モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

受験生時代の作品

2013-05-18 04:58:00 | 学生
Iwata

今回は少し趣向を変えて、私が受験生時代の作品をご紹介します。

美大受験はそれぞれの科によって扱う描画材料は異なりますがとにかく色々なものを描かせられます。
それは試験でどのような出題が出されても対応する力を付ける為であったり、一見、魅力的とは言えないようなモチーフや出題から面白さを見いだし、如何に絵を作り出して行くかという力を養っていく為でもあります。

私の受験した芸大の工芸科というところは、デッサン、水彩、立体という3つの試験がありますがどの科でも基本となるのはやはりデッサンです。こちらにも載せているように描くモチーフも静物や石膏など様々ですがいずれにしても、表面的なことだけに捕われず、そのものの構造や成り立ちといったことも含めて、いかに本質を捉えようとするかといった事が求められます。
又、水彩に関してもこういったデッサンで培ったことを活かして、与えられたモチーフから魅力を引き出し構成していくかが鍵になってきます。

まだ二十歳そこそこの受験生にとっては、このようなある種ストイックな経験はハードなものかも知れませんがそういった日々の鍛錬が精神的な成長に繋がっていくのかも知れませんね。

ここに載せた以外にも私が受験時代に描いた作品を恥を忍んでアトリエミオスに持って参りました。ご興味のある方がいらっしゃいましたら小原先生に言って頂ければご覧になって頂けますので、見てみて下さい。

とは言え、こんな偉そうなことを言っていながらも私が組んだ小学生の油彩のモチーフは、描きたくないランキングNo.1という事で、まだまだ今の小学生の心を掴むには未熟な私でありますがこれにめげず、子供達の気持ちをガッチリ鷲掴みにできるような素敵な講師になれるよう日々頑張って行きます!

ちなみに私の組んだモチーフを一人でも描く子がいたらビールを奢ってくれると小原先生がおっしゃっていたのですがなんとか一人だけ描いてくれる子がいてくれたおかげで今日おいしいビールを頂くことができました!
私のモチーフを選んでくれた子と田中先生には、感謝感謝です!! 岩田

コメント
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