駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

謎の都、大阪

2019年03月11日 | 

    

 

 首都と言えば東京、杜の都は仙台 単に都と言えば京都なのだが、私に謎の都なのが大阪だ。どのくらいの人が私と同じような感想を持たれているか分からないが、食道楽はなるほどと思ってももう一つその笑いには馴染みにくい。えげつないと言うと言い過ぎかもしれないが、もう一つしっくりとこない感じがしている。それが京都神戸となるとまあ理解できる感じがして腑に落ちるから、私の感覚がずれているのかもしれない。

 この馴染まない感じは維新の会に端的に現れている。不思議な辞職をして知事市長入れ替え立候補のダブルクロス選挙はどうもえげつない感じがしてしまう。勿論、二重行政の不合理は問題だが、なぜ今辞職する形でと思ってしまう。自民党が担ごうとした辰巳琢朗さん、この人には大阪の人の感じが薄い。出れば勝てたと思うのだが断られた。大坂愛は人後に落ちなくても、もう一つ大阪人ではなかったのだろうか。

 大阪と聞いて各分野に思い浮かぶ才能あふれる人は枚挙に暇がない。全てを束ねて謎などと言うこと自体が、無茶で行き過ぎたことなのだが、辞職してダブルクロスで選挙をやらかすのをちょっと大阪的と感じて謎などと書いてしまった。

 歴史的に見れば大阪のずれ、意識されない屈折?は大阪の陣辺りから来ているのかもしれない。

 大阪の人はこれを読んで気を悪くされたかもしれない、小野十三郎や開高健のファンですと申し訳をしておこう。

コメント (2)
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