モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

小学校受験プライベートレッスン

2015-07-09 23:35:21 | 小学校受験

年長 作品
今秋私立小学校を受験される年長さんの作品です。どちらの作品も先生と生徒さん1対1のプライベートレッスンで制作したものです。
今まで、絵画と工作の基礎をしっかりと身につけてきたからこそ、このようにお絵描きでは難しい構図にチャレンジしたり、オリジナルのアイデアを盛り込んだ工作ができるようになり、日々々の成長ぶりを実感しています。
小学校受験では、行動観察という観点がかなり重要視されています。作品の完成度が高いかどうか、できたできないの結果だけでなく、制作過程において、自分でどのように考え行動してきたかという「ものごとに取り組む意欲」がその子から汲み取られるかが重要なポイントとなってきます。

これらの作品は、与えらえた課題に対しての自分の考えがしっかりと伝わってきます。制作後の作品発表の内容をご紹介します。
左:私は将来お医者さんになりたいです。今までに2回入院したことがありますが、注射するとき怖かったので、もし私がお医者さんになったら、患者さんが怖くならないようにしたいです。その為に、私は虹色の服を着て、ベットのシーツをお花柄にして、気持ちのよい病院にしたいと思います。
中央:お母さんへのプレゼントを作りました。お母さんは、いつもお洒落な洋服を着ています。もっときれいになってほしいので、お母さんが大好きなお花と宝石がたくさんついた帽子を作りました。
右:私は、虹色の虫かごを作りました。虹色がきれいだなと思って、たくさんの昆虫が集まってくるような虫かごです。私は虫とお友達になりたいです。

どの作品も相手のことを思い、どうしたらその人が幸せな気持ちになるか考え制作しています。発表の言葉から、その子の広い視野や相手を思いやる気持ちが伝わりますね。パターン化されたものをトレーニングした作品では、このような言葉はきっと出てきません。一人一人感じ方は異なって当たり前なので、自分が感じたこと考えたことに自信をもって制作したものには、その子らしさの魅力が作品に溢れ、また言葉にも頼もしさを感じます。

これからは、今まで習った基礎を土台にして、志望校対策の応用発展の力をつけていく時期に入ります。秋本番まで、制作が楽しい!と思って当日を迎えられるよう、お子様の可能性を引き出すコミュニケーションをとりながら制作のサポートをいていきたいと思います。
伊藤 絵里
コメント
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