モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

好きは最強

2019-11-22 14:51:25 | 学生


真彩 高1 『きさらず駅』 ペン・コピック・透明水彩

先週40度の熱が出て死の淵を彷徨いました、一平です!火曜アップ予定だった旭先生のブログが、なぜか木曜・僕のブログ当番の日にアップされていたので、気を利かせて半日遅れてアップさせました。

今回は先日行われた展覧会でも飾られていた高1の真彩の絵をご紹介します!
まず、この描き込みの量!素晴らしい熱量を感じます。展覧会でも入り口付近で皆様グッと目を惹きつけられたのではないでしょうか。
舞台は宇宙でしょうか、異世界でしょうか?よく見ていくと日本のお好み焼き屋や銭湯の煙突など下町のような場所から、服屋や銀行など現代的な場所までペン画でギッシリ描かれています。まず、この時点で物凄い密度ですね。

これに加え青色が美しい龍や何かを覗いている紫色の巨人、ガスボンベのようなものを背負った緑色の不思議な生き物。そして町の奥には何かを祝っているようなやぐらが見えます。この密度があるからこそ着色部分が映えるというシンプルでかなり強い構図です。きさらぎ駅と書かれた看板も強く主張するのではなく、さりげなく置かれていて、このリアルな現実の駅の看板のようないわゆる普通な表現がこんな異世界だからか逆にとても良く感じます!

そして着色する所としない所の差の付け方が非常に素晴らしい。大人の方でも「参考に」とジーッと見つめておられました。(自分の孫ほど歳が離れた人にも勉強させていただきますと素直に言える皆さんにも脱帽

真彩の好きが詰まった世界観は見ている人にも伝わりますね。「好き」というのはかなり強いパワーを持っていて、どんなに辛くても好きな事に救ってもらう事が僕は良くあります。それは漫画を読む事だったり、お気に入りの服を着るであったり、好きなアニメを観たりと「好き」は気を紛らわせてくれる事もあれば創作の手助けをしてくれたりもします。
なので大人の生徒さんも学生も描くのがもし辛くなってきたら、思いっきり真彩のように「好き」を爆発させてみてはどうでしょう?きっと創作意欲を掻き立てられ楽しさが上手い下手といった縛りを吹き飛ばしてくれますよ!


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