駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

鈴木宗男を見直す

2012年12月08日 | 人物、男

      

 鈴木宗男という人をよく知らなかった。今もよく知るわけではないが、衛星放送で本人の生の声をつぶさに聞くことが出来、揺れていた印象の焦点が合ってきた感じがする。

 この人もマスコミに悪のイメージを貼り付けられた一人だと思う。私もその影響で数年前までは、こそこそと狡賢い事をする詰まらん男だと全く評価していなかった。少しづつ鈴木宗男の事実を知るにつれ、目障りな行動をしたために、はみ出しを嫌う既得権勢力により、気に食わない奴だと叩き出された埃によって有罪実刑判決を受け服役したというのが真実に近い荒筋とわかってきた。

 教養には乏しいかも知れないが、賢く有能でその主張には弱者を見捨てず公平謙虚で首肯できるところが多いと気付いた。マスコミは胡散臭くイケメンに程遠い誇るべき学歴もない人物をこれは丁度良いとサンドバックにしてきたのだと思う。どの政治記者政治評論家が彼が辿ってきたのと同じ厳しく辛い境遇を凌いで生き延びられるだろうか。

 人間には劣情があり他人の不幸は蜜の味という側面があるのは認めるけれども、それを餌にしたりそれで全体をなぎ倒すのは、大手メディアの手法ではないと世の中の最前線を見ている者から申し上げたい。

 混迷の選挙戦の中に相も変わらず悪者仕立ての浅薄な情報が流されている、そんなことで投票先を左右されてはならないと思う。怪しげな世論調査など参考にしないほうがいい。先ず手始めに鈴木宗男の主張と人物を調べてみると良いかもしれない。気付かなかった物と事が見えてくるだろう。

コメント (2)
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