駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

金田一さんが喝破

2020年12月10日 | 政治経済
           

 菅義偉首相は抽象的なフレーズを繰り返す場面が目立つ。具体性を著しく欠いた国のトップの説明は、日本語の専門家にはどう映っているのだろうか。国語学者の金田一秀穂さんは「本来的な意味での『姑息』(こそく)」と指摘し、政権が打ち出す政策にも相通ずるものがあるとみている。 
 秀穂さんよく言ってくれました。
 安倍さんよりは敵愾心が少ないかなあと思っていたら、陰険冷酷さが加わってどうも微かに暗愚の気配もあり、「姑息」だと喝破された。
 七十五歳以上の医療費負担二割は年収170万円以上、これは厳しすぎる。公明党の山口代表が頑張り200万円になったが、まだ厳しいと思う。
 これだけ低所得者高齢者に厳しくしておいて、百兆円を超える国債を発行して国土強靭化防衛計画を打ち出した。それは勿論重要で必要なことだが順番が違うのではないか、十分国民に説明されているとは感じない。
 一回言い出したら何としてもやる人と言われている。事と次第では立派なことかもしれないが、総合的俯瞰的視野を欠いていたら、一生功成らず万骨枯るになる恐れがある。「姑息だ」だけでは済まない。金田一先生にはどうすればよいかもご教示願いたい。
コメント
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