橋下氏が海外メディアに対し記者会見を開き、慰安婦発言の弁明を試みたが、起死回生の目論見は人間洞察力のある外国人記者に依って挫かれた。
マスメディアは詳細な報道をしていないようだが、ネットの報道を引用すれば、{韓国ケーブルテレビの記者は、「がっかりした。いままでの話の繰り返しで、何も新しい話は出なかった。マルチャンナン(言葉のいたずら)だ。欧米のマスコミから免罪符をもらうためのね」と失望を隠さなかった。会場からも「何も答えていないじゃないか」という声が上がった。
3時間にわたり、橋下氏は「日本だけが悪くない。お前たちもやってたじゃないか」「日本は強制連行してない」と持論を展開することに終始した}ということだ。
こうした報道に、一部の引用で誤報だと橋下氏は攻撃は最大の防御と反論するのだろうが、欧米記者の「言っている人が言っている人だからね」。という一刀両断の評価があるように、人間は発言の意図や裏を読むので、もはや通用しないだろう。
もっと正直な深みのある内省を込めた発言であれば、いくらか理解を得られたと思うのだが。
俺は正しいあんたは間違っているという思考法は不毛で和平を遠ざける。人を叩けば自分が浮かび上がるという人の隣に居たら、碌なことはないだろう。違いを受け入れ違いが分かるのが大人と申し上げたい。