駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

責任は国民に

2014年12月16日 | 小考

             

 寒い日が続き、寒さが身に凍みるが口から出そうなのは、言うまいと思えど冬の寒さかなではなく政の危うさかなだ。フライングスタートで逃げ切り、後出しじゃんけんで白紙委任を持ち出してくる。アベノミクスを問うたはずで信任を得たのはアベノミクスだけ、だけんねと椎名さんも声を上げるだろう。

 志位さんは勿論、山口さんも権力の麻酔に痺れることなくブレーキになって戴きたい。谷垣さんも殿を諫めるのが真骨頂だったはず、暴走を食い止めていただきたい。

 結局、白紙委任していないと言ってももう遅く、これから起こることには国民が責任を負うことになる。

 毎日忙しい。たかだか25%増しの患者数なのだが、正直ぎりぎりのところだ。内科診療は会話が欠かせないので早く診るといっても限界がある。、俺は午前中百人診れると豪語する皮膚科のA先生のようにはいかない。それでも看護師と協力して六十人くらいまでなら診ることが出来る。要するに着替えとか移動に掛かる時間を介助して短縮させるのだ。いつまでこうした芸当が出来るか、いつか冬の繁忙期に引退を決意することになるだろう。尤も、完全に引退ではなく午前の二時間で七、八人の患者さんを診て、今日はお終いという理想の診療を夢見てはいる。

 

 

コメント (4)
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