駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

鈍感力と淡々心

2017年07月09日 | スポーツ

           

 今年もウインブルドンの季節が巡ってきた。残念ながら、あっという間に日本勢がいなくなった。錦織も三回線で敗退してしまった。錦織には悪いが、あまり期待していなかったので、多少がっかりしたがこんな所かとも感じた。負けた方がリタイヤよりはいい。

 スポーツでは心技体がバランス良く優れていないと王者にはなれないと言われる。世界ランキングでベストフォーまで行った錦織に、それ以上を望むのは酷かも知れないが、何とか一度は四大タイトルで優勝を期待するので、僭越ながら、日本からアドバイスを送りたい。この一年、どうも心技体の心に問題があるのが浮き彫りになってきた。外国のメディアでも非難されているようだが、イライラからラケットを壊すようでは勝てない。私などが指摘するまでもないことだろう。

 どうすれば良いか。私は何かに特に秀でている訳ではないが、勝負を観戦するのを趣味としているので気が付いていることがある。それは鈍感でいられること、淡々とした心を保てることがしばしば全力を出し切る鍵になるということだ。選手には個性があり、それぞれのプレースタイルがあるから、これしかないとは言えないが、錦織には鈍感力と淡々心が必要だと見る。

 チャンは良いコーチだが、心を伸びやかに淡々とした気持ちになれる誰かが何かが必要のように思う。

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