昨日のNHK杯は囲碁将棋共に大熱戦で面白かった。私の様な下手の横好き、ヘボザルには解説者が重要である。
将棋の解説は中村太地六段。将棋だけでなく常識のある優秀な好青年で、感じの良いわかりやすい解説をしてくれた。
佐々木勇気五段は関東の若手有望棋士で、鋭く粘り強い将棋を指す。大石直嗣六段は関西の有望株で温厚な印象だが切り込む攻め将棋で、的確な寄せに定評がある。
佐々木五段が攻め込まれてかなり不利になったのだが、凌ぎきって逆転。勝てたと思っていた大石六段は投げに投げられず、投了を告げるのに時間を要した。佐々木五段の3六飛車が光った。
碁は柳時熏九段の解説だった。柳九段は最近はもう一つの活躍だが天元位などのタイトルを保持したことのある実力者だ。手がよく見えた的確な解説と正直な感想で楽しませてくれる。ザル碁の私には解説でしかわからないのだが、秋山次郎九段が99%勝っていたところ、最後で勘違いして黄翊祖八段に負けてしまった。黄さんは土壇場まで冷静で、勝負師の面目躍如だった。
コンピュータにはこうした勝負の綾は分かるまい。
また絵を描き始めた。土曜の午後に教室に通うのは中々大変だが、暇になるのを待っていては何時のことになるか分からないので、とにかく通い始めた。