駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

新聞テレビを眺めて

2012年09月17日 | 町医者診言

      

 中国の反日デモで韓国の反日が霞んでしまった。何というのか日頃の世の中人生への不満が反日という名目を得て暴発した側面があるのではないか。赤信号みんなで渡れば罰せられないと自分の鬱憤を日本憎しに転化してぶちまけている。かなりの略奪もあったようだ。

 こんな事をしても、何一つ好転しない。虎の尻尾を踏んだなどと認識不十分な自民党総裁候補の論戦があったらしいが、虎ではないのがはっきりしたと思う。虎に悪い。

 原発ゼロ議論も経済界自民党から反対意見が強いようだが、いつの間にか二者択一の叩き合いに収斂してゆく、もう少し建設的な議論をして欲しい。

 新聞というのはある程度の字数があって、相当の情報量だと思うけれども、それでも内容が不足している。テレビも優れたドキュメンタリーを作る能力があるのに、原子力発電の原理を押さえた原発の解説や歴史的背景を踏まえた外交の解説が足りないと思う。優れた解説番組を作り何度でも再放送すると良い。

 知識の足りない人や理解力の不足した人にも分かるように、誰もがそれなりでいいから考えるような情報を発信することが新聞テレビの仕事にかかせないと思う。企業の宣伝費の25%を中立多様な解説番組に使用させるように、法律を改正すべきだ。利潤追求だけでは社会が病気になる。

 

 

コメント
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