今朝は歩道は濡れていたが透き通った青空が見え、久しぶりに秋らしい空気を感じることができた。
先日のプライムニュースに山口二郎、松井孝治 中北 浩爾という錚々たる政治学者が出演され17衆議院選挙結果の評価解析をされていた。これだけの学者にして、番組の性格もあるだろうが、右や左とか保守とリベラルの言葉遣いがあいまいというかはっきりしていないと感じた。
言葉というものは生き物だから時代や状況によって意味合いが変化することがあるのは当然としても、政治の理解に極めて重要な右左、保守リベラルの意味する内容がもう一つはっきりしない。これでは中々議論は深まらない。
勿論、政治学の論文や教科書ではきちんとした定義や説明がなされているのだろうが、そうしたものを読むのは学生を入れても10万人程度?だろう。つまり日本人の大部分に無縁なところで、微に入り細を穿っても世の中には通じない。何とかして、性急に短絡して理解しがちな一般大衆に、こうした言葉の背景と広がり深みを分かりやすく提示していただけたらと思った。
諸外国での使われ方に詳しくはないが、右左保守リベラルと表現するだけでなくもう少し背景にも言及がなされているのではないか?。
もう一つ物足りなく感じたのは、与野党対立や野党対立の分析理解に、手法の違いをあまり指摘されなかったことだ。おそらく差し障りがあるからお触れにならなかったのだろうが、目的を達する手法方法の違いからくる対立があるということも、もう少しはっきり指摘して欲しかった。
反町氏の枝野さんの保守リベラルって何でしょうねに反町氏の立ち位置理解が端的に表れていると感じたが、そのあたりの理解も右左保守リベラルの意味内容を解きほぐすことで理解が進むのではないかと愚考する。