うたに目覚めた2000年以来、手当たり次第じつにさまざまな短歌関連本に手を出して読んできたものでしたが、生来私の記憶力が大して強くないこともあって、正直なところ、その中でいまだに印象鮮やかに憶えている本というとそんなに多くありません。『新星十人--現代短歌ニューウェイブ』(立風書房)はそんな数少ない印象深い一冊です。
同書170ページ。米川千嘉子さんのうたから。
足たれて夕茜漕ぎ子どもらがひつそりうたふ星ほろぶうた 米川千嘉子
この、しづかで不気味でかなしげな米川さんのうた、結句の「星ほろぶうた」が頭にこびりついてなかなか忘れられません。奥付によると、1998年頃の作品らしいです。
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今日は、京都までの切符と前日の宿を手配。
今夏の甲子園野球。ときどきラヂオで聞いています。なんとなく、今年は大垣日大か今治西あたりがいい線にいくような予感がしています。楽しみです。