浩子 / 寧々 共に中1 油彩
9月に入りましたがまだまだ暑さが収まりませんね…サヤカです。今回は中1の浩子と寧々の作品を紹介します。
浩子は仲良しのお姉ちゃんをモデルにした作品を描きました。ダイナミックな落陽を背景に少々逆光気味な人物画です。顔や手の面積が小さく、描くのに苦労していましたが、どの部分も詳細までこだわっています!海面への反射や地平線も綺麗に描かれ、鮮やかな暖色を使った夕暮れの色が特に印象的。海の青さ・洋服のウルトラマリンと対比するよう狙いましたので、マッチしています。足元に迫る白波もリアリティがあります。また、波と空の流れを直線的にするのではなく、広角レンズで撮ったように丸みを描くことでより動きを感じられる画面になりました。
寧々の作品は、こちらを凝視した視線が印象的な猫を描いたものです。この猫は寧々のお家で飼っているペットで、よくプリントやノートの上に乗って邪魔をしてくるそうです。そのエピソードを知ると、ミステリアスな猫の表情がいたずらっ子のように見えてどこか愛おしさを感じますね。飼い猫ということもあってか、柄と毛並みの再現度が素晴らしいです!複数の色を使ったり、細筆で毛並みを描いたり、愛猫をできるだけ正確に再現したいという意欲・工夫が伝わってきます。
家族との時間を切り取った2つの作品、どちらからも愛を感じますね!姉妹とペット、長い時間を共有している人にしか描けない特別な作品になりました。