火曜クラス以外はもう次の「自分で作ったモチーフに和柄のペイントをし、それを日本画で描く」という2段仕込みの課題が始まっています。岩絵具を使った本格的な日本画です!リトグラフに日本画にと、大人がやっても複雑な課題続きになってしまいましたが、モチーフ作りで粘土を触ったり、和柄や家紋のペイントをするなかでうまく気分転換して日本画に挑んで貰いたいと思います!
さて、1週遅れで先週みんなのリトグラフが刷り上りました!他の先生も紹介にもあったように、木版リトグラフは私たちもほとんど制作する機会の無い珍しいものなので、どんな作品が出来たか一挙にご紹介します。(画像クリックで少し大きくなります。) 普通に版画を彫って刷る「木版画」と比べてどうでしょう?「描いたモノがそのまま刷れる」と以前書きましたが、実際に刷ってみると同じように黒く塗っていた場所でもインクの載り具合や、どれだけ力を圧力をかけられたかで、かなりの違いがありました。白地もただ真っ白にならず木目が刷りとられ、絵の一部になっているのがすごく素敵です。
出来上がってみて気づきましたが、絵の具で描く絵は一番始めのタッチが下に埋まって行きますが、リトグラフは線のみのシンプルな表現なので初めから最後まで、どんなふうに描いて行ったか想像できるのが面白いですね。線が太いのは意識して力を入れたのか、ただ癖なのか。この子だったら前者かな?とか、この毛並を表現するためにタッチを工夫したんではないかなど、そうした本人の制作風景や性格がいつもよりはっきり見えてくる気がしました。ちょっとした診断書になったリトグラフでした。