モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

物語は続く

2024-03-28 15:35:02 | 小学生 絵画

大竹です。昨日・一昨日に続き、手彩色リトグラフ第三弾、水曜クラスのご紹介です。まるで絵本の1ページかの様な作品ですが、よくよく見てみると奇妙な光景と出来事が描かれています。今回の制作では題材はくじ引きでランダムに組み合わされたものですが、着彩し仕上がった作品に更に不思議な物語を付け加えていきました。例えば2段目右の女性が二人で踊っている作品、実は奥の人は校長先生なのだそう。なぜ校長先生と?なぜ夜の橋の上で?もしかしてダンスの授業?…皆さんならどんな物語を思い浮かべますか?

着彩すると、より描かれたものが分かりやすくなりますね。下段左から2番目のお侍さんが切り捨てているのは、なんと地球!(よく見ると、断面にマントルや内核が見受けられます)そのお隣の絵は、雨の日に逆立ち?隣の犬も楽しそう。後ろには黒塗りの車が横断しており、賑やかな場面になっています。今回はアトリエの透明水彩と顔彩を貸し出し、うすーく着彩しています。(べっちゃり塗るとインクの黒が潰れてしまう&紙に穴が空いてしまう為…)また、背景と手前のもの(人物や動物)の色が被らない様に気をつけて塗っています。

また、こちらがイメージしていた色とは全然違う仕上がりになった子もいて、良い意味で予想を裏切られた作品も。下段、左・中央の作品などは、「隣にいた人は、殺人鬼だったのか!」「顔が緑だからゾンビ?」など改めて分かったりして面白かったです。物語を書いたメモも作品と一緒に持ち帰らせておりますので、是非読んでみて下さいね。前後の場面を4コマ漫画の様に描いている子もおりましたので、版画の場面の続きを知る事も出来るかも…笑

コメント
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