。
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ラヂオをつけると

2007-08-12 04:16:09 | Weblog
 まだ暗い朝方、ふと目が覚めてラヂオをつけると、番組は坂本九さんのうたの特集をやっていました。懐かしい歌声に耳を傾けながら、そういえば今日は8月12日、昭和60年に日本航空機が御巣鷹山に墜落してしまった日、坂本九さんの命日だったとあらためて思いました。あの日から22年。時間の経過はひとびとの思いとは裏腹に、ある意味非情に早いものです。。

 たまたま開いた歌集に、つぎのうたが見えました。

星々のはらわたはつか見ゆる朝酸(す)きくだものを鞄に容れぬ  水原紫苑

一行の古詩読みえざる茶房にて樹木はくらき紅葉(こうえふ)なせり  水原紫苑

 ともに、水原さんの第一歌集『びあんか』所収。

 「一行の詩」というと佐佐木幸綱さんの有名な「直立せよ一行の詩 陽炎にゆれつつまさに大地さわげる」がぱっと思い浮かびます。水原さんの一首は、喫茶店内部のほの暗さが印象的です。

 どのうたにも惹かれます。
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