玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*巣ごもり大掃除

2020年09月14日 | 捨て猫の独り言

 取り壊そうと思ったゴーヤの棚が、ぽつぽつと実をつけだした。帳尻合わせのような最後の実りを喜ぶ。柿の木は、一歳児のこぶし大の実が、景気よく身投げしている。この先私の口に入るのがあるのだろうか心もとない。サルスベリはいつの間にか全体を覆うように花が咲いている。心配無用、咲く時は咲くのだと言っている。蚊に刺されながらのミョウガの収穫は終わった。

 コロナ禍で行動範囲は縮小し、個々人の心の広がりにも悪影響を及ぼしていることはまちがいない。高齢者世帯の我が家では車は姿を消し、奥多摩渓谷あたりにドライブすることもない。このところ電車に乗って出かけることもない。この事態を打破するため今週あたりは、東大駒場にある日本民芸館を訪ねるつもりだ。夕刊の美術館・博物館案内に民芸館の記載が無いのは残念。(9・8 キキョウ、ハナトラノオ、センニンソウ)

 

 梅雨明けの頃だった。コーヒーでも飲んでゆっくりしたいときに号令が発せられた。この計画は、家人が目覚めたときには頭の中には、なかったと思われる。建具の垂直面に「カビ」が発生していることに気付いたという。すべての部屋のカビを探して雑巾で拭き取ることになった。戦線は拡大して、カバンやベルトなどの革製品にも及んだ。さらに靴箱の整理も始まった。

 猛暑が続いていた頃に「ゴキブリ」の撲滅作業が始まった。これまでの対策は新聞紙を丸めてセロテープで両端を固定した叩き棒で、滅多打ちにすることだった。最近では毒餌剤をあちこちに置いた。ゴキブリが動かなくなるスプレーを用意した。冷蔵庫を移動して積年の綿ぼこりを除去した。ゴキブリの赤ちゃん探しに精出すようになった。そして、この騒動もやっと終わりを迎えている。

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