駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

旨さの違いが判るとは

2020年12月14日 | 旨い物
      

 月に一度友人との集いで料理を作る。年寄りなのに肉好きが多いため四回に一回くらい牛肉を使う。頑張って黒毛和牛の細切れや切り落としを使うこともあるがオーストラリア産を使うこともある。値段が倍以上違う。そして肝心の味なのだが矢張り和牛の方が旨いように思う。プロではないので正確なところは分からないが、脂の味が違うのでないかと思う。脂そのものの味か、脂の混じり具合のせいかよくわからないが、肉そのものの味が出やすい炒める料理では差が出やすい。カレーやシチュ-なのど煮込み料理では余り差がわからない。ステーキは値が張るのでまだ出したことがないが、オーストラリア産でもうまく焼いて味付けを工夫すれば美味しく食べられそうな気がする。
 和牛と輸入牛肉は目隠しして食べても九割方当てることができると思う。ただ、米国産の牛肉にはそこそこ脂身が混じったものも出ているので和牛に負けない食味のものもありそうだ。
 果たして和牛と外国産肉で脂身そのものや肉そのものの味がどの程度異なるものか、科学的なデータはあるのだろうか。異なるとして、それが食味にどの程度関係しているか知りたい。
 これは私の持論なのだが、目隠(事前情報なく)して違いが判らなければ、本当に差があるとは認められない。大間のマグロを目隠しして当てられる人がどれくらいいるだろう。関サバは明らかに違うので認めている
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする