世にカレー好きは多い。すぐ思い浮かぶのがイチローと一昨年亡くなった安西水丸さんだ。他にも数多いカレー好きがおられると思う。
カレーにはカレーライス派とライスカレー派がいる、単なる呼称の問題のようで、そう簡単には譲れない幼児の刷り込みがある。我が家はライスカレーを食べていた。外で食べるカレーライスよりも家で食べるライスカレーの方が美味しかった。
今でも週一二回食べるのだが、その程度ではカレー好きとは言わないと、本格カレー好きから指導、否イエローカードが出るかもしれない。カレー大好き人間の応援でDancyuからライフカレーという特集が出ている。ほとんど毎年夏にカレー特集が出る、今年も出るはずだ。それだけ奥が深くファンが多いということだろう、遂には病膏肓でライフカレーとなってしまったようだ。今年もこの特集の中のレシぺを参考に自作カレーを作りたい。
はっきり言って我が街では、私のカレーと肩を並べるレベルのカレーを出す店はたった二軒しかない。それだけ私の腕がよいのか、当地のレベルが低いのかはわからない。
カレーにはスパイス中心のインド派、ココナッツミルクを使いスープ感覚の東南アジア派、玉ねぎを炒めて濃くと旨みを大切にするヨーロッパ派と蕎麦屋の流れを汲む和風派がある。どれも好きだが、自分でも作りよく食べるのはヨーロッパスタイルのものだ。本当はイギリススタイルというのが正しいらしいが、日本ではフレンチの手法が加わっているのでヨーロッパ派とした。
勿論、辛いのが好きだが二辛くらいがちょうどよく、やたらと辛いのは邪道だと思っている。辛すぎると他の味が飛んでしまう。
さてライフカレーの特集ではレモンを使うか梅干を使うか悩んでいる。Sさんのカレーは旨いなあという声が楽しみである。