モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

異なる質感を再現して

2024-05-07 22:24:47 | 学生


美月 高1 油彩

サヤカです!ゴールデンウィーク中もなんだかんだ学校があり、大型連休という言葉に不満を抱いています…

今回は高校一年生の美月の作品を紹介します。高校受験が終わった中3終わりから描き出した初めての油彩です。「あれ?同じモチーフの油絵を見たことがあるような気がする?」と思われた方も多いでしょう。そう2ヶ月前にブログで紹介した中3未奈の油絵と全く同じです。二人は違う中学で、ミオスでもクラスが異なり接点はなかったのですが、同じ高校に行くことになりましたので、小原先生が勧めました。(薦めたというより「同じ高校になった時、ミオスと言う共通点だけでなく、制作の苦労話という話題があった方が友達になりやすいじゃん!?」とそそのかし?て難易度高めのモチーフを押し付けられていました。(笑)

未奈のブログの方でもマユカ先生が解説されていますが、複雑な形と様々な質感のモチーフというかなりカロリーの高いモチーフですね…

しかし、どのモチーフも手を抜かず描き込んでいるのがとてもよくわかります!直線と曲線が混じり、バランスを取ったり、遠近感を出したりするのが難しいトランペットも上手く形を取っています。また、金管楽器ならではの、しなやかな金属の輝き、緑や赤茶のように反射している部分が再現されていて、素晴らしい!実はうさぎの形どりも難しいんですよ…手足はまっすぐではなく先端にかけて膨らんでいたり、厚手の布で作られている為ぬいぐるみなのにポーズにも硬さがあったりと、自然に描くのが難しいポイントがあるんです。それを感じさせない自然さで、陰影を使い、立体感も伝わってきます!

さらに、背景は青で、テーブルが赤という補色の二つが画面を占めていますが、どちらにも絶妙な混色が効いていて色が喧嘩することなく、全体的なまとまりが生まれました。
難易度が高いモチーフをでしたが、細部までクオリティを追求したことが伝わってくる作品でした!高校生になった美月の作品も楽しみにしています!


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