駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

違いを述べよ

2012年09月03日 | 政治経済

    

 原発性アルドステロン症と腎血管性高血圧の違いはなんだと、臨床講義で教授に聞かれたことがあると記憶する。「えーっと二次性高血圧で・・・」。「それから」。といびられたにせよ、それは違いを理解させることによって高血圧症を少しでも分からせてやろうという教授の教育的配慮からきたものだったと推測する。

 自民党の総裁選挙が月末にあるので、総裁候補が色々取りざたされている。政治記者と議員の好物、離れたくっついたという思惑駆け引きの勢力争いが始まっているようだ。勢力争いは動物である人間の特質としても、そうした情報はほどほどにして、各候補者の主義主張の違いを報道して欲しい。外交や環境問題も大切だが、なによりも税金の使い方の違いを細かく聞いてほしい。国民はもっと税金の使われ方に目を向ける必要があると思う。税金を取られることばかりに敏感でそれがどう使われるかには無関心すぎる。報道の仕方にも問題がある。サッカーや野球の成績と同じように、各候補の予算配分項目に数値目標を入れた表を提示したらどうか。

 公務員給与を*%カットなど言わせて大きく報道すれば関心が高まる。このごろはミスコンでも脳力が大切、俺が儂がのボスコンでも脳内力を明らかにしていただきたい。

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