駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

バイデンの布陣に期待

2020年12月11日 | 世界
         

 バイデン次期大統領の閣僚人事が伝わってくる。細かい情報は知らないが多様な人材が起用される模様だ。女性が占める広報官、黒人の国務大臣そして中国大使にはブティジェッジ氏の名前が挙がっている。力強さには多少欠けるかもしれないが、採用範囲の広さとバランスは素晴らしいのでないかと思う。何よりも新鮮で、活躍を期待している。
 いつまでも敗北を認めないトランプは異常だが、彼には熱烈で根強いファンが居る。ファンは贔屓の引き倒しで事実なんてどうでもよく、トランプの勝利がだまし取られたと叫ぶ狂信というか妄想に脳が痺れてしまっているようだ。普通に考えれば不正が仮に多少あったとしてもトランプ陣営の方が多いはず?で、思い込みだけの提訴で引継ぎが上手くゆかないとしたら、トランプの咎は大きい。
 評論家に今更アメリカの分断が大きく亀裂が深いと言われても、露わになっただけで以前からあったものではないかと素人は偉そうなことを言いたくなる。違いは今までの大統領はその分断亀裂を広げないように注意を払ったのにトランプはミーファーストで押し広げた。気が付けばその影響か、分断亀裂は世界で露わになっている。日本も例外ではない。新型コロナ蔓延が重なり、英知を結集しなければこの難題を乗り越えるのは難しいと思われる。
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