モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

編み物?

2015-09-29 21:17:10 | 小学生 工作

なんとアトリエ・ミオス始まって以来初の編み物カリキュラム!
今まで裁縫や刺繍、革細工は何度もやっておりますが、編み物だけは小学生クラスでやった事がなかった理由は、単に私オバラが編み物をした事がないから。単純作業の繰り返しで最後までいかないと結果が出ないのが苦痛でして…。(器用な方なので、苦手ではないのですが…)
岡本太郎の『なんだこれは?作品展』への出品締切が先週でしたので、中途半端に9月のラスト1週間空いてしまった為、何をしようか田中先生に相談したところ、「今年のハロウィン『ボールペンでタトゥーもどきボディペインティング』にあわせて何か仮装できるものを作りましょう。でも1回で完成させるとなると、ミサンガや指編み位ですかね? Hippieっぽく、頭に巻くものを作るとか?」となり、編み物の得意な磯辺先生に、牛乳パックやティッシュの空き箱を使った簡単な筒編みを教えてもらったのでした。
タトゥーから→ヒッピーとなり、なんだかそんな情報を子どもに与えるのもどうかと思いましたが、説明もそこそこに編み物週間となりました。(ちなみに『ヒッピー』の説明は、「伝統・制度などの既成の価値観に縛られた人間生活を否定することを信条とした人々。」じゃあなぁ、分かりにくいなぁ、と思っていたところ、南澤先生がいとも簡単に「つまり俺みたいな人間ね♪もうね、アトリエに来る時はこれでも精一杯ヒッピーに見えないように努力してるんだから!インドのグッズも全部処分したし!」「あぁ、変な人って事か!つまり変な格好の物を作るのね?」と、生徒達を一言で納得させていました。)
数人のオバラタイプ(絵やオリジナリティの出せる工作は上手いけど、単純作業は嫌いな)子のため息は若干聞こえてきましたが、ほとんどが夢中!「もっと長く編みたい!」「毛糸の色を変えて作りたい!」など、例え失敗してほどけてしまっても、何度もやり直して作っていました。
編み方の雑な子や途中で編目が飛んでいる子も多いのですぐ壊れたりほどけたりしそうではありますが、自慢気に見せびらかし装着して帰る様子は、モノ作りの喜びや達成感が感じられたのだと思います。
みんな意外と根気があるなと感動。こんな授業もいいものだと、改めて思いました。

これでもう女の子は、好きな男子ができてもマフラー作りは完璧ですし、男子はモテずに手編マフラーもらえなくても、自分で作ってカモフラージュできるから安心です!(お母さんに編んでもらったのを彼女作と偽る以上に虚しいチート技?)
遠くない未来に感謝される日が来るに違いないとほくそ笑むオバラでした!
コメント
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