駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

ビルの街大阪、再び

2013年05月19日 | 小考

          

 内科学会生涯教育講演会で大阪に行ってきた。ビルの街がますますビルの街になっていたが、さすが新緑の候でタクシーの車窓から街路樹の緑が灰色の背景に浮かび上がって見え、コンクリの街に彩りを添えていた。

  先入観もあるだろうが、大阪の街はせわしなく潤いに乏しい感じがする。「なんだと」、「なんやて」と怒られそうだが。朝、ビルの林立するコンクリートの街を散歩をしているとBOROの「大阪で生まれた女」の歌詞が浮かんできた。大阪で生まれた女やさかい、大阪の街よう・・・。何処に生まれるかは、自分では選べない。生まれ故郷に対する思いは様々で時には複雑なものだ。大阪で生まれたら、どんなんやったろうな。

 講演会の内容はもう一つ、既に知っていることも多かった。年二回、遠くは九州北海道から東京や大阪にわざわざ6時間の講義を聞きに来るのも、大変だよな。新幹線で行き来できる私でさえ、一泊して日曜の午後七時に家に辿り着き、寄る年波かくたびれた。

 今回はイカ焼きを食べ損ねた。十年ほど前、回ってきたMRが、「イカ焼きって知ってはりますか」。と教えてくれ、大阪に来る度食べていた。たこ焼きより美味いかもしれん。

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