昨日今日と冷え込みが一段と厳しい。温暖の地なので、寒いと言っても零度前後で、北国の方に笑われるかもしれない。
昨日は連休明けで沢山患者さんが来た。それでも110名程度で、数年前に比べれば10-15%少ない。インフルエンザの流行がないせいだろうと思う。月平均の患者数は1-2%の減少で、減っている感じはしない。
毎年この時期にはいつもお世話になっている訪問看護ステーションにケーキを届けることにしている。喜んでくれるので、サンタ気分で嬉しい。贈る方が自慢しては何だが、Rは本場修業のケーキ屋でとても美味しいのだ。Rのケーキは小振りで御値段は一人前という当世風でなく、昔と同じ大きさで値段は小振りのものと同じという優れものだ。
残念ながら。我が医院の周辺は高級住宅地ではないので味と値段の割には客数は多くなさそうでせいぜい贔屓にしてやっている。毎年早々と5,6個注文するのだが、今年は間際になって予約に行ったので、いつもありがとうございますと言う親父の嬉しそうな破顔一笑に、待っていたなと思ったことだ。
この数年感じるのだが、年末の賑わいがもう一つで何処となく寂しい。21世紀もまだ十年そこそこいうのに世紀末のようで、LEDのせいか街のイルミネーションも華やかな感じがない。よく言えば節度と落着きと受け取れるのだが、昭和の賑わいを覚えている者には諦めと悲観も感じる。
自民党は昔の名前も多く、どれほど反省から生まれ変れているか疑問だが、狭量や仲違いという心の貧しさは民主ほどではない。安倍さんを大人の落着きで支えてゆくのではと、民主で懲りた国民は静かに期待しているだろう。